ピンポンダッシュがバレた男の子がくすぐりでお仕置きされる話

 

ジャンル:リクエスト作品 / 公開日:2024/01/28 /

       

ある小学校の教室。
3年3組の帰りの会では、みんな早く遊びに行ったり家に帰りたくてウズウズとした様子で賑やかな声が溢れる。

「はぁ~い、みんな静かにー!」

担任は若い女の先生。
元気いっぱいの児童達を何とか静かにさせて連絡事項を伝えていく。

「ぇ~あと、このクラスかは分かりませんが、最近下校中の小学生が家にピンポンダッシュをしていると苦情が来ています。皆さんはしてないと思いますが、近隣の方の迷惑になるので絶対そんなことしてはいけませんよ!もしもそんなことしてる子を見かけたら先生に教えてくださいね~。以上!」

クラスの日直が「起立!」と元気よく掛け声を出す。
「さようなら~!」と嬉しそうな声が合唱する。

ランドセルを背負い、さてと。
放課後は特に予定も無いしのんびりと帰ろう…

教室の後ろ扉から出ようとした時、急にポンと肩を誰かに叩かれた。

「おいっ、今日は俺達と一緒に帰ろうぜ!」

気付けば肩を組まれ、振り向いてみるとクラスの中でもヤンチャな男の子3人組がいた。

みんな同学年の中では背も高くて運動神経も良い。

一部男子からの人気はあるものの、クラスの女子に対してからかったり授業中にうるさく騒いだりしており、よく先生から注意されたり叱られたりしている。

普段あまり話したことはないのに、急にどうしたのだろうかと嫌な予感に不安になる。

「大丈夫だって!ほら、早くいくぞ!」

両側から強引に腕を掴まれて、まるで連行されるかのように下駄箱に向かう。校門を出て、自分の家とは逆の方向に誘導される。

「あ、あの…家こっちじゃないんだけど」

「ん?ちょっと寄り道しようぜ!」

断れない雰囲気のまま、いつも違う見慣れない閑静な住宅街の方へと歩いていく。

一体どこに連れてかれるのだろうと不安に思っていると、

「最近俺たち、面白い遊びにハマってるんだよね~。お前もやってみたいよな?」

「ど、どんな遊び…?」

ピタッと、ある一軒家の前で立ち止まる。
指を指された表札には”山本”と書かれており、クラスの誰かの家では無さそうだ。

「なあに、簡単なゲームだよ。あの家にピンポンダッシュして全力で逃げるだけ。捕まったら…ドンマイ!ほら、お前もやってみろよ。まさか嫌だとは言わないよなぁ?」

もし断ったら…何をされるか分からない…
「やる」と言うしか他に選択肢は無かった。

見たところ家の中に人がいそうな気配は無いし、もしかしたら留守かもしれない。

門扉を通って、恐る恐るインターホンに震える指先を伸ばす。

ピンポーン、ピンポン…

意を決して鳴らしてしまった。
急いでその場から離れようとして勢いよく振り返り走ろうとしたけれど、顔に柔らかい感触がぶつかり…

「うわっ!?」

「つ~かま~えたっ!今何してたの!!」

背中にぎゅっと腕を回され、後頭部を手で押さえられて柔らかい大きな胸で顔面を圧迫される。

捕まってしまったという焦燥感と、女性のおっぱいの感触にドキドキとしてしまう。

「んんーっ!!!んんっ!!!」

「こらっ!暴れないの!ほら、家の中で話そうね」

逃げないようにぎゅっと抱き締められたまま、無理やり家の中に連れ込まれてしまう。

リビングまで歩かされると、ソファーの上にポイっと座らされ、脚の上に向き合うような形で乗られて逃げられないように押さえつけられる。

「さて、君かな?最近私の家にピンポンダッシュしてたのは!何でそんなことしたの?正直に答えなさい!」

「ち、ちがっ!!僕じゃない…!」

まだ若そうな大人の女性に顔を覗き込まれて問い詰められる。思わず謝罪の言葉よりも先に否定してしまった。

確かにさっきピンポンダッシュしたのは僕だけれど、いつもしていたのは同じクラスの人達だ…。

正直に言うべきか…でも、もし話してしまったら後でどんな仕返しをされるか不安で、怖くなって泣きそうになる。

「ふ~ん。そっかそっか。反省してないんだ?とりあえず、名前教えてくれる?君の学校と、あと保護者の方にも連絡しないとね~?」

