笑い如来の巫女__調楽

ジャンル:百物語 / 公開日:2024/01/21 / 販売価格:1000円
お姉ちゃんの一言で、時が止まる。
__「それってさあ、私のうしろにあるやつかな」
夜とはいえ、真夏とは思えない程の冷気。
心臓が止まりかける。
ドク、ドク、ドク。
冷や汗の垂れる背中。
人は本当に恐怖を経験したとき、何も声を出せず金縛りにあったかのように指先一つ動かせないことを知った。
最後に言葉を発したお姉ちゃんですら震えている。
その背後、見てはいけない。
だけど、目を反らすことができない。
障子の影に映る沢山の『手』
人、人、ひと…
栞も、茜さんも、凍りついたかのように声を出せない。
チリン、チリン、チリン。
…最初、このお寺に立ち入ってから感じた風鈴の音色が徐々に近付いてくる…いや、増えていくような…
人の影のようなものが、小部屋を取り囲むかのようにしてゆっくりと現れていく。
ぴと…ピと…ピト……
あの足音…誰か…誰か…!
助けを呼びたいのに、声が出ない…!
部屋の中を包む異様な恐怖。
救いとなる最後の1本、蝋燭の灯りがゆらゆらと。
心の中で、必死に念を唱える。
すると、意外にも障子の影に見えていた人らしきものがゆっくりと離れていくように思えたが__
~ふっ。
いきなり蝋燭の灯りが消え一瞬闇に包まれる。
すぐさま、四方の障子が勢い良く開いて中に複数の人影が流れ込んでくる…!
抵抗する間も無く、腕や手首をひんやりとした手によって掴まれ、うつ伏せに組伏せられてしまう。
背中に馬乗りされて頭を畳に押さえられ、両腕、両足も気付けば1本ずつしっかりと、逃げられない程度に体重をかけて取り押さえられてしまう。
「くそっ…!だ、誰だよ…!離…っひゃぅぅっ!?」
大人しくしておいた方が身のためだと、分かっていてもつい反抗的な言葉を発してしまう。
すぐさま首の後ろや側面を素手で優しくこしょこしょと撫でられ、全身の力がだらりと抜け落ちてしまう。
ちょっと撫でられただけで分かる。理解らされてしまう。
身体も心も物理的に逆らえない程のくすぐったさ。
何だろうこれは…お姉ちゃんや母のような、いや…幼馴染みのくすぐり方にも似ているような…
ハッっと首を上げて、みんなはどうなったのか状況確認。
右側で茜さんがうつ伏せに取り押さえられ、どうやら布のようなもので口を塞がれている。
周りにいるのは…全員…人…?
巫女装束を着ている…女性だろうか。
そして、薄暗い部屋の中ではよく見えないけれど、顔には独特の”お面”を付けているようだ。
「んんっーー!!んんっ!!」
くぐもった声…正面…右上の方で幼馴染みが数人に手足を押さえつけられ、口を手で塞がれているようだ。
助けに行きたい_だけど、少しでも身体に力を入れると、その力加減に合わせるかのように上から強く押さえつけられ、ピタッと、指先を首筋や腋の下に這わせて牽制される。
“抵抗しない方が身のため”だと、無言の圧力をかけられる。
「離してッ!!弟を…茜や栞ちゃんも解放しなさい!!」
お姉ちゃんの声に、ハッっと視線を左奥へと向ける。
立った状態で両脇を2人がかりで巫女に抱えられており、何とか逃げ出そうと必死の抵抗を続けている。
そのお姉ちゃんの目の前で、静かに佇んでいる巫女がいる。
何だろう…後ろ姿だけで分かる。他とは違うような、凛としたオーラを放っている。
『__貴様ら、今しがた何をしていた?』
…重い、冷たい、空気が張り裂けそうな声_
あの巫女が言葉を発した瞬間、この場にいる全員が引き締まったかのような緊張感が走る。
震えだ…押さえつけられている手も微かに震えている。
あまりの気迫に、お姉ちゃんも大人しくなっている。
それでも、喉の奥から声を絞り出すように口を開く。
「な…なにって…ひゃ…百物語をしていて……ぁっ…わ、私…橘香織です…母の…香子の親戚の方…ですか……?」
…いつも冷静なお姉ちゃんが、ここまで取り乱したかのように…恐怖の色を交ぜながら話している姿を初めて目の当たりにした。
あの巫女の表情は分からない…もしかしたら、お面を付けているのかもしれない…あの人は一体…”誰”なんだろう…
『__貴様ら、ここがどこか分かっておるのか?…まぁよい。そちは後で、私が直に相手してやろう。…さて、問題は貴様だ』
ゆっくりと、あの巫女が自分の方へと振り返る。
ガクガクと顎が震える程の威圧感。
組伏せられている顔を覗き込むかのように、膝を曲げてしゃがみ込んでいる。
チラリと見上げると、お面によって素顔は隠されていた。
『__君は昼間、本堂へと足を踏み入れたのか?』
ほんの少しだけ、優しさの含まれる声に動揺する。
1,2秒遅れて、質問の意味を考える。
「…本堂…あの仏像のある部屋には入りましたが…」
そう返事をすると、四肢を押さえている巫女の力が強まった気がした。もしかすると、入ってはいけない場所だったのだろうか…
『__男君がこの聖域に立ち入て、正気を保っておるとはな。あやつの遠縁に代わりは無いか』
驚いたような、呆れたかのような声。
何を言っているのか、内容までは理解できなかった。
まるでどこか遠い世界の言葉を聞いているような感覚。
言葉が記号として耳の中から脳へ突き抜けていく。
まさか…さっき自分が『異世界に行く方法』なんていう怪談を話してしまったから、本当に現実となってしまったのではないかと一瞬危惧してしまう。
…何かを決意したかのように、静かにあの巫女が立ち上がる。
『貴君を含め、本堂へと無断で立ち入ったことは罰せねばならぬ。さて_君はまず禊が必要だな。本堂に連れて、丁重に戒めておくように。私は後から向かおう。』
4人がかりで無理やり抱きかかえられて立たされる。
両脇をしっかりと固められ、半ば力ずくで引き摺られるようにして廊下へと出されていく…
「やめてっ!!弟を離しなさいよ!!」
「だめぇぇっ!!幼馴染みを連れていかないで!!!」
自分のか細い「助けて」という声を掻き消すかのように、お姉ちゃんと幼馴染みの声がシンクロする。
逃げたくても、抵抗したくても巫女達の力は自分よりもずっと強くて、それに…誰かの記憶がシンクロするような気がして…ガタガタという身体の震えを止めることはできなかった。
**
「殺す…!弟に何かしてみろ…全員容赦しないからな…!」
部屋に残された3人のうち、橘香織だけは威勢良く弟を連れ去るよう命を下した巫女に強気な態度を取っていた。
“貴様、沙夜様に向かって何て口の聞き方を…!”
彼女の両腕を左右から強く固めている巫女がたまらず注意する。
『__若いのう。頭も悪い上に、躾もなってないと見える。少しお灸を据えてやろうか、”小娘”。』
お面を付けたまま、何か合図をするように首を少し右に振る。このお寺において、主である沙夜の意向は絶対だ。
その意思を汲み取ったように、強く固定していた香織の両腕を解放する。
「…何のつもり?」
『弟を助けたいのであろう?我の横を通り過ぎるがよい。…できるものならな。』
チラリ、と香織は左奥で倒れている茜、左で座った形で取り押さえられている栞を見る。
『どうした?指先が震えているぞ小娘。怖いのであれば、今すぐ土下座すれば許してやらんことも__』
沙夜が喋っている隙、一瞬の油断をついて全力で脇を駆け抜けたはずだった。
「_はっ!?なっ、痛っ!!」
目の前で何が起きたのか頭が混乱している。
さっきまで立って、走っていたのに、気が付けば一瞬にして制圧されうつ伏せに組伏せられ、片腕を極められている。
_合気道だ…幼い頃、何度も何度も師範に投げ飛ばされていた記憶が蘇る。
『_合気道を”嗜んで”冷静沈着と聞いていたが、頭に血が上って所詮この程度か。”拷問師”になるのは止めておいた方がよかろうぞ?』
「ぐっ…なんで知って…余計な…お世話よ…!!」
首の後ろを片膝で制され、腕を極められている状態では抵抗できないことは身に沁みて分かっていた。
自分よりも格上の存在に、どう足掻いても勝てないという絶望感と、弟が無事であるかという焦燥感。
それに、母のようなくすぐり拷問師となるためここまで研鑽を積み重ねてきた自分の自信を容易くへし折られ、恐怖がじわじわと再燃して身を包み込んでいく。
『愚かな小娘だこと。言葉で通じぬのなら、仕方あるまいな。』
沙夜はゆっくりと、無防備に晒された腋の窪みに指を近付け、ほんの少しさわさわと衣服越しに触る。
「…あぁぁっ!?ぎゃひっ!?っぁぁぁぁっ!!」
薄いシャツの袖口から指先を侵入させ、直に少し汗ばんだ腋の下を軽く撫でる。
まだくすぐっている動作とは程遠いのに、大袈裟なくらいに絶叫し、全身をビクビクと硬直させる香織。
くすぐりへの耐性は、同年代の女子や男子よりも強いと自負していた彼女ですら、熟練した技術を持つ沙夜の指先には敵わない。敵うはずもない。
“大人”が”子供”と戯れているかのように、優しく腋の下をじわじわと撫で上げ、鍛えられた背中や脇腹をすーっと人差し指でなぞり上げる。
「んぁぁぁっ!?いやぁぁっ!いやっ!ひゃめっ!!んぁぁぁっ!!やめでぇぇぇんぁぁぁぁっ!!」
『最初の威勢はどうした?小娘。やはり、この程度では話にならないな。小奴は”獄の間”へ連れ、きつく縛っておけ。私が後でじっくりと拷問_躾をしてやろう。』
“はい。承知いたしました、沙夜様。”
傍に控えていた巫女2人が、ピクピクと力が抜けて半ば放心した表情の香織を立ち上がらせ、どこかへと連れ去っていく。
『さて_残りは”調教師”の子らか。其奴は先ほどから寝ておるのか?』
うつ伏せに組伏せられたまま、ピクリとも動かない茜の元へと沙夜が移動する。
「あ、あかねぇね…やめて!!」
倒れている姉の身を案じて震えながら声をかける栞。
沙夜はその声に、すぐ反応を見せることはなかった。
『どうやら気絶しているようだ。妹や仲間がいるというのに、腑抜けた姉を持って憐れなこと。_この部屋を使ってよい。2人がかりで”調教”して自覚させてやろう。…残りはそなたのみだが、名は何と言う?』
沙夜は最後の一人、座らされて取り押さえられている女の子に声をかける。
「…栞です…椎名…栞…あ、あの!!ごめんなさい!!百物語したいって言い出したのは私です!それで…香織さんにも伝えて…もしそれで悪いことをしてしまったのなら謝ります!私が責任を取ります…!だから幼馴染みを…みんなに酷いことしないで…」
半泣きになり、身体を震わせて涙をこらえながらも、じっとお面越しに沙夜の眼を見つめて訴える。
『_____。』
それを聞いて沙夜は、静かに右手を差し伸ばす。
「ひっ!?」っと、その動作に短い悲鳴を上げて何かされるのではという恐怖から目をぎゅっと閉じている栞の頭へと優しく手のひらを乗せ、よしよしと撫で始める。
『はぅっ……えっ…あれっ……』
『良い子だ。素直で健気で、肝も据わっておる。あの拷問師の”娘”にも見倣って欲しいものだな。…まぁよい。幼馴染みを助けたいと、そう申したな?その覚悟はできておるか?』
「はい…!わ、私が代わりに罰を受けますから_」
『それはならん。彼には禊を行う必要があるのでな。その後解放してやるかどうかは、ソナタ次第となるであろうな。…この者は本堂へ連れていけ。私が戻るまでの間、じっくりと”調教”をしながら禊の様を見せつけてやろう。』
両脇を抱えて優しく立ち上がらせ、巫女達は本堂の方へと栞を連れていく。
それを見送る沙夜の後方では、巫女2人が黙々と気絶している茜の衣服を全て脱がし、用意していた縄で手足を縛り始める。
脇を晒すような形で両手首を縛り、下半身では脚を開いたM字開脚の体勢で縛り上げている。
「んんっ……ん……」
未だに気絶しているが、もう少しで目を覚ます気配。
『”姉”の方は任せる。好きにせよ。私はあの小娘を躾してやらねばな。』
部屋に残った巫女2人と茜を一瞥し、沙夜は香織の元へと向かった。
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香織への躾と拷問(fff/f)
両脇を抱えられ、力ずくで強引に引き摺られるようにして廊下の奥へと歩かされる。
「ぐっ…離しなさいよ!こんなことして…ひゃぁっっ!?」
“静かに歩きなさい”
“呆れたこと。まだ自分の立場が分かっていないようね”
少しでも反抗する素振りを見せようものなら、すかさず両側にいる巫女が脇腹のくすぐったいツボをさわさわと刺激して脅しをかける。
(弟や…他のみんなを私が助けないといけないのに…)
幼い頃から母に叩き込まれてきた、将来国を背負う”くすぐり拷問師”になるという強い責任感と使命感。
それが仇となり、こうして捕まっている今も普段の冷静さを取り戻せないでいる。
隠し扉__薄暗い地下へと続いていく階段をゆっくりと歩かされる。
なぜ、お寺にこんな場所があるのだろう…ここは一体……
階段を下りきって、板張りの通路を進んでいくと、鉄格子のある部屋が見えてきた。
「ひっ…!?」
これから自分は何をされるのだろう…まさかここで…死ぬまで監禁されるのだろうか…
徐々に不安と恐怖が高まり、最初の強気な威勢はすっかりと失って小鹿のようにガタガタと足が震えてしまう。
地下の部屋、中央には厳めしい革製の拘束台。
片田舎にあるようなお寺には似つかわしくないものだ。
巫女の1人に、後ろから手早く羽交い締めにされる。
「ぁっ…やめっ…やめてくださぃ…いやっ…許して…」
“今さら反省したフリをしても遅いですよ?”