「ぃ…や、やめて…ごめんなさい…謝りますから…」

担任の先生は普段凄く優しいけれど、くすぐりが上手でお仕置きされた児童はみんな泣いて反省するまでこちょこちょされるらしい…

どうすればいいのか分からなくなって、必死にごめんなさいをするも許してくれる気配は無かった。

「はぁ、全く…仕方ないなあ。じゃあ素直になるまでこちょこちょ拷問の刑ね。ほぉら、こちょこちょこちょ~♪」

「えっ!?ひゃっ!?やめっ、ぁぁぁっー!!ぁぁぁっきゃぁぁぁっあははははははは!!ひぃぃっだめぇぇ!!ぁぁぁっく、くひゅぐっだぃぃぃぁぁぁぁっあははははは!!」

いきなり服の中に両手を入れられ、脇腹やお腹を指先でこちょこちょもみもみとくすぐられる。

昔からくすぐりに弱く、学校でもペアの女子に服の上から軽くさわさわされるだけでもひぃひぃ身悶えてしまうほどだ。

素肌の上から大人の指先でねちねちと弱いところをくすぐられ、我慢できずに思いっきり笑い狂わされてしまう。

気づけばソファーの上に仰向けに押さえられて両脚の上に馬乗りされ、逃げられない程度に体重をかけられる。

服を胸の辺りまでめくられてお腹をこちょこちょと撫でられ、指先が脇腹からトコトコと上って腋の窪みに侵入する。

「ほらほら、腋こちょこちょこちょ~♪どう?我慢できないでしょ~?笑い死にしたくなかったら早く白状しなさい!」

「ま、待ってそこはぁぁっぎゃぁぁぁぁっー!!ぁぁぁっあはははははははは!!!ムリぃぃっぁぁぁだ、だめぇぇぇぁぁぁっあはははははははは!!!!お、お願いだからぁぁぁぁぁもうひゃめてぇぇっぁぁぁっあはははははは!!」

腕を閉じて必死にガードしようにも、腋の窪みを容赦なくこちょこちょカリカリとくすぐられて息ができないほど笑わされてしまう。

あまりのくすぐったさに目から涙が溢れ、ひぃひぃと情けなく涎を垂らして恥ずかしい顔で必死に許しを乞う。

そんな僕の表情を見逃さまいと、ニヤニヤ顔を覗き込まれてしまう。

「ん~?もうムリ?やめて欲しい?じゃあ何でも話すって約束できる?」

「きゃぁぁっぁぁぁぁっぎゃぁぁっあはっ!!ぁぁぁぁっあはははははははははは!!な、何でも話しますからぁぁっひゃめてぇぇっっぁぁぁぁっか、勘弁してぇぇっ!!!!」

必死の思いで笑い叫ぶと、ようやくくすぐっていた指先が止まる。腋の窪みにピタッと添わせるように待機させながら、優しく顔を見下ろされる。

「っはぁっ…はぁっ…ごめっ…ごめんなさぃ…」

「ごめんなさいは分かったから、とりあえず名前と…教室を教えて?言わないなら…また腋の下くちゅくちゅの刑ね」

一瞬、知らない人に名前を言っていいものかと躊躇してしまったけれど、こちょこちょの脅しには抗えず素直に自分の名前と教室を白状してしまう。

「素直に教えてくれてありがとうね。それで?どうして私の家をピンポンダッシュしてたの?最近毎日この時間にイタズラしてたのは君…じゃないよね?誰かにやらされたの?正直に答えてね?」

「…ぅっ…そ、それは…その…」

正直にあの3人組について話すべきだろうか…でも、彼らが実際にピンポンダッシュをしていたところを見たわけじゃないし…もし違ったら…

「そっか~さっき何でも話すって言ったのに答えてくれないんだ。じゃあ嘘ついたお仕置きも必要だね?」

そう言うと、着ていた制服のシャツを脱がされ、あっという間に上半身裸の無防備な格好にされてしまう。

そして、両腕を万歳させられて腕の上に乗られ、太ももで顔を挟み込むようにして押さえつけられる。

見せつけるようにして目の前で指をワキワキと動かされ…

「ひっっ!?やだっ、も、もうこちょこちょはやだぁ…」

「だ~めっ。ほぉら、こちょこちょ地獄の刑♪こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~!!!」

「ひっ!ぎゃぁぁぁぁっぁぁぁぁっあはははははははははは!!!ひゃめてぇぇぇぇっぁぁぁぁっ!!!ぁぁぁっぎゃぁぁっむりぃぃぃぃぁぁぁぁぁっぎゃぁぁっくひゅぐっだぃぃぃっぁぁぁぁぁぁっあははははははははははは!!」

ピンと伸ばされた無防備な腋の下を、器用な10本の指先が容赦なくこちょこちょカリカリと這いまわる。

あまりのくすぐったさに腰や足をバタバタと暴れさせ、思いっきり笑い狂わされてしまう。

腕を閉じたくてもしっかりと挟み込まれて逃げ出すことはできない。

普段家や学校で軽くこちょこちょされる機会はあっても、こうして押さえつけられて本気で弱いところをねちねちとくすぐられてお仕置きされるのは初めてだった。

「ほらほら、こちょこちょこちょ~♪くすぐったい?話す気になったらいつでも言ってね?言わないならこのままずーっとこちょこちょの刑だから。」

「ぎゃぁぁぁぁっぁぁぁっあはっ!!ぁぁあっあはははははははははは!!い、いぅっぁぁぁぁぁっぁぁっあははははははははははは!!ひぃぃぃっぃぃぃっぁぁぁぁぁっ!!」

口で”言います”と話しているつもりでも、壮絶なくすぐったさに妨害されてまともに喋らせてもらえない。

息をしたいのに強制的に酸素を吐き出させられ、ボロボロと泣いて本気で恐怖を感じてしまうほどのくすぐったさに悲鳴をあげる。

「ん~?まだ言わないんだ?そんなに笑っちゃってご近所の人に迷惑になるし…えいっ♪少し静かにさせてあげる」

「んっ!!?んんっー!!!!んんっ!!!!」

突然、目の前に大きな胸が迫ってきて柔らかい感触が顔を覆いつくしてしまう。

口や鼻もおっぱいで塞がれ、甘い匂いが鼻腔を通り抜ける。

「ほらほら、こちょこちょこちょ~♪反省しない悪い子は徹底的にお仕置きしてあげようね~?」

腋の下から脇腹にかけて往復するように素早くこちょこちょとくすぐられる。

くすぐりによって酸素を奪われ、呼吸も制限されてしまい段々と頭の中が真っ白になっていく……

「ぶはぁっ…はぁっ…はぁぁっ…ぁぁっ…あはははっ!!ひゃめっぇぇっぁぁっ…ぁぁぁっあはははは…!!ごめっごめんなさぃぃぃっぁぁっひゃめてぇぇっおねがいしますぁぁぁっ!」

意識を失う寸前でおっぱいから解放され、はぁはぁと数秒必死に呼吸をする。

またすぐに指先が身体に触れ、今度は首筋を包み込むようにしてこしょこしょとしつこく責められてしまう。

「ごめんなさい?本当に反省してるの?」

「きゃぁぁぁっぁぁっあはははははははっ!!は、反省してますぅぁぁぁっひゃめてぇぇっんぁぁぁぁっひぃぃっひぃぃっぁぁぁっあははははははは!!も、もう許してくださぃぃぃっぁぁぁぁぁっあははははははははは!!」

すっかりと顔は涙や涎でぐしゃぐしゃになり、ひぃひぃと笑い狂いながら必死にごめんなさいをしてしまう。

くすぐられながら、どうしてあの時彼らの誘いを断らなかったのだろうと後悔が芽生え始める…

ようやく首筋から指が離れる。

ソファーの上でぐったりと脱力して、ひぃひぃと呼吸を整える。両手はまだ万歳で押さえつけられているままだ。

「反省してるようだし、ピンポンダッシュしたことについてのお仕置きはこの辺で勘弁してあげます。」

「ぁ…ありがとう…ございます…」

「ん?まだ終わりじゃないよ?どうして私の家にピンポンダッシュなんてしたの?理由を聞いてないよね?他にも3人くらい男の子がいたけど、あれは君のお友達?」

「い、いや…えっと…その…違います……」

これで許してもらえると少し安堵していたけれど、段々と本題に切り込まれていく。

素直にありのまま全てを白状して打ち明けるべきだろうか…でも、そんなことをすれば学校や親にもバレて…あの3人にもいじめられるかもしれない…

どうすればいいのか分からなくなって、自然と目から涙が溢れてしまう。

「ぅぅっ…ぐすっ…ぅぇぇぇん!!」

「えっ…あっ…ご、ごめんごめん!私もちょっとやりすぎちゃったかな?ほら、よしよし♪大丈夫だから落ち着いて、ね?」

まるで幼い子供のように泣きじゃくってしまい、座らされて優しく背中や頭をよしよしと撫でられる。

「ほら、もう怒ってないよ~大丈夫だから」

「ぅっ…ぅぅっ…ぐすっ…ぐすっ…」

泣き止んで落ち着くまで優しく撫でられていると、段々心が落ち着いて頭も冷静になってきた。

しばらくして、ダイニングの机に移動。
椅子に座って待っていると、温かいお茶を出してくれた。

「はい、どうぞ~。」

「あ、ありがとう…ございます…」

「じゃあゆっくりでいいから、何があったのか全部話してくれるかな?」

「実は……」

たどたどしくも、ゆっくりと全てを話していく。

普段は違う道から帰っていること。
今日はたまたま、同じクラスの人に声をかけられて半ば無理やり連れてこられ、ピンポンダッシュをさせられたこと。
いつも、あの3人がこの家にイタズラをしていたこと…