“服を脱がせるから、大人しくしていなさいね?”
力ずくで押さえつけながら、上に着ていた薄いシャツとブラジャーを剥ぎ取られる。
抵抗することも許されず、あっという間に下半身も下着まで剥ぎ取られてしまい、全裸の恥ずかしい姿になる。
そのまま台へと無理やり寝かされ、両手は万歳の状態で厳重にベルトで固定されていく。
肘や脚、膝、足首まで徐々に拘束され身体の自由を奪われる。
足の指は1本ずつ紐で固定され閉じれないように。
この感覚…知っている……
昔、家の地下にあるお仕置き部屋で母にこうやって拘束されてお仕置きされた記憶…
それに、高校生になってから土日に参加している”くすぐり拷問師”になるための研修でも、似たような実習を見たり経験したことがある…
この巫女達は何者なのだろう…
「あ…あの…んぐっ!?んんっー!!」
口を開き質問しようとした時、口枷を付けられて黙らされてしまう。発言する権利すら与えられない絶望感。
“静かにしなさい。もうじき沙夜様がお見えになります”
静寂に包まれた地下の筈なのに、恐怖でバクバクと高鳴る心臓の音がうるさく響く。
遠くから、段々足音が近づいてくる気配。
離れていても感じる威圧感__あの女だ。
自分の得意とする合気道で呆気なく組伏せられ、ほんの少しくすぐられただけで容易く敗北を自覚させられた…
トラウマになりそうなさっきの記憶がよぎると共に、早くここを何とか脱け出して弟を助けに行かなければいけないと気を奮い立たせる。
**
『__気分はどうだ?小娘。全裸に剥かれて拘束され?気分は?怖いか?』
「んぐっ…んんっ…!!」
口枷を嵌められ、返事をすることも許されない。
気丈にも眼で反抗する姿を、上から沙夜に見下ろされる。
相変わらずお面を付けており素顔は分からない。
それがまた、一段と恐怖を増幅させていった。
『この期に及んでまだそんな眼をするとはな。あの娘に比べて愚かなことよ。…ところで、お主は地獄を信じるか?』
「……っ……?」
沙夜と、足元に立つ2人の巫女は何やらボトルを手元に用意する。そして、胸元から脇腹にかけてたらりとぬるぬるの液体を垂らし、左右の足指も同様に液体を垂らされて足の裏にまんべんなく塗り込まれていく。
「っっぐっ…ぅぅんっ!!?んんっ!!」
『くすぐったいであろう?我が寺に代々伝わるオイルでな、ほんの少し垂らすだけでも皮膚の感覚が倍増する。これを全身に塗り込んでくすぐったら…』
首筋から腋の下、胸や脇腹、お腹。
太ももや脚の付け根といった際どいところにも、丹念にねちねちと余すところなくオイルを塗り込まれていく。
段々身体が火照るような感じがして、ゾクゾクとした震えが止まらない…空気が触れているだけでもくすぐったく感じて、腹筋に力を入れて必死に我慢する。
『__準備が整った。どうやらまだ反省の色が見えぬようだな。ならばしばらく”地獄”のようなくすぐったさをたっぷりと経験させてやろう。ほぉら、こちょこちょこちょ』
「んんんっ!?!んぅっ!!んっ…!!んぁぁぁっんっぁぁぁぁんんっ!!!?んんっーー!!!!!」
必死に我慢してピクピクと震えるお腹を、わしゃわしゃと撫でられる。そして、指先は脇腹をさらりと撫でたかと思うと、腋の窪みへと駆け上り一気に指を速めてこちょこちょとくすぐり尽くす。
足の裏でも、巫女達がぬるぬるになった土踏まずを指先で容赦なくガリガリと引っ掻くようにしてくすぐり始める。
不意に襲いかかってきた容赦の無い本気のくすぐりに、早くも目から涙がじんわりと流れ落ちる。
口枷の隙間から声にならない”やめて”と”ごめんなさい”、”許してください”が何度も何度も漏れ落ちる。
『ほぉら、どうした?まだ手加減してやってるというのに、もう限界か?少し本気でくすぐってやろう』
「んぁぁぁっ!?んんっー!!!ぁぁぁぁぁっ!!んぁぁぁぁっんんっ!!!!____ぁぁっ!!!!」
沙夜の指先が脇腹のくすぐったいツボにセットされる。
普段から鍛えており、無駄な脂肪の無いお腹を親指で押さえながら、残り4本の指で横腹をグニグニと程よい力加減で揉み込むようにして刺激する。
足の裏を責める巫女達は、いつの間にかブラシを手に取っており、オイルでぬるぬるになっている足裏を容赦なくゴシゴシと磨くようにしてくすぐっていく。
想像を絶するようなくすぐったさに、身体が悲鳴を上げて手足の拘束がギチギチと音を立てている。
半ば白眼を剥いて、口枷の端からだらだらと涎が垂れ落ちて、声にならない悲痛な”音”が地下室に響きわたる。
(くすぐったいくすぐったい…!!死ぬ…死んじゃう……)
一切抵抗できない状況で、凄絶なくすぐったさを与えられ続けて本気で死を覚悟してしまう…ぼんやりと走馬灯すら見え始める程だ。
強制的に休むことなく肺の中にある酸素を吐き出させ笑い狂わされていく。
身体が蒸気して、汗とオイルが混ざりあいぐちゅぐちゅと厭らしい音を立てながらくすぐり続けていく。
普段、家庭や学校では人を”くすぐる”立場にある香織。
まさか自分が拘束されてくすぐられる立場になるとは、夢にも考えていなかった。
…幼い頃、お仕置き部屋で確か母に拘束されてくすぐられたこともあっただろうか……
昔の思い出。記憶。
酸欠でぼーっとする頭の中で、白い靄と共に浮かび消える。
涙と共に堕ちていく__
「___っぁっ!!はぁっ…はぁっ…はぁっ…げほっ、ごほっ、っはぁっ…ひっ……っはぁっ……!!」
『気絶して逃げられるとでも思ったか?』
後1秒でもくすぐられていたら、間違いなく気を失っていた。そう簡単に逃がしてくれるほど、現実は甘くはない。
口枷を外され、はぁはぁと必死に呼吸を整えている顔を静かに佇むかのような沙夜に見下ろされる。
くすぐったさと恐怖で、艶やかに濡れた肢体をガタガタと震わせている。
「や…やめて…お願い…も、もう許して…ごめんなさぃ…誰か…助けて…ママ……!!」
『可哀想に。気が動転しておるのか?私は貴様のママではない。その歳にもなって助けを求めるとは、まだ赤子だな_小娘。』
“クスクス”、と足元にいる巫女達にまで笑われてしまい、恥ずかしくて頬が真っ赤に染まる。
姉として、くすぐり拷問師の娘としてのプライドが段々音を立てて粉々に砕け散ってゆく。
感情が胸の奥から溢れ出そうに。
それを必死に押し殺そうとするも、我慢できるほどにまだ大人ではなかった。
「ぅぅっ…うぐっ…ぅっ…ぅぇぇぇぇん!!ぅぅっ…ぐすっ…もうゆるしてぇ…ぅぅっぐすっ…ふぇぇぇん…ぅぅ…」
まるで幼い幼稚園児かのように、イヤイヤと頭を振りながら子供みたいに泣きじゃくってしまう香織。
その情けない姿に、足下にいた巫女達はやや同情的や視線を送り、沙夜は仮面の下で小さく(はぁっ…)と溜め息をつく。
『__何とも情けない小娘だな。”拷問師”の娘が、この程度で幼子のように泣いてしまうとは。弟や友人を助けたくは無いのか?』
「ぅぅっ…やらぁぁ…!た、助けたい…私がみんなを助けたい……でもお願い…も、もうくすぐったいのは…ひゃぅぅ!?」
沙夜は話を遮るように、香織の首もとにオイルを垂らして10本の指で包み込むようにしてこしょこしょと塗り込んでいく。
端から見れば、まるで猫と戯れているようにみえる。
『ならば簡単に弱音を吐くな__みっともない涙を流すな。』
「ひゃぅぁぁっあひゃっ!!ぁぁひゃらぁぁそんなこと言ったってぇぇんぁぁっひゃめてぇぇっぁぁっひゃっはは!」
爪を立てるようにして、こしょこしょと首筋を左右から包み込むかのようにしてくすぐり続ける。
余計に泣きじゃくりながら左右に首を振り、容赦なく襲いかかるくすぐったさから何とか逃れようと無駄な抵抗を試みている。
沙夜はまた、溜め息まじりにこんな提案を持ちかける。
『では選ばせてやろう小娘。”くすぐり拷問師”となる道を捨てて諦めると約束しなさい。そうすれば今すぐくすぐりは止めてあげよう。他の者も解放してやらんでもない。もし断るのであれば__死ぬよりも辛いくすぐったさを経験させてやろう』
首筋からスッっと腋の窪みに指を這わせて脅しをかける。
まだ軽く指先が腋に触れているだけなのに、香織は「ひっ…!」とくすぐったさを予感してガタガタとまた震え出す。
(私がくすぐり拷問師を諦めたら解放してもらえる……でも、何のために…この人達は何者なのだろう…)
答えに迷っていると、腋の窪みを人差し指でゆっくりカリ、カリと小さく撫でられる。
「ひゃぅっ!?」
『どうした?何を躊躇っているのだ?早く応えよ。それとも…また地獄のようなくすぐりをお望みか?』
さっき、気絶しかける前に一瞬見えた走馬灯の光景。
それに…今のやり取りで思い出したことがある…
_どうして私が、くすぐり拷問師になりたいと思ったのか。
忘れかけていた初心を思い出した気がした。
「わ…私は…諦めない…!!絶対に…くすぐり拷問師になるって決めたから…!!」
『__そうか。それが貴様の答えか?』
「な、何されたって絶対に…諦めないから…!」
香織の返答を聞いて、そっと腋の下へと待機していた指先を離す。
ぐっと身体に力を入れて、緊張していた筋肉が弛んだ瞬間_再び腋の下へと指先を這わせて容赦なくこちょこちょとくすぐり尽くしていく。
「っなっ!?っっぁぁ__ぎゃぁぁっぅぁぁぁっあはははひゃぁぁぁっぁぁっいひゃぁぁぁぁんぁぁぁっぎゃぁっあはっひゃめっっぁぁぁぁっ!!!!ぁぁぁっっあははははははははははははっ!!!ぁぁぁぁんぁぁぁっひゃめでぇぇっぁぁぁぁぁぁっじぬぅぅぁぁぁぁぁぁっいやぁぁぁぁぁっあははははははははははははははははははははははは!!!!」
『残念だな小娘。ならば一生、お望み通り地獄のくすぐったさを味あわせてやろう。…もし気が変わったのであればいつでも言うがよい。”くすぐり拷問師にならない”と誓えばすぐにでも止めてやろう。』
腋の下と、足の裏からも再び容赦の無いくすぐりが始まり香織の精神を追い詰めていく。
よく滑るヌルヌルのオイルは、男女年齢問わずどんなに我慢強い人間でも指1本で笑わせてしまうほど強力なもの。
それに加え、精鋭が集う”国家資格者”たちにも劣らない巫女2人と、彼女らを上回る程のくすぐり技術を持つ沙夜。
沙夜にとっては、まだ”子供のお遊び”程度にしか本気を出していないくすぐりも、経験の浅い高校生の香織にとっては地獄のようなくすぐったさであった。
身体中の細胞がくすぐったさを拒絶し、発狂する。
「いひゃぁぁぁぁぁっ__ぁぁっあひゃっ!!!ぁぁぁぁっいきが__ぁぁっじぬっも、もうひゃめでぇぇっぁぁぁっんぁぁぁっ!?ひゃぁぁぁんぁぁっぁぁぁぁんぁっあはっ!あひゃぁぁぁんぁぁぁっぁぁぁっぁぁ!!ひゃめっぁぁっそ、そんなとこひゃめてぇぇぇんぁぁぁぁっ!!!」
また白眼を剥き呼吸が詰まり始めた時、腋の下から指先を胸横へと移動し、指先でこしょこしょと厭らしく責め立てる。
凄絶なくすぐったさから、不意打ちで微かな快感を伴うくすぐったさを与えられ発狂したように涙や涎を撒き散らしながら許しを乞う香織。
『__その反応を見るに、胸はこれまでくすぐられてこなかったのであろう?もし望むのであれば、極上の快楽を与えながら気持ちよくさせてやろう』
沙夜は、香織の小ぶりな胸横を厭らしくこしょこしょくすぐりながら、ゆっくりと胸の周囲を散歩するかのように指を歩かせる。
足裏をくすぐっていた巫女の1人は、太ももの内側を優しく撫で上げ、脚の付け根や際どいところにまで指を這わせてソフトタッチでゾクゾクとするような快感とくすぐったさを送り続ける。
もう1人の巫女は頭上へと移動し、首筋を優しくマッサージするかのように指先で包み込んでさわさわと撫で始める。
沙夜の指先は胸の先端へと近付いていき、指の腹で乳首を優しくコリコリと撫でるように刺激する。
「ぁぁぁんぁぁっ!!!ひゃめっ、ひゃめてよぉぉあひっ!!あひゃっぁぁんぁぁぁっそんなのひゃめぇぇんぁぁぁぁひゃぁぁぁんひ、卑怯者んぁぁぁっ!!」
『_ほぅ、まだそんな軽口を叩けるほど余裕があるのか。どうやらよっぽど、快楽よりも地獄のくすぐったさが好みのようだな。』
沙夜の声がまた冷たくなり、指先が脇腹へと移動する。
「ま、まって!!や、やだっ!お願いもう許してぇいやっ!!やっ、__っっぁぁぁっぎゃぁぁぁっぁぁぁぁっあひゃぁぁぁぁぁっぁぁぁっあははははははははは!!!!ひぃぃっぁぁぁぁぁっぎゃぁぁぁっいひゃぁぁぁぁもうひゃらぁぁぁぁぁぅぁぁぁぁっあははははははははは!!!!」
オイルを追加で垂らしながら、脇腹のツボを容赦なくグニグニと揉みしだいて追い詰めていく。
太ももをくすぐっていた巫女は、鼠径部へと指を移動して指先でこちょこちょとくすぐったり、もみもみと優しく押し込むように刺激していく。
首筋をくすぐる巫女は、右手を無防備な腋の下へ、左手は首もとに残したまま素早くカリカリこちょこちょとくすぐる。
複数の箇所からそれぞれ異なる容赦の無いくすぐったさを与えられ、また発狂したような笑い声が響き渡る。
『懲りない小娘だな。なぜそこまで拷問師になる道にこだわる?”諦める”と一言答えれば、すぐにでも止めてやるのに』
並の女子高生であれば、手加減してくすぐっているとはいえとっくに気絶しているか心が折れているころだ。
香織の体力も精神も、すでに限界が近いはずなのに、一向に心が折れる気配は無かった。
「いひゃぁぁぁぁっぁぁぁっあはははは!!それだけはいやぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっぎゃぁぁぁっぁぁっあはははは!!!!やらぁぁぁぁぁんぁぁぁぁっぜったぃぃ!!絶対あきらめないからぁぁぁぁぁっぁぁぁっあははははははははははははは!!!ひぃっっんぁぁぁっ!し、死んでも諦めないぃ!!ぎゃぁぁっんぁぁっあはははは!ご、拷問師になるって決めたからぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
『__強情な小娘だな。では問いを変えよう。なぜそこまでして”拷問師”になりたいと答えるのだ?何か特別な理由があるのか?』
沙夜は激しく脇腹から指を離し、おっぱいの周りを優しくこしょこしょとくすぐり始める。
他の巫女達もそれに合わせるように、首筋や耳、太ももや脚の付け根を焦らすかのように撫でていく。
「んぁぁっひゃぁぁんっぁぁっ…っはぁっ…そ、それは……んぁぁぁっ!!んぁぁぁっんんっ!!」
甘い快楽責めに、我慢できず恥ずかしい声で喘ぎながら情けなく涎を垂らして悶え苦しむ。
ガクガクと腰が震え、まだ一度も触れられていない女のアソコはじんわりと濡れている。
『答えぬのか?ならばまた、地獄のくすぐりを与えるまでだが…』
沙夜の言葉を聞いた瞬間、みるみる顔が青ざめて全身が恐怖で分かりやすく震え始める。
“これ以上はもう我慢できない…!”と、香織のプライドが敗北を迎えた瞬間であった。
「分かりました答える!!答えますからぁぁそれだけは勘弁してぇぇっぁぁぁっおねがい!!お願いじますひゃめでぇぇぇぇっ!!!い、一回くすぐるのやめてくださぃぃっ!!」
『ならぬ。5秒以内に答えなければ_次は無いと思え。』
ゆっくりとカウントダウンを取りながら、優しくくすぐり続ける沙夜。
「んぁぁぁっ!!守りたいからぁぁ!!!弟を守りたいから!!!!悪い人たちを全員くすぐって、大事な人たちを守れるようになりたいからぁぁぁ!!!私はっ!!ぜったい諦めないからぁ!!!!!!」
ついに白状した香織の意志。
それを聞き終えると、巫女達はようやく身体に這わせていた手を止めた。
「っはぁっ…っはぁっ…んぁぁっ…はぁっ…い、言った…言ったからもう…やめてぇ………」
『何を勘違いしている?吐けば終わるとは言っておらんぞ。__しかし、お主の気持ちは分かった。”弟を守りたい”と、そう申したな?ではもし将来、その大事な弟が国家反逆者となったとしたら、どのように対処する?』
「それは…もしそうなったら…私が責任を取る覚悟はあります…それに…弟が道を踏み外さないように…私が徹底的に躾して教育しますから…どうか…もう許してぇ…」
身内が国家反逆者となればどうなるのか、幼い頃より母から弟には内緒で聞かされてきた。
そんなこと、考えたくも無い。
思考に蓋をして目を反らしてきた。
だけど、ようやく”覚悟”ができたような気がした。
香織の言葉を静かに聞いていた沙夜は、他の巫女に指示を出して竹筒のようなものを用意させる。
『__疲れたであろう。ほら、口を開けなさい。そんなに怯えなくとも、中身はただの水じゃ。』
頭上にいる巫女に顎や額を押さえられ、沙夜に軽く首筋をくすぐられながら無理やり水を飲まされる。
「んんっ!!んぐっ…んっ…ごくっ…ごくっ……」
散々くすぐられて沢山汗をかき、喉も渇いていた。
最初こそ少し警戒していたけれど、口に含むとただの水であると分かり安心したようにゴクゴクと美味しそうに水を飲んでいく。
「っぷはぁっ…げほっ、ごほっ…っはぁっ……」
『さて__休憩はもうよいな。私とゲームをしようか。簡単なゲームだ。今から私が本気でお主をくすぐってやろう。その間他の巫女には手出しさせぬ。10分の間、気絶しなければお主の勝ちでよい。全員を解放して家に帰らせてやろう。もし10分以内に気絶したら_先ほど述べたお主の覚悟は全て虚偽であったと見なし、他の者も含め全員私が”処刑”しよう。__では、始めようかの。』
拘束されている上に、弟や友人を間接的に人質に取られている以上、香織に拒否権は存在しない。
反論や質問をする暇さえ与えられず、沙夜の指先が蠢きながらゆっくりと無防備な腋の下へと近付いていく。
それを見てはいけない…!と、固く目や口を閉じて刺激に備えようとするも…スーっとほんのひと撫で。
首筋から胸の谷間を通りお臍の下までヌルヌルになった肢体を優しく撫でられた瞬間、力が脱けてしまうのだった。
「っっんぁぁぁっ!!しまっ、ぁぁぁっ__ぎゃひっ!?____っっぁぁぁぁぁっんぁぁぁぁっ!!!!?ぎゃぁぁぁぁぁぁぁんぁぁぁぁっあひゃぁぁぁっぁぁぁっあはっぁぁぁっあははははははははははは!!!!!!ぁぁぁぁぁひゃめっぁぁぁんぁぁぁぁぁぁぁっぎゃぁぁぁぁっあはっあひゃぁぁぁぁぁっぁぁぁっははははははははははははは!!!!」
脱力した瞬間、腋の下を思いっきりこちょこちょカリカリとくすぐられてしまい、我慢できず絶叫に近いような悲鳴を上げる。
容姿端麗な顔はすっかり涙や鼻水、涎でぐしゃぐしゃになり、恥ずかしい姿で情けなく口を開けて笑い狂っている。
『ほぉら、こちょこちょこちょ。__残りは9分ほど。精々頑張って耐えるがよい。』
腋の窪みを指先で細かくこちょこちょとくすぐり、時々意地悪に胸横にまで指を這わせてねちねちと責めて刺激に慣れさせない。
ヌルヌルに光る指先が首筋を包み込み、10本の指で余すとこなくこちょこちょとうごめいたかと思えば、また腋の下や胸周り、腹筋やおへそをわしゃわしゃとついばむようにしてくすぐっていく。
沙夜にとっては単なる余興。
文字通り”玩んで”いるにすぎない。
しかし、その”お遊びレベル”のくすぐりですら香織を追い詰めるのに充分であった。
『__残り8分。そろそろ限界が近いのではないか?』
「ぎゃぁぁぁぁっんぁぁぁぁぁっあひゃぁぁっやらぁぁぁぁぁっぁぁぁっこ、これぐらぃぃっぁぁぁぁぁぁっあははははははははははは!!ま、まだ耐えれるからぁぁぁぁぁぁっぎゃぁぁぁぁっあぁぁっんぁぁぁっあはははははははは!」
『ほぅ。これぐらいまだ余裕か?ならばもう少し強めてやろう。』
脇腹をこちょこちょとくすぐっていた指先が、力強くツボを刺激するかのようにブルブルと揉みこんでいく。
「__ぁがっ!!___ぁっ____ぁぁっ__がっ___ぁぁぁっ!!!!んぁぁぁぁっ___げほっ、ごほっっぁぁぁぁっぎゃぁぁぁぁっぁぁぁぁっあははははははは!!」
あまりのくすぐったさに香織の呼吸が完全に止まりかける。
命に関わるほどのキツイ責め方は、”くすぐり執行官”による”処刑”を彷彿とさせる。
(息が__息ができない__嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ…まだ…死にたくない__助けて___)
「__っぁっ!!ぁっぁぁぁぁっあはははははは!!!げほっ、ごほっ、んぁぁぁぁぁぁっ!!!!もういひゃぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっじぬぅぅぁぁぁぁっぁぁぁっあははははははははははははははは!!!!」
頭が真っ白になり、気絶してしまう寸前。
脇腹から鼠径部を揉み込むようにしてくすぐり意識を取り戻させる。
『苦しいか?後残りは__5分ほど。もし、これ以上くすぐられるのが嫌というのであれば今すぐにでも気絶させてやろう。どうする?選ばせてやろう。』
鼠径部から太もも、脚の付け根に指を這わせて素早くこしょこしょと這いまわるようのしてくすぐる沙夜。
もどかしい快感の伴うくすぐったさにより、必死に呼吸を行い酸素を取り込む程度の余裕を与えられ二択をつきつけられる。
このまま気絶して逃げることを選ぶか。
最後まで我慢する意志を貫くか。
「んぁぁぁっぁぁぁんぁぁぁっ!!!やらぁぁぁぁっぁぁぁっぎゃぁぁぁっひゃぅぁぁぁぁっ!!ま、まだぜったぃぃっぁぁぁっあ、あきらめないからぁぁぁぁぁっぁぁぁっ!!」
『__諦めの悪い子ね。そんなにくすぐられることを望んでいるとは。この先__後悔しても知らないよ?』
沙夜は香織の足下に立ち、両手に持ったブラシで容赦なく足裏をゴシゴシとくすぐり始める。
「あひゃっ!?ぎゃぁぁぁぁぁぁっ!!あひぃぃっひゃめぇぇぇぇっぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっあはははははははははははは!!!!そんなぁぁぁぁっぁぁっあははははいやぁぁぁぁぁぁっぎゃぁぁぁぁっひゃめでぇぇぇっぇぁぁぁっ!!」
久しく触られていなかった足裏へのくすぐったさに、完全に不意を突かれてひぃひぃと笑い狂う。
ブラシを置いて指先で土踏まずをガリガリと引っ掻くようにしてくすぐったり、拇指球から足指の隙間まで丹念にくすぐり尽くしていく。
『__残り2分。そろそろ諦める気になったか?』
沙夜はまた腋の下へと指を這わせ、ぐちゃぐちゃに乱れた香織の顔を見下ろしながら容赦なくくすぐり続ける。
「っぁぁぁぁぁっ__ぎゃぁぁぁぁっひゃらぁぁぁぁぁぁぁんぁぁぁぁっあははははははははははははは!!ひゃめでぇぇぇぇっぁぁぁぁぁっいやぁぁぁぁぁぁぁぁっっぁぁぁっあはははははははははははははははははは!!!!!」
沙夜の問いかけに、首をイヤイヤと横に振って拒絶する。
最後の最後まで諦めるつもりはないらしい。
『__残り1分になった。お主の覚悟は認めてやろう。だけど、これで終いだ。』
沙夜は左手で腋の下をくすぐり続けたまま、右手を厭らしく濡れたアソコに這わしてなぞり上げる。
ゆっくりと人差し指を膣中に入れ、根元まで差し込んでいく。そして、指を曲げて優しく天井をなでなでと刺激してトドメを刺す。
「んぁぁぁぁっ!?ぁぁぁぁぁっ!!!!そんなひゃめぇぇぇぇぇっぁぁぁぁぁっイクぅぅぅぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
きゅーっと中が収縮し、ガクガクと腰を暴れさせながら絶頂に達してしまう。
イッた後も全身をビクビクと痙攣させ、だらりと白眼を剥いて気絶してしまった。
散々くすぐられ続けた香織の肢体は、汗やオイルでびしょ濡れており、顔は人に見せられないほどだ。
凄絶なくすぐったさと快楽でぐちゃぐちゃになり、全てが蕩けた表情で眠りに堕ちていく___
『よく頑張ったね。ゆっくりお休み、”香織”。』
気絶した顔を慈しむように優しく撫で、初めて名前で呼ぶ沙夜。
“沙夜様、お疲れ様でございます。”
『あぁ。後の処置は任せる。私は本堂で禊の手伝いをしてくる。』
巫女から濡れたタオルを受け取り、手早く拭き取って地下を跡にする沙夜。
完全に気配が消えてから、フッっと力が脱けてリラックスした様子で香織の後処置を始めていく。
“沙夜様ってば、不器用な方ですね。もう少し優しくしてあげてもよかったのに。”
“それだけこの子に期待しているのだろうな。最後なんて、時間計ってるフリをしていたけど、本当は5分も経っていないんじゃない?”