自分の知っている限りの情報を、全て打ち明けると…

「なるほど、ね。そっか…分かった!話してくれてありがとうね。後は私が何とかしてあげるから、君はもう帰っていいよ!」

「え…い、いいんですか……?」

てっきりこのまま学校や親に連絡が行くと思っていたけれど、少しだけ安心した表情が浮かぶ。

「いいよ~♪でも、これから二度と知らないお家にピンポンダッシュしたらダメだよ?分かった?」

「は、はい…!本当に…すみませんでした…」

玄関までお見送りされて外に出る。
日が暮れかけた夕陽。
あの3人組は…さすがにもう帰ったようで、姿は見えなかった。

**
次の日、恐る恐る学校へ行き教室に入る。

「おはよ♪今日はいつもより遅いね、何かあったの?」

「おはよう…!いや…ちょっと寝坊しちゃって…あはは」

隣の席にいる、ペアの女子に挨拶される。
今日は何となく教室に入るのが怖くて、いつもより時間ギリギリに家を出ていた。

「ふ~ん、珍しいね。あのバカ男子3人もいないし、今日は変な日ね」

そう言えば…あの3人はまだ来ていないのかな。
鞄も無いし、どうしたのだろう…

キーンコーンカーンコーン、キーンコーン…

朝のチャイムが鳴り、しばらくして担任の先生がやって来た。

「は~い皆さんおはようございます♪今日の連絡事項ですが、1時間目は自習にします。先生少し用事があるので、2時間目が始まる頃には戻りますね~♪…」

自習と聞いて、みんなニヤニヤと楽しそうな表情。
その一方で、僕は昨日の一件が話に出るのではないかと内心ドキドキとしていたが、先生の口から何も無かった。

しかし、全体への話が終わってから先生がこっそりと僕の席に駆け寄る。

耳元で小さく囁くようにして、
「この後話があるから、私と一緒に来なさい。」と言われて頭が真っ白になる…

先生と一緒に廊下を歩き、職員室の中に入る。
他の先生達にもチラチラ見られ、緊張感が漂う…

奥に奥にと歩いていくと、上に”懲罰室”と書かれた扉が見えた。「あ、あの…先生…?」

「大丈夫、話は聞きました。ほら、入って?」

先生に促されて恐る恐る部屋に入ると…

「なっ…えっ…!?」

目を疑うような、予想外の光景に絶句する。
天井から伸びた鎖によって両手を万歳した状態で横並びに拘束された3人組の男子たち。

みんな全裸にされて両足首も縛られ、口枷を付けられて心の底から脅えて涙目になっていた。

“んんっー!!んんっ!!!!!”

まるで助けを求めるかのようなくぐもった声…

「うるさい。静かにしていなさいと言いましたよね?」

氷のように冷たい声…それが先生の発した声だと気付くのに少し時間を要した。

「君はここに座りなさい。」

「は…はぃ……」

椅子に座らされ、手足をガチャリと拘束される。
一体何をされるのだろう…

「昨日の放課後、学校の近所に住んでいる方から連絡がありました。ピンポンダッシュの犯人が分かったと。普段は君たち3人が実行していたけど、昨日に限っては他の子を巻き込んでピンポンダッシュさせた。それであってるかしら?」

先生に見つめられ、無言のまま必死に首を縦に振って肯定する。

「だけどね、この3人に聞いてもみんな『違う』『やってない』って言うの。だからさっきまで、かる~く拷問したら全員ピンポンダッシュしたことは認めたんだけど、昨日君に指示を出した主犯に関しては誰も口を割ろうとしないの。だから、君の口から話してくれるかな?誰に言われてやったの?正直に話してくれたら…”お仕置き”は勘弁してあげます」

ふと3人の顔を見る。
みんな必死に、泣きながら目で『言わないで』と懇願しているように見えた。だけど、それ以上に…先生から顔を覗き込まれると、自然と口から『主犯』の名を漏らしてしまった。

「素直に話せてえらいぞ~♪でもね、これは連帯責任です。君は今から、先生がお仕置きしてる様子をよ~く見てなさい。もし目を瞑ったり反らしたら許しません。…返事は?」

「ひっ…!!は、はいっ…!!」

先生はまず、右端に吊るされた男の子の背後にまわる。
そ~っと後ろから指を腋の下へと近づけて…

「こちょこちょこちょこちょこちょこちょ~♪」

“んぐっ!!!!?んんっっーー!!!!んんっ!!”