“それもそうね。私たちも期待しておきましょうか”
香織がまだ目を覚まさぬように深い暗示をかけながら、丁寧に丁寧に。身体を綺麗に清めていくのであった。
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茜への快楽調教(ff/f)
客間にて、気絶した茜の衣服を全て剥ぎ取り縄で縛り終えた巫女2人。
上半身は両手首を背中の後ろで縛り、腋を晒すような格好。
下半身は綺麗なアソコが丸見えになるように開脚させた恥ずかしい姿になっている。
白い布で目隠しをして、仰向けで寝かせている。
1人は頭の上で腕に跨がるようにして押さえつけながら、優しくさわさわと腋の下をくすぐり、おっぱいの周囲をこしょこしょと撫でていく。
もう1人の巫女は、開かれた脚の間に座り、両手に穂先の柔らかな小筆を持ってゆっくりと割れ目や蟻の門渡りに這わせてなぞり上げていく。
「んっ…んんっ……んっ…ぁっ…あんっ…」
艶っぽい声を出して喘ぎ始める茜。
少しずつ、くすぐりを強めていくと小刻みにピクピクと身体が震え始めて声も大胆になっていく。
「っぁっ…んんっ……ぁっ…んっ…んん!?んひゃぁぁっ!?あはっ!!ぁぁっんぁぁっな、なにして…誰ぇ…!!いひゃっ…ぁぁ…そ、そんなとこひゃめてぇっ…ぁぁっ!!!」
ようやく目を覚まし、混乱したように取り乱している。
目隠しをされ手足を縛られ、まだ彼氏にも触られたことのないような女性の恥ずかしくて気持ちいいところを誰とも分からぬ相手にくすぐられ、必死に抵抗を試みる。
“本当はさっきから起きていたのでしょう?”
“ふふっ♪あなたの妹やご友人が今頃大変な目にあっているというのに、悪い子はお仕置きが必要かしら”
茜を縛っている際、微かに目を覚ましていたことなどとっくにお見通しであった。気付かぬフリをしながら、”演技”を心の中でクスクスと見物していた巫女達。
「ぁひゃっ…ごめっ…ごめんなさぃ…ぁぁっんぁぁっ!やめっ許してぇお願いだからぁぁ妹には手を出さないでぇぇ!お仕置きやらぁぁゆるひてぇぇっ!!」
姉妹共に、悪いことをしたら素直に”ごめんなさい”をするよう幼い頃から調教師の母に躾られてきた。
“お仕置き”という言葉に過剰なまでに反応し、すぐさまごめんなさいしてしまう茜。
そんな姿を見て、巫女達は手を止めるどころか益々意地悪な手つきでねちねちと弱いところをくすぐったいく。
“勝手に気絶したあげく、目が覚めても寝たフリをするなんて駄目なお姉ちゃんですね。たっぷり躾してあげましょうね”
“頭の中くすぐったいと気持ちいいしか考えられないようにしてあげます。おかしくなるまで絶対やめてあげませんよ?”
腋の窪みを優しくカリカリとくすぐっていた巫女は、胸の横をこしょこしょと愛撫して厭らしく指を這わせていく。
「ぁぁぁっんっ!?あひゃっ!ぁっんぁっひゃらぁぁっそんなとこひゃめてぇぇんぁぁぁっんらめだからぁぁぁっ!!」
同級生の女子よりも一回り大きな胸を執拗にこしょこしょとくすぐられ、時折乳首の先をコリコリと撫でられる。
ゾクゾクとするくすぐったい快感に身体が震え、情けない恥ずかしい声で喘ぎながら涎を垂らして笑い悶える。
目隠しによって視覚が制限されている分、普段よりも感度が上がって敏感になっているようだ。
茜のアソコを筆で責める巫女は、優しく執拗に、筆先でついばむキスをするかのように割れ目をこしょこしょとくすぐり、もう片方の筆は桃尻を素早くさわさわとくすぐりまわる。
「いひゃぁぁっんぁぁぁっそ、そんなとこひゃめぇぇっぁぁっは、恥ずかしいからぁぁっんぁぁっひゃめてぇぇんぁぁっお、お願いだからぁぁぁもうゆるひてぇぇんぁぁっん」
“女の子がそんなはしたない声を出して、私たちを誘っているのかしら?”
“本当ね。気持ち良さそうな声出しちゃって。本当はもっとたくさんくすぐって欲しいのよね?”
「ちがっっ!!違うからぁぁぁっんぁぁっ、な、なんでずっとえっちなとこばっかりぃぃっやらぁぁぁっおかひくなるぅぅっ!!!」
気持ちの良さそうな声で喘ぎつつも、恥ずかしさと僅かに残っていた理性から反抗するような態度を取ってしまう茜。
(くすぐったいけど…気持ちいい…もっとソコされたい…)
嬉しさと期待が混じる茜の声色。
巫女達がそれに気付かない訳はなく、もっともっと素直にさせるために躾を施す。
“そっか~。まだそうやって嘘つくんだ?”
“エッチなところは嫌?じゃあくすぐったい方が好きなのかしら?”
胸をくすぐっていた巫女は、腋の窪みへと指を移動させて容赦なくこちょこちょカリカリとくすぐり始める。
下を責める巫女も筆を置いて、足の裏を指先でカリカリと引っ掻くように素早くこちょこちょと責め立てる。
「あはっ!?ひゃっ!!ぁぁっきゃぁぁっあはっあははははははははは!!!ぁぁぁっだめぇぇぇっぁぁっそんないきなりひゃめっぁぁぁっくひゅぐっだぃぃっぁぁっずるぃぃっぁぁぁっんぁぁっぁぁっあはは!い、意地悪ぅぅっぁぁ!」
高まっていた絶頂感も吹き飛んでいくような激しいくすぐりに、我慢できずひぃひぃ笑い狂わされる。
(なにこれ…なんで…普段よりくすぐったく感じるのに…興奮しちゃうの…)
くすぐったくて堪らないのに、子宮の奥が疼くような感覚に戸惑いを覚える。目隠しされて手足を縛られ、恥ずかしい場所をねちねちとくすぐられて感度を高められ、容赦なくこちょこちょされて情けなく興奮してしまう。
普段はお姉ちゃんとして、妹や母の前で抑えていたドMな一面がゆっくりと露になっていく。
だけど、そんな恥ずかしさを必死に押し殺そうと照れ隠しのような態度を取っていることも、巫女達は全部お見通しだった。
“口ではそんなこと言ってるけど、本当はもっとして欲しいんでしょ?”
“どうしてほしいの?素直におねだりして?”
茜に優しく語りかけるような口調で、手つきだけは容赦の無い巫女達のくすぐり。
笑いすぎてヒクヒクと痙攣している脇腹を揉みほぐされ、足の裏は土踏まずをこちょこちょと執拗にくすぐられる。
どんなに力を入れて暴れようとしても、しっかりと縄で手足を拘束されて無駄な抵抗に終わる。
汗ばんだ腋の下をカリカリと撫で、首筋を優しくこしょこしょと責め立てる。
「んにゃぁぁぁっぁぁっあはっ!!あはははっ!!ほ、ほんとにもう無理ぃぃっぁぁぁっお腹くるしぃぃっぁぁぁっい、息できなぃぃっぁぁっあははははだめっ、だめぇぇっごめんなさぃぃっぁぁぁっ許してくださぃぃっぁぁぁっ!!!」
執拗に弱いところをねちねちと責め続けられ、最初の強がりな態度などあっという間に消え去ってしまう。
苦しそうにひぃひぃと笑い狂いながらも、茜の女性器はじんわりと濡れて興奮していた。
だけど、茜が自分から”おねだり”するまで決してソコに触るつもりは無い。
足裏をくすぐっていた巫女は、焦らすように脚の付け根をこしょこしょとくすぐり、お尻の際まで指先でくすぐって辱しめるように追い詰めていく。
「ぁぁぁぁんぁぁっ!!も、もうだめぇぇっおねがぃぃっ!お願いだからぁぁソコくすぐってぇぇぇっもう我慢できないからぁぁぁっんぁぁぁっぁぁっあははははは!!」
とうとう耐えきれずに懇願するようなおねだりをする茜。
“ソコってどこのことかしら?腋の下のこと?”
上半身を責める巫女が、わざとらしく腋の下へと指を這わせてこちょこちょとくすぐって質問する。
「あはっひゃぁぁっちがっ、違いますぅぅぁぁぁっ!!わ、腋の下やらぁぁっソコじゃないっっ!!」
“ソコって言われても、ハッキリ言ってくれないと分からないよ?幼稚園児じゃないんだから答えられるよね?”
“言わないならずーっと触ってあげませんよ?”
まるで猫をあやすように首筋を10本の指で優しくこしょこしょしながら、トドメとばかりに駄目押し。
巫女達の巧みな調教によって、茜の心がボロボロと崩れて甘く温かな快楽の沼へと堕ちていく。
「わ、分かりました言いますからぁぁっひゃぁぁっ!!お、おまんこくひゅぐったくしてぇぇっぁぁっさ、さっきの筆でいじめてぇぇいっぱいイカせてくださぃぃっっ!!お、おっぱいもこしょこしょしてぇぇぇっ胸の横いっぱいくひゅぐってくださぃぃぃっぁぁっあはっ!!ぁぁっ言ったぁぁっ言いましたからぁぁぁっ!!」
“ふふっ♪よく言えました。筆でいっぱいイカせてあげますね”
“おっぱいこしょこしょして欲しいなんて、エッチで恥ずかしいね?ほぉら、ここ?胸の横くすぐったいね~♪”
プライドも捨てて、妹や友人である香織のこともすっかりと頭から抜け落ちてしまったかのように、ついに自分から恥ずかしいおねだりを口に出してしまった茜。
それを聞いて、下半身を指でくすぐっていた巫女は再び両手に筆を取り、片方は既に濡れている割れ目を優しくなぞり始める。そして、もう片方の小筆でクリをゆっくりと穂先で円を描くようにしてくすぐっていく。
上半身では左右の胸横を指先でこしょこしょとくすぐっており、一気に絶頂感が高まっていく。
「ぁぁぁぁぁんぁぁっあひゃっんぁぁっんぁっ!!あんっぁぁぁっだめぇぇっぁぁぁぁっ!!イッちゃう!!!ぁぁぁぁぁっっ!!イッっイクぅぅぅぅぅっぁぁぁぁっ!!!!」
ガクガクと腰を震わせながら、勢いよくエッチな液を漏らしてしまう茜。
くすぐっていた筆先がびしょ濡れになり、巫女が着ている装束や畳にまで飛び散って汚してしまう。
“気持ちいい?もっともっとして欲しいよね?”
“あらあら、こんなに汚しちゃって。一回イッたくらいで許しませんからね?”
イッても筆でのくすぐりを止めない巫女。
片方の指でクパァとおまんこを開かせながら、筆先で執拗に執拗にヒクヒクとするソレをくすぐって離さない。
両手で胸横をくすぐっていた巫女は、片方は腋の下、もう片方は変わらずに胸や乳首を厭らしくこしょこしょさわさわとくすぐって責め続ける。
「ぁぁぁっあはっひゃめっぁぁぁっんぁぁぁっいっひゃからぁぁぁっらめぇぇっぁぁっ!!くひゅぐっだいよぉぉっぁぁぁっ壊れるぅぅっおかひくなっちゃぅぅぁぁっんぁぁっひゃらぁぁぁっも、もう勘弁してぇぇっんぁぁぁっ!!!」
快楽の余韻に浸る間も与えられず、イッたばかりの身体をねちねちとくすぐられ続ける。
腋の下やおっぱいから来るくすぐったい快感と、性器を執拗に筆先で撫でられ強制的に絶頂を迎えさせられる感覚に頭が真っ白になっておかしくなりそう…
ひぃひぃと笑い悶える顔は、目隠しから涙が垂れ、口元からは幼児みたいに止めどなく涎が垂れ落ちてしまって恥ずかしい姿になっている。
“くしゅぐったいね?もっとして欲しいよね~?”
“筆でのくすぐりって気持ちよくて癖になるでしょ?ほら、またイカせてあげる”
胸横を激しくこしょこしょとくすぐられながら、下は2本の指でクリや割れ目をねちねちとなぞられる。
一度頭の中で”くすぐったくて気持ちいい”と認識してしまったが最後。再び絶頂感が込み上げ、気持ち良さそうな断末魔を響かせながらガクガクと厭らしく腰を震わせてイッてしまう茜。
「ぁぁぁっぁひゃぁぁっんぁぁっ!!あひゃっっ!!んぁぁっんっぁぁっ!!イッひゃったからぁぁぁっんぁぁっらめぇぇぇぇんぁぁぁっやらぁぁぁっもうゆるひてぇぇんぁぁぁっくひゅぐっだぃぃっんぁぁぁっ気持ちよすぎておかひくなるぅぅぅぅっぁぁぁぁぁっ!!!!」
愛液が何度も何度も飛び散り、執拗に股の間をくすぐっていた巫女の顔にまでかかってしまう。
“こんなにイッてお漏らししちゃって。反省するまでずーっとお仕置きです♪”
びしょ濡れになった両手の筆を置いて、足の裏をこちょこちょとくすぐり始める。そして、今なおピクピクと花開く割れ目にゆっくりと舌を這わせてジュルジュルと舐めていく。
「あひゃぁぁぁっんぁぁっ!?あひっぃぃっな、なにひてっぁぁぁっやめてやめてぇぇっぁぁぁっは、恥ずかひぃからぁぁぁっんぁぁぁっぁぁぁぁっあひゃぁぁぁっあははははっらめぇぇぇぁぁぁっあひぃぃぃんぁぁぁぁぁっ!!!!」
いくら同性とはいえ、敏感な女性器を舌で舐められるのは初めての経験でありくすぐったさと気持ち良さと恥ずかしさで頭の中がぐっちゃぐちゃに染まっていく。
むしろ女性同士であるからこそ、どこをどう触られたら感じるのかを知り尽くしており、調教するのは容易いことだった。
執拗に胸横をくすぐっていた巫女は、茜の顔を横に向けさせ、ゆっくりと唇を耳元に近付けて「ふ~~っ♪」っと熱い息を耳穴に吹きかける。
両手は胸や腋の下をくすぐったまま、何度も耳に息を吹きかけて耳たぶを軽く甘噛みし、じわじわと舌が穴へと侵入していく。
「ぁぁぁぁっっんぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!あひゃぁぁぁぁっんぁぁぁっひゃめへぇぇぇっんぁぁぁっあへへっ、いひゃっんぁぁぁぁっゆるひてぇぇぇっぁぁっぁんぁぁっあひっひぃぃぃっひゃぁんぁぁっ!!!!!」
耳の穴を”じゅるじゅる”と音を立てて舌で丹念に舐めくすぐられ、脳の中を直接くすぐり犯されているような感覚に陥る。視界も塞がれて片耳も厭らしく責められながら、下では執拗におまんこを舐められて強制的にイカされてしまう。
イッた瞬間、足裏や腋をくすぐっていた指先が加速して容赦の無いくすぐりでさらに追い詰めていく。
“じゅるじゅる♪あら、またイッたの?そろそろくすぐったいのか気持ちいいのか分からなくなってきたんじゃない?”
“あーあ。また私の顔を汚したな?懲りない悪い子はお仕置きだよ♡”
執拗に舌を見る舐めていた巫女は、隆起しているクリを優しく舌で舐め上げ、「パクっ♪」と唇で甘噛みする。
「ぁぁぁぁぁっあひゃぁぁぁっぎゃぁぁっんぁぁっ!!ぁぁぁぁぁぁっんぁぁぁっあひぃぃっあへっあへっんぁぁっも、もうひゃめぇぇぇっんぁぁぁぁぁぁっぁぁぁっ!!!!」
強すぎる快感に、だらだらと涎を垂らしながら背中を反らせてビクンビクンと反応させられる茜。
舌で何度も何度もイカせながら、空いている手は鼠径部を揉み込んだり、脚の付け根やお尻まで細かくこしょこしょとくすぐっていく。
上半身をくすぐっている巫女も段々大胆になり、乳首を口に含んで舌でレロレロと転がしながら、脇腹から腋の下にかけて何度もこちょこちょと素早く往復するようにくすぐっていく。
散々くすぐられてイカされて、すっかり息も絶え絶えになって抵抗する力も残っていない様子の茜を、巫女達は優しく責め続けながらじっくりと身体や脳の奥に調教していく。
「ぁぁぁっ…あひっ…あへっ…あへへへっ…んぁぁっんんっ…ぁぁぅんっ…!!あひっあへっだめっだめぇっ…あへへへ…おかひくなる…頭へんになっちゃうからぁっ…」
“ふふっ♪もうとっくにおかしくなってるよ~?”
“くすぐったいの気持ちいいね?ほら、ちゃんと「私はこちょこちょされて気持ちよくなっちゃう変態です」って自分の口で言ってごらん?”
もうすっかりと身体のどこをくすぐられてもあへあへと涎を垂らして興奮し始める。
くすぐられることは気持ちいいこと。
くすぐられることは幸せなこと。
くすぐられるのが大好きな大好きな変態。
散々イカされて空っぽになった頭の中に、耳元から囁いてしっかりと覚え込ませていく。
「あひゃっ…あへへっ、こ、こちょこちょされるの好きぃぃ…へ、変態ですぅぅあへへっ、ぁぁっ…イッひゃぅぅ…おかひくなる…くひゅぐったいのもっとぉ…あへへっ…もっとしてぇぇ…もっとぉぉ…もっとおかひくひてぇぇ……♡」
“くすぐったいの気持ちいいね?嬉しいんだよね?”
“もうすっかり蕩けちゃって~♪でもまだやめてあげない”
畳の上でぐったりと脱力してしまい、されるがままにくすぐられて強制的に絶頂させられる。
次第に、腋の下や足の裏をこちょこちょとくすぐっているだけで嬉しそうな気持ち良さそうな恥ずかしい声で鳴きながら、ピクンピクンと小刻みに腰を揺らしてイッてしまうようになった。
「あひっ…あへへへっ…ぁぁぁんぁぁっ…も、もうひゃめてぇぇおかひくなるぅ…ぁぁっあへへっくひゅぐっだぃの気持ちいいっぁぁっもっとひてぇぇもうひゃめてぇぇ」
“もっとして欲しいのかやめてほしいのかどっち?”
“茜ちゃんはもっとして欲しいんだよね~?こちょこちょされてイッちゃうドMなんだよね?認めたらもっとしてあげる”
「み、認めるからぁぁっんぁぁっえっちなドMですぅぅぁぁっもっとしてぇぇ激しいのしてぇぇっおっぱいもくしゅぐったいのしてぇぇっんぁぁっ…お願いだからぁぁっ」
普段は年頃の女の子として、学校ではどちらかと言えば「S」なフリをしていた茜の心が完全に堕ちた。
むしろ、巫女達のくすぐりによって日頃の行いを懺悔するかのように、素直な本性を暴かれてさらけ出していく__
**
“女性が男性をくすぐって支配する”この社会において、茜のように本当は自分も”くすぐられたい”と心の底で想いながら過ごしている女の子は少なからず存在する。
しかし、小学校や中学の義務教育期間において、政府による現行の教育方針では女子がペアとなる男子をくすぐり、上手に躾ることができる技能を持った子が評価されていく。
学校の休み時間でも、教室のいたるところで男子が女子に捕まってこちょこちょとくすぐられている光景を見ることはあるが、男子がいる人前で女の子同士がくすぐり合うことはほぼ無い。
政府の調査アンケートによると、「男子の前でくすぐられることは恥ずかしい」と回答した女子児童はおよそ9割だという。
その一方で、「女の子にもくすぐられる悦びを知ってもらう」ことを推奨しており、家庭内では同性によるくすぐり遊びや躾を。学校内においても、男子禁制の”プレイルーム”や”保健室”の中で「くすぐり調教師」の資格を持つ女性に休み時間や放課後密かにくすぐられに来る女子も多い。
全身をこちょこちょとくすぐられて思いっきり笑うことで、リフレッシュ効果やストレス解消、幸福感が高まる。
“くすぐられることが好き”な女性の方が、どこをどのように触られるのがくすぐったいと感じるのかを熟知している傾向にあり、学校での成績も良く将来「調教師」の国家資格などを取得して”人にくすぐられる悦びを与えたい”と進路を考える生徒も多くいる。
茜の場合、母親が「くすぐり調教師」であり幼い頃からくすぐられて目覚めてはいた。だけど、”くすぐられるのが好き”だと態度で示す素振りは見せても、言葉でハッキリと口に出したことは無かった。
高校生となり、性にも目覚め始めていた時期。
巫女達に恥ずかしいところまでくすぐられて何度も何度も絶頂させられ、吹っ切れたように”開花”していくことになる。
**
「あへっ……あへへへっ、もっとぉこちょこちょ言ってぇぇっぁっんぁぁっもっとぉぉおかひくなるまでくひゅぐったいのひてぇ……あひっ……ひひっ……」
すっかりと身も心も蕩け切って、まるで幼稚園児のような口調でおねだりを繰り返す茜。
全身汗だくで無防備に開かれた股は愛液でぐしゃぐしゃに濡れており、小筆ですーっと撫でるだけでガクガクと痙攣してたらりとイッてしまう。
もうすっかりと抵抗したり笑う体力は無くなっているようで、首筋や腋の下、胸横をこちょこちょとくすぐってみても同じような喘ぎ声を繰り返して感じているようだ。
“ふふっ♪もうすっかり調教完了かしら”
“まだ後もう少しね。茜ちゃんには将来有望な「調教師」になってもらわないと。ねぇ、茜ちゃんは将来何になりたい?”
耳元で「こちょこちょ」囁きながらくすぐっていた巫女が、優しく茜の頭を撫でながら問いかける。
「ふぇ……わ、私も…ママみたいな調教師になる……いっぱい…いっぱいこしょこしょして…気持ちよくさせたいの……」
もうすっかりと自分がお寺にいて縛られており、身内である妹や友人のことさえ忘れかけている。
まるで家の中で、小さな子供が母親に膝枕をされて甘えたような口調で安心しきっていた。
巫女達が施したのは、茜の心を開いて素直にさせる調教。
身体と心にたっぷりと「くすぐったい快楽」を刻み込ませながら思考力を奪い、暗示をかける。
自分の気持ちに蓋をすることがないように。
善意の気持ちで人をたくさんくすぐれば、自分もたくさん人からくすぐっていじめてもらえる…
茜はこの先、女性にくすぐられながら快楽を与えられないと満足にイケない身体になるであろう。
“そっか~♪茜は調教師になりたいんだ。じゃあ約束だよ?”
「や、やくそくするぅ…だから…おねがぃ…ま、またあれやってぇ…さっきの続きしてくださぃ…思いっきり…こちょこちょしながらイカせてぇ…」
“そこまで言うなら仕方ない。ご褒美に気持ちよくイッていいよ”
耳に吐息を吹きかけながら、腋の窪みや胸横を激しくこちょこちょとくすぐり始める。
それにあわせて、割れ目を舌でぐちゅぐちゅと舐めながら鼠径部を指先でもみもみと刺激する巫女。
待ち望んでいたくすぐったさと快感に、すぐさま茜の身体がビクンビクンと震え出し、半開きの口からは止めどなく涎と気持ち良さそうな喘ぎ声が溢れ出す。
「ぁぁぁっ!!!ぁぁぁぁっんぁぁっ!!!ぁっ!!ぁぁぁぁぁっ!!またイッひゃぅぅっぁぁぁぁっっ!!!イッったぁぁぁっんぁぁぁっひゃぁぁぁぁっ…ぁぁっ…ぁんっ…ぁぁっ……ひっ……あひっ……ぁっ………ぁぁっ………」
最後の力を振り絞るかのように、絶頂を迎えた後ぐったりとしてピクリとも動かなくなってしまった茜。
巫女達はすぐさま手足を縛っていた縄をほどき、目隠しを外してみると、幸せそうな顔であへあへと気絶していた。
全てを出しきって、ぐちゃぐちゃどろどろになるまでたっぷりと”調教”を施され、目が覚めた後には記憶だけ消されて身体や脳の奥にまで刻み込まれたくすぐりの快楽と調教師への覚悟、素直な一面が現れることになる__
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本堂での禊(ffff/m)
お姉ちゃんや栞、茜さんを部屋に残したまま、4人の巫女達に半ば強引に引き摺られるような形で本堂へと連行されていく。
お盆のまだ暑い時期とはいえ、林に囲まれたお寺の夜はヒンヤリとしており、冷気が身を震えさす。
「あ、あの…ごめんなさい…ほ、本当に謝りますから許して…わ、悪いのは自分だけだから…他のみんなには手を出さないで…」
駄目元で反省した声でお願いをしてみるが、当然、聞き入れてくれる筈も無く静かに薄暗い本堂へと連れてこられる。
…恐らく、昼間に訪れた時には無かった、あの不思議な体勢の仏像前に人が寝そべることのできる木製の台が設置されていた。
本堂に入ると…何だか空気が重い。呼吸もしづらい。
何だろう…悲痛で狂楽に満ちた声が聞こえた気がした。
“手荒な真似はしたくないから、大人しく言うことを聞いて”
台の近くまで連れてこられると、後ろから1人の巫女に優しくぎゅーっと抱きしめられて耳元で囁かれる。
抱き寄せている指先が、薄いシャツの上からゆっくりと脇腹や腋の下を這うようにして動いていく。
「ひゃっ!?ぁっ…くっ…ぅっっふふっ…わ、分かりましたから…く、くすぐったいです…は、離してぇ…」
力を入れて振り払おうにも、優しい愛撫のようなくすぐりによって脱力させられてしまう。
他の巫女達は、縄や…何かのボトルを用意していた。
…拘束されてしまえば逃げられない…何とかその前に、本堂から離れないと……
今なら後ろにいる巫女1人だけが相手だ。
一瞬だけ力を振り絞って…とにかく、お寺から逃げよう…!
力を脱いて…欺くようにして油断させる。
“準備が整った。服を全部脱ぎなさい?”
後ろから抱き締めている巫女の力が緩んだ…今しかない!
「…い、いやだっ!!ひっ!?ぎゃぁぁぁっっぁぁっあははははははははは!!!!な、何でぇぇっぁぁぁぁぁっひぃぃぃっぁぁぁぁっくしゅぐっだぃぃぃっぁぁぁっやめっ、やめでぇぇぇぇっぁぁぁっぁぁぁっあははははははは!!!」
“全く…男ってどうしてこうも皆単純なのかしらね。”
“この状況で逃げ切れるとでも思ったか?愚かな子。”
“罪に罪を重ねるなんて、よっぽど厳しくお仕置きして欲しいのかしら?”