グッと身体に電流が走ったかのように硬直し、クネクネと身体をひねり声にならない声で鳴き始める。

腋の下から脇腹を高速でこちょこちょとくすぐる先生の指先は、凶器のように鋭く身体を[[rb:嬲 > なぶ]]る。

「ほらほらぁ、こちょこちょこちょ~!!反省しなさい?」

まるで猟奇的なまでに容赦なく、愉しそうにねちねちとくすぐっている先生を、見ているだけでガタガタと手足が震える。

隣でくすぐられている様子を真ん中に吊られている『主犯』がチラリと横目に収め、ぎゅっと目を閉じてている。

左端に吊られた男の子も自分もあんな目に遭うのだと考えているのか、魂が抜けたようにうつむいている。

大体10分くらい。
最後、断末魔のようなくぐもった叫びをあげてガタガタと身体を痙攣させると、だらりと頭を脱力させて動かなくなってしまった。ジョボジョボと、失禁したようで床に水溜まりを作っていた。

「チッ。汚ねえな…後で躾だな。さて、次。君の番だよ?」

まるで…処刑だ。
目の前で人がくすぐり処刑されている姿を目に焼き付けられていく。

先生は、左端にいる男の子へと移動して、今度は腋や脇腹のツボを揉み込むようなくすぐり方で追い詰めていく。

半ば白眼を剥いて、ギチギチと鎖を鳴らして必死に逃れようとしている身体を、指先が執拗なまでにくすぐっている。

今度は5分もかからず、あっさりと気絶させてしまった。

「さて、最後はお前だな。何か言い残したことはあるか?」

最後のひとり。真ん中で吊るされた『主犯』の男の子。
先生が口枷を外すと、溜まっていた涎がだらりと溢れ落ちていった。

『っはぁっ…や…やだっ…ごめんなさい…違う…た、助けて…いやだっ…お願い…やめっ…!!ぎゃぁぁぁぅぁっっ__ぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっあはははははははははははは!!!!!ぎゃぁぁぁぁぁぁぁっいやひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!ぁぁぁぁぁぁっあははは!!!ひぃぃぁぁぁぁぁぁっぎゃぁぁぁぅぁぁぁぁぁぁっ!!』

「悪い子ね。二度と愚かな行為をできなくなるまで、徹底的にお仕置きしてあげる。しっかり反省しなさい?」

首筋、腋の下、脇腹、お腹、おへそ、太もも。
それに、見えないけれど背中やお尻、股下の付け根にまで指を這わせてこちょこちょもみもみと全身を素早くくすぐっていく。

まるで指が100本あるみたいに、次から次へと弱いところを的確にくすぐって追い詰めているように見えた。

さっきまでと違い、気絶させるようなくすぐり方ではなく、できるだけ長い時間地獄のようなくすぐったさを味あわせるような責め方だった。

イヤイヤと半狂乱になって顔を振りまわし、笑い声というよりも悲痛な恐怖の混じった声が部屋に響きわたる。

それでも、時間にして20分くらいだろうか。

ガックリと項垂れるように、気絶することを許されていた。

「さあて、そろそろ1時間目も終わるわね。…見学していてどうだった?怖い?」

先生がニヤニヤとした笑みを浮かべながらゆっくりと僕の方へと近づいてくる。

「ひっ!?こ、怖い…ごめんなさぃ…」

「ふふっ♪怖がってくれないとお仕置きにならないから、よかった。今回は通報した方に免じて許してあげるけど、君も次、悪いことしたら…先生容赦しませんからね?」

「はぃ…はぃぃ…」

耳元で囁かれ、ガクガクと首を肯定しながら返事をする。

1時間目が終わるチャイムが鳴ると、先生は僕を解放してくれた。「今日見たことは他の誰にも言わないように」と約束させられ、教室に戻ることを許される。

2時間目は、先生が何事もなかったかのように社会の授業を始めていた。だけど、あの3人組は教室には戻っていなかった。

どうやら今日は『体調が悪い』ということで早退したらしい。次の日には学校に来ていたけれど、まるでこれまでとは人が変わったように3人とも大人しくなっていた。

それから、学校の近くでピンポンダッシュをしているという通報はめっきりと無くなった。

僕の方も、あれ以降は問題になるような行動は何もせず、いっそうのこと真面目に振る舞うようになった。

悪いことをすればどうなるのか、
今でも身を持って恐怖と共に覚えている__。

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