“家族や幼馴染みを置いて自分だけ逃げるつもりだった?徹底的に懲らしめてあげる。”
…作戦は失敗。完全に不意をついたつもりだった。
だけど、巫女達はそれも計算の内だと言わんばかりに一瞬でくすぐりながらうつ伏せにして取り押さえる。
両手は真っ直ぐ横に伸ばした状態で腕の上に乗られて、無防備な腋の下や首の後ろを左右からねちねちとくすぐられる。
お尻の上に馬乗りされ、脇腹をこちょこちょもみもみと容赦なくくすぐられる。
両足は揃えた状態で膝の後ろに座られて関節を押さえられ、足首を腕でロックするように固定して指先で土踏まずをカリカリこちょこちょと責められる。
いくら男とはいえ、中学1年生の体力と力では大人の巫女達に敵うはずもない。容易く押さえつけられながら全身の弱いところを執拗にくすぐられ続け、抵抗する体力をじわじわと奪われていく。
「ぁぁぁっあはははっぎゃぁぁっひゃらぁぁっぁぁぁっごめんなしゃぃぃっぁぁぁっはははははは!!ひぃぃっひゃめてぇぇぇっぁぁぁっもう逃げないからぁぁぁぁっぁぁっあはははははははは!!な、何でも言うこと聞きますからぁぁぁっぁぁぁぁぁっあはははははははははははは!!!!」
“何でも言うこと聞くんだ?じゃあ今後一切抵抗しないと約束できる?”
巫女達のくすぐっている指先が加速し、一気に酸欠になってしまいそうになる程笑い狂わされてしまう。
小学生の頃、家でお姉ちゃんと喧嘩した時にもこうやってうつ伏せに取り押さえられて泣いてごめんなさいするまでくすぐられたことがあった。
それとはまるで…比較にならないレベルのくすぐったさに、身体や脳が悲鳴を上げて警告を出す。
「ぁぁぁっじぅぅっっじぬぅぅっぁぁぁぁっ!!て、反抗じませんからぁぁぁぁぁぁっひぃぃぃぃっぁぁぁぁっぎゃぁぁぁぁぁぁっげほっ、ごほっひゃめっぁぁぁぁっおねがいだからぁぁぁぁぁっぁぁぁっひぃぃぃっぁぁぁぁぁっははははははははははははははははははは!!!!!」
反抗しないと口では答えても、身体は反射的に襲いかかるくすぐったい指先から逃れようとして自然に力が入ってしまう。手足に少しでも力を入れようものなら、馬乗りして押さえつけている巫女達も上から体重をかけて逃げられないように制圧して取り押さえる。
もしも反抗したらどうなるのか。
逆らったらどうなるのか。
逃げようとすればどうなるのか…。
時間にしておよそ5分もかからず、しっかりと分からされて身体に刻み込まれていった。
「っはぁぁ……はぁっ…はぁっ…げほっ、ごほっ…っはぁっ…」
ようやく指が離れた頃には、笑い疲れてぐったりと息絶え絶えで呼吸を整えることに精一杯だった。
巫女達は手分けして押さえつけながら服やズボンを脱がし始める。抵抗したいけど…したらどうなるのか考えるだけでも怖くなって動けない…それに、くすぐりによって体力を消耗した状態では相手にもならないだろう。
まるで、お姉ちゃんが分身して4人に増え、お仕置きされているかのような感覚だった。
あっという間に上半身は裸。
ズボンやパンツも剥ぎ取られ、男の子の大事なところも露にされる。
“ほら、立ちなさい”
“分かってると思うけど、下手なこと考えないでね?”
後ろから羽交い締めされるようにして無理やり立たされ、木でできた拘束台に仰向けで寝かされる。
両腕は真っ直ぐ万歳させられ、手首を布で巻かれてその上から縄でしっかりと縛られていく。
両足も真っ直ぐ伸ばして揃えた状態で、足首や膝の上下に縄をまかれて台に縛られて固定される。
全裸に剥かれて手足も縛られ、いよいよ抵抗できない状態になると、一気に心細くなってしまい他のみんなの様子も気になり始める。
「あ…あの…ひとつだけ…質問してもいいですか…?」
恐る恐る口を開き、近くにいた巫女を見上げながら質問をしてみる。僕を拘束し終えたからか、さっきまでの緊迫した雰囲気が少しだけ和らいでいるような気がする。
“……いいだろう。何を聞きたい?”
本当は聞きたいことが山ほどある。
このお寺のこと。巫女達の正体のこと。
何で今こんな状況になっているのか、いまいち腑に落ちないでいること…それよりも優先して聞くべきは、他のみんなの様子だ。
「他のみんなはどうなるんですか…お姉ちゃんは…栞や…茜さんは…」
“あぁ、そのことか。……”
答えた後、巫女の返事に一瞬間が生まれた。
話してもいいことなのか、迷っているようにも見える。
“安心しなよ。さすがに命までは取らないから。ほんのすこ~し、分からせてあげるだけだから”
腰の左側に立っていた巫女が代わりに答えるが、やや物騒な内容に全く安心できなかった。
「わ、分からせるって何を…ひゃっ!?」
“質問はひとつと言ったよね?”
顔の近くに立つ巫女に、首筋を軽くこしょこしょと撫でられて発言を制される。
不安も尽きぬまま、これから襲いかかるであろうくすぐったさを覚悟して目をぎゅっと閉じていると、誰かが本堂へと近づいてくるような物音がした。
「そんなに強く腕抱えなくても逃げないからぁ~、ね?」
“駄目。静かに歩きなさい”
聞き覚えのある声…幼馴染みだ…!
「えっ…し、栞……!?な、何でここに…」
頭を上げて通路側の入口へ視線を向けると、両脇を抱えられて歩かされている幼馴染みの姿が見えた。
お互い目が合ったが、全裸で縛られている自分を見て(あっ…)という表情で顔を赤らめ下を向いてしまった。
そのまま本堂の入口近くまで歩かされ、自分から服を脱ぎ始めて下着姿になっているのが見え、今度は僕が目を反らす番だった。
“よかったわね、大事な幼馴染みに見られながら禊を受けることができて。”
「禊って…な、何を…ひゃっ…冷たっ…っっくっふふっ…な、なにひて…ひゃっっ……!!」
4人の巫女達が、一斉に全身へぬるぬるとしたオイルのような液体を垂らしていく。
首筋、胸周り、腋の下、お腹や脇腹へと手のひらでマッサージするように塗り込まれる。
下半身は太ももや脚の付け根といった際どいところまでぬるぬるにされ、敏感な足の裏にもたっぷりとオイルを垂らされて両足ぬるぬるにされてしまう。
“幼馴染みよりも、まずは自分がしっかりと反省しなさい?”
“ちゃーんと反省すれば後でご褒美もあるかもよ?”
“もし禊の途中反省の色が見えなかったり、興奮させたりしたら…あの幼馴染みも無事じゃないかもね?”
「なっ…!?そんな…ひ、卑怯だ…幼馴染みは何もしてない…じ、自分だって別に悪いことしてない…!!…ぁっ……」
まるで”人質”のような扱い…一瞬頭に血が上り反抗的なことを口に出してしまい、すぐさま後悔して顔が真っ青になる。
“さっき反抗しないって約束したの、もう忘れちゃった?”
“あーあ。見てみなさい。あなたが余計なことを言うから、大事な幼馴染みちゃんにも罰を受けてもらわないとね”
頭を手で掴まれて上げさせられ、本堂の入口…遠くで幼馴染みが海老ぞりのような形でうつ伏せに縛られている様子が見えた。
「ぐっ………くそっ……」
これ以上反抗してしまえば、相手の思うツボだ。
必死に感情を押し殺して気持ちを切り換える。
「禊とか何だか知らないけど…やるならさっさとやれよ」
“なにその不貞腐れた態度は?”
“ふ~ん。まだ自分の立場が分かってないんだ。”
“姉弟揃って口の聞き方がなってないわね。”
“躾…禊のし甲斐がありそうね。”
全身にオイルを塗り終えた巫女達。
首筋、腋の下、脇腹、足の裏に指をセットしていつでもくすぐれる準備ができたといったところだ。
さっきまで少し寒かったのに、今は恐怖で心臓がバクバクとして冷や汗がつーっと額から落ちる。
ぐっ、と息を止めて目を閉じる。
くすぐったい感覚に少しでも備えようとしたつもりが、目を閉じたことによってむしろ感覚が敏感になった気がする。
…まだ指先は動かない。
段々息が苦しくなり、すぅ…と息を大きく吐いた瞬間、
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!!!!!
「ひゃっっぅぁぁっ!?ぁっっっぁぁっぎゃぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁっあははははははははは!!!!いひゃぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっぎゃぁぁぁぁっぁぁっぁぁぁっあははははははははははははははははは!!!!!!」
ほんの一瞬、身体の硬直が解けた瞬間を突いて、巫女達は一斉に待機していた指を容赦なくこちょこちょと動かしてくすぐり始める。
ヌルヌルとしたオイルによって乱暴気味に多少カリカリと爪を立てても全く痛みは無く暴力的なくすぐったさだけが襲いかかる。
首筋は10本の指で包み込むように、指の腹でごしょごしょと前後左右からくすぐって決して逃がさない。
ピンと伸ばされた腋の下も、左右の窪みをそれぞれ5本の指でこちょこちょカリカリとくすぐって責め立てる。
脇腹をくすぐる巫女は、くすぐったいツボを指先で押して揉み込むようにしてグニグニと刺激する。どんなにくすぐりに強いと自称する人間でも、ここを責められると一発で笑い狂ってしまう。
足の裏も、容赦なく指を這わせて土踏まずをガリガリこちょこちょとくすぐっていく。ぬるぬるになった足指の間に指を通したり、足の甲と足裏を同時にこしょこしょと優しくくすぐって刺激に慣れさせない。
(くすぐったいくすぐったい…ヤバい…!!)
拷問レベルのくすぐったさに、さっきまでの反抗していた態度や幼馴染みへの心配をする余裕は一気に無くなってしまい、頭の中がくすぐったいしか考えられなくなる。
強制的に笑い狂わされて肺の中の酸素を吐き出させられているのに、苦しいよりも圧倒的に”くすぐったい”が勝つ。
蝋燭の灯りだけがともる本堂。
笑い如来の像が佇む前で磔にされてお面を付けた巫女達にくすぐられ絶叫のような笑い声を上げている様は、禊というより妖しい儀式のようにも見えるであろう。
“ほぉら、こちょこちょこちょ~。男の子の分際で生意気にも反抗するからこうなるのよ?”
“腋の下我慢できないでしょ?ほら、ごめんなさいは?”
大きく口を開けてひぃひぃと笑い狂っている顔を2人の巫女が覗き込みながら、首筋や腋の下を執拗にねちねちとくすぐっていく。
「ぎゃぁぁぁぁっぁぁっぁぁっあははははは!!!いひゃぁぁっひぃぃっごめっ!!ごめんなしゃぃぃぃっぁぁぁぁっぎゃぁぁぁぁっあははははは!!いひゃぁぁぁぁもうゆるひてぇぇぇぇっぁぁぁぁぁっくひゅぐっだぃぃぃっぁぁぁぁっあはははははははは!!!!!誰かぁぁぁたすけてぇぇ!!」
もうすっかりと反抗する心は粉々にされ、ひぃひぃごめんなさいして情けなく許しを乞う。
しかし、この程度で止めてもらえる程巫女達も甘くないことは自分でも薄々と理解はしていた。
幼い頃、家で”くすぐり拷問師”の母に押さえつけられながらこちょこちょの刑にされたことがよくあった。
我慢できなくて死ぬほどくすぐったくて、すぐさま泣いてごめんなさいしてしまうけれど、その度に母は「まだ喋れる内は余裕だから」と一蹴して、気が狂いそうになるくらいの限界までお仕置きされてしっかりと反省するまで絶対止めてもらえない光景を思い出してしまった。
“まだまだ、この程度では止めてあげません。しっかり反省しなさい!”
“さっきまで身内や幼馴染みの心配をしてたのに、今は情けなく助けを求めちゃうんだ?栞ちゃんがどうなってもいいの?”
巫女の一言で、ハッっとしたように幼馴染みの様子が気になり始める。
頭を持ち上げて必死に遠くを確認しようとするも、巫女によって視界を遮られながら首の後ろや微かにがら空きになった背中までこちょこちょとくすぐられてまた仰向けで天井を見上げる。
『あはっ…ぁぁっあはっあははは!!や、やめてぇっそこくしゅぐったいっぁぁぁっだめだめぇぇっ!!』
…遠くから、幼馴染みの笑い声が聞こえてくる。
どうやら巫女達にくすぐられているのか、愉しそうなキーの高い声でキャッキャと笑っている。
その声を聞いていると、何だか逆に安心して落ち着いてきたような気がした。
幼馴染みの元へと駆け寄ることも自分から触れに行くことも、今はできない。
だけど、”存在”している。
彼女の楽しそうな笑い声を聞いているだけで、何だか安心してさっきまでの恐怖は綺麗に消えていく。
それに、この状況ですらあるがままに受け入れて、楽しむような余裕すらでてきた。
だって、お寺を貸し切って百物語をしていた状況だけでも凄いのに、まるでドラマや映画のように捕まって巫女達にくすぐられるなんて。普通じゃ考えられないよね。
そう思うと気が楽になって、自分も遠くにいる幼馴染みのようにくすぐったい感覚を楽しんでみることにした。
「あはっ!!ぁぁっははははははは!!くひゅぐっだぃぃっぁぁぁっやっぱむりぃぃぃっぁぁぁぁっぁぁっやめてぇぇぇっぁぁぁっぁぁぁっあははははははははは!!ひぃぃぃっぁぁぁぁぁっやめでぇぇぇっぁぁぁっぎゃぁぁぁっじぬぅぅぅっぁぁぁぁぁぁっあはははははははははははははは!!」
いざ意識をくすぐったい感覚に向けた瞬間、全身から身の毛もよだつような凄絶なまでのくすぐったさに脳を支配される。
さっきまでの余裕な考えなど吹き飛び、されるがままに笑い狂うことしか許されない。
“私たちも舐められたものね。さっきまで余計なこと考えてたでしょ?”
“これくらい余裕だって顔してたよ?そんなにくすぐられることを望むなら死ぬよりもきついこちょこちょ地獄を体験させてあげましょうか?”
さっきまで同じ場所をくすぐっていた巫女達の指先が、全身を縦横無尽に容赦なくこちょこちょと這いまわり、弱いところを的確な責め方でくすぐり尽くす。
首筋はこしょこしょと包み込むように、腋の下は窪みをガリガリとほじくるように、脇腹やお腹は指の先でわしゃわしゃとくすぐり、くすぐったいツボを揉みほぐす。
さっきまでは触られていなかった、太ももや脚の付け根といった際どいところにもぬるぬるの指先が厭らしくこちょこちょとくすぐっていく。
その動きは段々エスカレートして、敏感な玉袋や蟻の門渡りまで優しくこしょこしょと責められ、くすぐったさと快感で思わず変な恥ずかしい声で笑い悶えてしまう。
「ぁぁぁんぁぁっ!!いひゃぁぁっぁぁっそ、そこひゃめぇぇぇっぁぁぁっひゃらぁぁぁっあははははは!は、恥ずかしいってばぁぁぁっぁぁっぁぁんぁぁぁっひゃめてぇぇゆるしてぇぇぇっぁぁぁっぁぁぁっあはははははははは!!」
いくら躾に厳しい家庭の中でも、母やお姉ちゃんに敏感な性器の周りをくすぐられたことは無かった。
中学生になり、性に目覚め始める多感な時期。
顔も知らない大人の巫女達にねちねちと大事なところまでくすぐられ、恥ずかしさとくすぐったさと気持ちよさで一気にパニックになる。
“ほぉら、こちょこちょこちょ~♪男の子はみんなココ弱いのよね~?”
性器の上からだらりとオイルを追加され、優しくぬるぬるの手のひらできゅっと包み込まれる。
それだけでも呆気なく興奮して固くさせてしまい、お仕置きとばかりに裏筋を人差し指ですーっと撫でられたりこちょこちょといじめられて益々大きくさせてしまう。
“最初に言わなかったっけ?禊の最中に興奮させるなって”
意地悪なトーンで厭らしくぐちゅぐちゅとモノをシゴキながら、ねちねちと玉袋をくすぐって絶頂感を高められていく。
しかし、今にもイキそう…!と腰を浮かせた瞬間、無情にも手が離れていき代わりに鼠径部をもみもみとくすぐられて寸止めされてしまう。
「ぅぁぁぁぁぁっ!?ぁぁぁっあひゃぁぁぁっぁぁぁっあはははははははは!!そ、そんなぁぁぁぁっずるいってぇぇぇっぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁっあははははは!!」
“今勝手に気持ちよくなろうとしたでしょ?許さないよ?”
鼠径部を揉んでいた巫女が、再びぺニスを優しく握りしめる。そして、またくすぐられると予想していたけれど、もう片方の手はゆっくりと亀頭にかぶせて…ゆっくりと「の」の字を描くようにぬるぬるになった手のひらで撫でられる。
「ぁっ…ぁぁっぎゃぁぁぁぁぁっぁぁぁぉっがぁぁぁっひゃめぇぇぇっぁぁぁぁっぁぁぉっぎゃぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁっっぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!ひぃぃぃっひぃぃっ!いひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっやめでえっやめてぇぇぇぇぇっぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁっぎゃぁぁぁっ!!!!!!」
人生で初めて体験する感覚に、最初こそ戸惑いはしたものの、その後すぐに我慢できない強烈なくすぐったさが亀頭から送り込まれて本気で絶叫してしまう。
腕や足に力が入り、縛っている縄がミシミシと音を立てて悲痛さを物語る。
亀頭を責められている間も、他の巫女達は首筋や腋の下、脇腹、足の裏を容赦なくこちょこちょとくすぐり続ける。
全身から襲いかかる容赦の無いくすぐってさと、ビリビリと全身に電流が走るかのようなくすぐったい快感に顔は涙や涎でぐしゃぐしゃになりイヤイヤと頭を振って笑い狂う。
“亀頭ばっかり撫でられるのきついでしょ~?まだまだ止めないからね?”
“勝手に本堂へ入った挙げ句、反省もしないで反抗しておちんちん興奮させて悦んじゃうなんて…本当だったら処刑よ?禊程度で済ませてあげてるんだから、感謝しなさい”
「ぎゃぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっごめんなざぃぃぃっぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっあはははははは!!いひゃぁぁぁぁっじぬぅぅぅぁぁぁぁぁぁぁぁっごめんなざぃぃぃぃっぁぁぁっゆるじでぇぇぇぇっぁぁぁぁぁっあははははははひぃぃっもう二度と悪いことしないからぁぁぁぁぁぁっぁぁぁっは、反抗しまぜんからぁぁぁぁぁぁっおねがいだからぁぁぁぁ!!」
さっきまでの余裕もすっかりと消え去り、ひぃひぃと泣いて鳴き喚いて必死に許しを乞う。
半ば白眼を剥いて、段々頭の中に白い靄がかかり始める…あと少し、あとほんの少しでも責められたら気絶するところで、ようやく巫女達の手が一斉に離れる。
「……っぁっ…ぁぁっ…はぁっ…っはぁっ…!!げほっ、ごほっ…っはぁっ…はぁっ…はぁっ………」
身体がくすぐったさの余韻でガタガタと震える。
呼吸を整えることで精一杯。
声も掠れてきて周りの音も耳に届く…
遠くでは幼馴染みのくすぐったそうで、どこか快感の混じった声が聞こえてきた。
一体何をされているのだろう…少し想像して、また興奮して大きくさせてしまった。
“全く…懲りないね。また亀頭撫でて可愛がってあげようか?”
“何かエッチなことでも考えてたのかしら。正直に白状するまでくすぐり拷問してあげる”
「ひっ…!?ぃ…や…やらぁ…お願いぃもう勘弁してよぉ…」
目の前で見せつけるように指を厭らしくワキワキと動かされる。泣いてごめんなさいしても、まだまだ許してくれるような気配は無い…
全身にまたオイルを垂らされ、余すとこなく塗り込まれていく。最初は塗られていなかった手のひらや二の腕、少し腰を持ち上げられて背中やお尻にまでヌリヌリとくすぐったい指先が這っていく。
考えたくはないけれど、あのオイルを塗られてから何だかいつもより身体が敏感になっている気がする…
空気が身体に触れているだけでも、ゾクゾクとするようなくすぐったさが支配する。
“これからまた、死ぬほどくすぐられる覚悟はできた?”
オイルを塗り終えた巫女達は、首筋や腋の下、脇腹、足の裏へピタッと指先を這わせて待機させる。
これ以上くすぐられたら…本当におかしくなりそう……
恐怖で身も心も潰れそうな時…
『きゃぁぁぁっあはっ!!ぁぁぁぁっあははははは!!ぜ、ぜったぃぃぃっぁぁぁっわ、わたしが助けるからぁぁぁぁぁぁっきゃぁぁぁっあはっぁぁぁっははははは!!!!』
幼馴染みの…力強い何かを決意した声にまたハッっと我に帰って気を取り戻す。
「離せよ…栞を離っ…ぎゃぁっひゃぁぁぁっぎゃぁぁっぅぁぁぁぁぁぁっあはっ!!!ひぃぃっぎゃぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっあははははははははは!!!!やめっ、やめろよぉぉっぁぁぁぁぁぁぁぁっいやぁぁぁぁぁも、もうやめてぇぇぇぇっぁぁぁぁっじぬぅぅぅっぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっあははははははははははははははははははははは!!!!!!」
最後まで強がる猶予も与えられず、情け容赦の無いくすぐりによって強気な態度が絶叫に変わる。
まるで100本の指先が身体中をこちょこちょと蠢きまわるような感覚に、息が止まりそうなくらい笑い狂わされる。
ヌルヌルの指先が首筋を覆いつくし、グニュグニュこしょこしょと神経を刺激する。
腋の下は爪先で素早くガリガリこちょこちょと引っ掻くようにくすぐられ、腋と肋の間を指先で皮膚を揺らすようにしてツボを責められる。
お腹やお臍もわしゃわしゃと指で補食するかのようにしてくすぐられ、脇腹のツボを揉み込まれて我慢できない気が狂いそうになるほどのくすぐったさを絶え間なく与えられる。
時折、鼠径部や太もも、脚の付け根にも指を這わせてこしょこしょもみもみとくすぐられて決して慣れさせない。
足の裏にも度々オイルを追加され、土踏まずを軽く人差し指でカリカリされるだけでも気が狂いそうになる。
足首を縛る縄は頑丈な上に、左足と右足の親指同士も縛られてしまい、足指を手で掴まれて反らすように固定され、付け根から土踏まずまでガリガリこちょこちょと容赦なく指先でくすぐられる。
目から涙が溢れて視界も霧で見えない。
自分の口から発される笑い声によって、巫女達の言葉も幼馴染みの笑い声も耳には届かない。
ただただ、巫女達が許してくれるまで全身をくすぐられることしか許されないという状況に、本気で恐怖して絶望が頭を支配していく。
「ぁぁぁっっぎゃぁぁぁっいひゃぁぁぁぁぅぁぁぁぁっあはっぁぁぁぁぁぁっあははははははははははは!!!もうひゃめでぇぇぇぇっぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっごめんなざぃぃぃぃぃっぁぁぁぁぁぁっぁぁぁゆるひてくだざぃぃぃっぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっあはははははははははは!!!」
必死に、何とか笑い声の奥から絞り出すような声でごめんなさいをする。悪いことをすれば…死ぬほどくすぐったいお仕置きで処罰されるのだと、身をもって改めて自覚する。
あの巫女達は…自分が本堂に入ったことが問題であるように言っていた……冷静に考えれば何もここまで厳しく叱られることではないように思うが、そう考える余裕はくすぐりの暴力によって奪われてしまう。
またぺニスを掴まれ、ぐちゅぐちゅと手のひらで亀頭を撫でられてしまう。
強すぎる快感とくすぐったさに、白眼を剥いて気が狂ったように本気で絶叫して腰をくねらせる。
「ぁぁぁぁぁっ!!!!!ぎゃぁぁっぅぁぁぁぁぁぁっあひゃぁぁぁぁっぎゃぁぁぁぁぁっぅぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁぁっいひゃぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁっぁぁぁぁぁ!!!」
あまりのくすぐったさに身体が悲鳴を上げる。
体温が上がり、汗とオイルでドロドロになった身体をこちょこちょこちょこちょ。さわさわカリカリガリガリもみもみ。
縦横無尽に指先で弱いところを執拗に責められ、決して絶頂にも達することを許されないまま限界まで追い詰められる…
二、三度意識を手離しかけ、息も絶え絶えになってきた頃…ようやく全身から指が離れていく。
「___っぁぁぅ…ぁぁっ…ひっ……」
すっかり虫の息となり目の焦点は合わず、ガタガタと小刻みに身体を震わせながら必死に酸素を貪る。
巫女に頭を起こされて水を飲まされる。
…寒気。嫌な予感。
『__禊は済んだか』
「ひっ……!?ぁっ……や…やめ……」
恐る恐る首を右に向けると、巫女達の中でリーダーと思わしきあの女が立っていた。
“はい、沙夜様。丁度…あの娘への調教も終わったようです”
『__そうか。ではこれより、”調儀”を始めよう』
巫女達につられて遠くに視線をやる。
全裸で妖しい笑みを浮かべながらゆっくりとこちらへ歩いてくる幼馴染みの姿が見えた__
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栞による策謀(ff/f)
本当は、私も少し前から気付いていた。
このお寺に足を踏み入れてから、ずっと物陰から私たちを誰かが監視しているような気配を。
もしかしたら、お寺で働いている方が様子を見にきただけかもしれないと、最初はあまり気にしていなかった。
だけど、私たちが小さな部屋に蝋燭の灯りをつけて百物語を始めた時から、『チリンチリン』とどこかで聞き覚えのある音色がじわじわと、近付いてくるような気配。
その”音”に、お姉ちゃんや香織さんは気づいていないみたい。けど…私の幼馴染みだけは気付いているような素振りを見せていた。
百物語も進んでいる途中も、私は全力で楽しむフリをしながらみんなの顔色と外の気配に注意していた。
幼馴染みが『異世界』についての話を始めた頃、ようやく香織さんも様子がおかしいことに気がついたみたい。
そうして、最後。香織さんの番になり、私たちの様子をずっと窺っていた”影たち”が姿を表す。
その後は一瞬。
襖が開いてから声を発する間も無く私は後ろから羽交い締めされ、足を伸ばして座った状態で取り押さえられる。
1人が膝の上に座って関節を押さえつけて私の口を手のひらで塞ぎ、もう1人はしっかりと腕を開いた状態で抱き抱えるように拘束している。
脚にかかる体重。
背中に触れる胸の感触。
ほんの少しだけ、ホッとしている自分がいた。
だって、本当に”幽霊”だったらどうしようかと思ったけど、やっぱり”人”であることに違いはなさそう。
蝋燭の灯りは消えて頼りになるのは月明かりだけ。
冷静に、冷静に。
「ふぅ…」と深呼吸をして、試しに少しだけ叫ぶような声を出して手足に力を入れてみる。すると、押さえつけている力もそれにあわせて強まっていく。どうやら力ずくで逃げるのは無理。
お姉ちゃんは…床に倒れたままピクリともしていない。
香織さんは大分抵抗して取り乱している。
幼馴染みは、4,5人に押さえつけられているようだ。
よく見ると、皆お面をつけて巫女の格好をしている。
このお寺の関係者であると推測し、また一安心。
もし万が一強盗とかだったら、とっくに全員殺されていたかもしれない。
そして、この場にいる誰よりも威厳のある佇まいをしている巫女が口を開く。
重く、心臓にのし掛かるような声。
香織さんは無謀にも、あの巫女と何やら揉めている。
いくら香織さんが合気道を習っていたとしても、あの巫女には敵わないだろうと素人目に見ても分かる。
普段の様子からは考えられないほど、頭に血が上って取り乱している様子だった。
しばらくして、幼馴染みの方へと向かい何かを話ている。
どうやら昼間、私たちが変な仏像のある本堂へ入ったことを怒っているのだろうか。それにしては大袈裟すぎると思ったけれど、幼馴染みを連行して何をされるか分からない。
顔をイヤイヤと振って手を振り払い、「連れていかないで」と叫ぶけれど、あっという間に廊下の奥へと姿が見えなくなっていった。
その後、香織さんが派手に取り押さえられて連行されてしまった。お姉ちゃんはさっきから静かだけど、気絶してしまったらしい。
残るは私だけ。
私が__しっかりしないと。
みんなを助ける…。
私のところにも”沙夜様”と呼ばれた巫女が来て、顔を覗き込まれる。古風な怖い話し方をしているけど、もしかしたら私たちを脅かしているだけで本当はめちゃくちゃ優しい人ではないかと期待して、思い付く限りの素直な謝罪の言葉を口にしてみる。
一瞬間があり、ゆっくりと手が伸びてきて身構えたけれど、意に反して私の頭をよしよしと撫でられて何故だか褒められる。
一体何を気に入ったのか分からないけど、私の言った”提案”が通る形となる。
気絶しているお姉ちゃんの方も心配だったけど、さすがに痛いことはしないだろうと考える。本当は私だって怖いのに、自分だけ気絶してちょっとズルい…。
沙夜さんは香織さんのところへ向かっていった。
私は巫女2人に両脇を抱えられて、幼馴染みが連れ去られた本堂の方へと歩かされていく。
**
しっかりと両側から腕を抱き抱えられて歩かされると、何だか悪いことをして警察に連行されているような気がして少し不快だ。
「そんなに強く腕抱えなくても逃げないからぁ~、ね?」
下手に出ておねだりするように言ってみたけど、どうやら警戒されているのか聞いては貰えなかった。
夜の本堂へと徐々に近づくにつれて、何だか妖しい空気と幼馴染みの笑い声が聞こえてくる。
通路側から足を踏み入れると、仏像の前で幼馴染みを取り囲むようにして4人の巫女がくすぐっている。
どうやら全裸で真っ直ぐ縛られて拘束されているみたい。
一瞬、丸見えになったソレが見え、不覚にも恥ずかしくなって顔を背けてしまった。
本堂の入口付近まで連れて来られ、”服を脱ぐよう”にと命令される。ああして幼馴染みを人質に取られている以上、下手な真似は出来ないと高を括っているのか。
私もあまり刺激するようなことはしたくないと、素直に頷いて着ていた半袖のシャツとハーフパンツを脱ぎ捨てる。
下着に手をかけようとすると、”そこまで脱がなくていい”と言われた。
うつ伏せになるように命じられ、後ろ手に縄で手首を縛られていく。下半身も徐々に縛られていき、上体を反らせた海老反りのような体勢になる。
「ぅぅっ~…結構キツイです……」
“抵抗しないでじっとしてなさいね。”
“ほら、力を抜いて。真っ直ぐ前を向いてなさい。”
床に這いつくばったまま、少し遠くに見える幼馴染みの様子を見守る。どうやら容赦なくこちょこちょされているようで、「ひぃひぃ」とくすぐったそうな笑い声が空気を揺らす。
不意に、足の裏を指先ですーっと撫でられる。
「ひゃん!?っっ…あはっ…や、やめてぇ…」
もう1人の巫女は顎の下に手を這わせ、まるで猫をあやすように首筋を優しくこしょこしょとくすぐり始める。
わざわざこの体勢で縛る以上、くすぐられない訳がない。
私に関しては香織さんや幼馴染みと違い、素直な態度が功を奏してか優しいくすぐりにとどまっている。
それでも、徐々にくすぐっている指はエスカレートしていく。人差し指で足の裏を撫でていたのが、5本の指で土踏まずを爪先でさわさわとくすぐり始める。
首の前をこしょこしょしていた巫女は、もう片方の手で首の後ろや耳の辺りも丁寧にくすぐっていく。
「ひゃぁぁぁっ…あはっ…!!ぁぁっ…っっぁぁっ…くひゅぐったぃぃっ…あはっ…!!」
力が抜けてゾクゾクしてしまうような優しいくすぐりに、じわじわと抵抗力や体力も奪われていく。
このままだと…たとえ縄を解かれたとしても大声で助けを呼んだり走ってどこかに逃げるのは無理だろう。
いや…こうして私が無防備な姿で縛られてしまった時点で、全員が拘束されている状況となる。
部屋に残されたお姉ちゃんや、香織さんも恐らく巫女達に拘束され容赦なくこちょこちょされているだろう。そうなると、助けてくれる人はまず来ない。
それに、こんな夜中にお寺に来る一般客も来ないだろう。
絶望的な状況。
考えろ考えろ。
徐々にくすぐっている指先も速くなり、段々笑い声も大きくなっていく。クネクネともがいて逃げようとしてみるも、容易く押さえられてこちょこちょと責められ続ける。
「ぁぁっひゃはっ!!ぁぁっやらやらぁぁっごめんなさぃぃっぁぁっあはははは!!やめてやめてぇぇっくひゅぐったいからぁぁっあはははははははは!!!」
“ふふっ♪こちょこちょされるの嬉しそうね?本当はもっとして欲しいんじゃないの?”
“そんなに愉しそうな声で反応されたら、もっとこちょこちょしてあげたくなっちゃうな~♪”
「あはっぁぁっあははははっ!!た、楽しくなぃぃっぁぁぁぁっくひゅぐったぃぃっっらめてぇぇぇっ!!」
最初は手加減してくすぐっていた巫女達も、楽しくなってきたのか段々とくすぐったい指先が本格的に動き始める。
足指の付け根を指先でこしょこしょとくすぐり、土踏まずをカリカリと引っ掻くように責められる。
普段あまり人から触れられることのない足の裏を、こうして縛られて身動きの取れない状態で大人の指とテクニックで執拗にこちょこちょとくすぐられるのは思ったよりも辛い。
だけど、そんな気持ちなどお構い無しに口からは笑い声が発せられて楽しんでいると思われる__。
そうだ。どうせなら私らしく、”楽し”めばいい。
幼馴染みのキツそうな絶叫が聞こえてくる。
4人がかりでのくすぐりに比べると、私が置かれている状況なんて大したことは無い気がしてきた。
今こうして私をくすぐっている巫女の”お姉さん達”と、くすぐり遊びをしてみることにした。
「ぁぁっあはっ!!こ、これくらい全然余裕だもん!!きゃぁぁっっぁぁっお、お姉さん達もどうせこちょこちょ我慢できないくせにぃぃっ!!」
何か気の迷いで縄を解いてくれないかと期待して挑発してみたけれど、やっぱりくすぐりを止めてくれる訳もなくさらにくすぐりが強く過激になっていく。
“あらあら、そんなこと言うんだ~?よっぽど私たちにこちょこちょされたいのね♪可愛いね~?”
“まだまだこれくらい余裕?余裕なんだ♪じゃあもっともーっとくすぐったくしてあげる。よかったね~♪”
足の裏をくすぐっていた巫女は、ガシッっと脇腹を掴んで指先でくすぐったいツボをもみもみと容赦なくくすぐり始める。
「ひゃぁぁっっ!!?あはっ!!ぎゃぁぁっぁぁっあははははははははははははははははは!!ひゃめてぇぇぇっぁぁぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁっぁぁぁっあははははははは!!!ひぃぃぃっだめぇぇぇっぁぁぁぁっくひゅぐっだぃぃぃっぁぁぁぁぁやらぁぁぁぁゆるしてぇぇっぁぁっごめんなさぃぃぃぃっぁぁぁっぁぁっぁぁぁっあはははははははは!!」
大人気ないような本気のくすぐりに、我慢できず思いっきり笑わされてひぃひぃと身悶えてしまう。
呼吸も苦しくなり、身体の体温も上がってさっきまでは床の冷たさに少し寒いと思っていたけれど、今はじんわりと汗をかいてしまうほど暑さを感じる。
首筋を前後左右から指先で包み込むようにして、素早くこしょこしょとくすぐられてしまい、口の端から情けなく涎が床に垂れ落ちてしまう。
“どう?くしゅぐったい?これでもまだ余裕だって言える?”
さっきそんなこと言わなければと少し後悔しながら、必死にごめんなさいして許しを求める。
そのおかげか、脇腹を揉み込むようなくすぐりから側面をこしょこしょとくすぐる動きに代わる。酸欠になりそうなくらいのくすぐったさから、まだギリギリ思考する余裕のあるくすぐったさに変化してぐったりとしながら一安心する。
少しでもくすぐられる面積を減らそうと、うつ伏せからコロリと転がって右が上になるように横向きの体勢になる。
ぐったりと重い頭を床に垂れ下げてはぁはぁと呼吸するも、すぐに巫女達の指先が身体へと近付いてくる…!
“自分から横を向いたってことは、ココもくすぐられたいってことだよね?”
“そっか~♪気持ちいいところも触って欲しかったから、私たちを挑発してたのね。お望み通りたくさんシてあげないと♪”
巫女達の指は、予想に反して女の子の恥ずかしいところへと近付いていき、優しくこしょこしょさわさわと厭らしい手付きで撫で始める。
「んぁぁっ…ひゃっ!!そ、そこだめぇぇっぁぁっあはっ!は、恥ずかしいからぁぁっだめだめぇぇっゆるひてぇぇっ!!ぁぁっんぁぁっ♡ぁぁっっひぃぃぃっぁぁぁっあひゃっぁぁぁっんぁぁぁっくひゅっぁぁぁっあはっひゃぁぁぁぁっあはっぁぁぁっんぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
首の後ろや背中をこしょこしょとくすぐりながら、胸の谷間や胸横にまで指を這わせてさわさわと愛撫される。時折、ブラ越しに乳首をいじられて思わずエッチな恥ずかしい喘ぎ声が漏れてしまう。
横を向いてしまったことで、下半身ではお尻と女の子のアソコを肌触りの良い下着の上から指先でわしゃわしゃこちょこちょと丁寧に撫でくすぐられていく。
お尻を厭らしく撫でまわされ、割れ目をなぞるようにしてカリカリとくすぐられてしまい、恥ずかしさとくすぐったさと気持ちよさで頭の中がぐちゃぐちゃになりながらも生理反応からじわじわとパンツを濡らしてシミを作ってしまう。
“こちょこちょされて感じちゃった?おませさんね~♪「調教師」の娘だったら、もうそういう事も教え込まれているのかしら?”
…やっぱりだ。この巫女達はみんな、私たちのことをよく知っている。今確かに、私に向かって「調教師の娘」だと言った。このお寺は香織さんのお母さんの親戚のもの…と考えれば、私たち家族のことを知っていたとしても別に不思議は無いのだけれど。
「百物語」をしたいと最初に言ったのは私だけれど、こんなにも都合良く舞台が整うなんてことはあるのだろうか。
きっと、誰かが計画をしたものに違いない。
そうじゃないと…この状況に説明がつかない…!
しかし、もう後一歩のところで思考が襲いくる快感とくすぐったさによって中断させられる。
子宮の奥から、ゾクゾクとしたような気持ちよさが高まってきて……
「ぁぁぁっぁぁぁんぁぁぁっ!!!あひゃぁぁぁっだめぇぇぇぇっぁぁぁっ!!ぁぁぁぁぁっ!!!イッひゃぅぅぅぁぁぁぁぁっ!!!!イッイクぅぅぅぅっぁぁぁっ!!!ぁぁぁぁぁっんぁぁぁぁっ!!!!!」
ブシャーッと、勢い良く絶頂に達して身体をビクンビクンと痙攣させながらパンツをびしょびしょに濡らしてしまう。
イッている途中も巫女達はくすぐる手を緩めず、執拗に胸や脇腹、お尻、太ももをこちょこちょもみもみとくすぐって離さない。
「っっぁぁぁっあはっ!!!ぁぁぁっあはははははは!!も、もうお願いぃぃっぁぁぁっだめだめぇぇっぁぁぁっゆるひてぇぇっぁぁぁっ!!へ、変になるぅぅぁぁぁっおかひくなっちゃうからぁぁぁぁぁっぁぁっ!!!!!!」
本気でくすぐったくて気持ち良くて、頭がおかしくなっちゃうくらいの容赦ない快感。
家でお姉ちゃんやママにくすぐられることはあっても、流石にここまでされたことは無い。
大人の女性を軽々しく挑発したらどうなるのか、しっかりと身を持って身体に教え込まれているような気がした。
しばらくして、ようやく指先が離れる頃には、すっかりと息も絶え絶えで顔は涙や涎でぐしゃぐしゃになってぐったりと肢体を濡らして床にうつ伏せで寝そべっていた。
「…っはぁっ……はぁっ…んぁぁっ………はぁっ………」
“疲れたでしょう?抵抗したり逃げたりしないって約束してくれるなら縄を解いてあげるよ”
“ま、そんな体力残ってないと思うけどね。どうする?”
千載一遇のチャンスに、私はすぐさま約束の言葉を述べる。
「や…約束しますぅ…逃げたりしないからぁ…もう勘弁ちてぇ……」
巫女達はその言葉を聞いて、手首や足首を縛っていた縄を手早く解き始める。ようやく身体が自由になったけれど、まだ立ち上がることすらできずに仰向けに寝転がされ、身に付けていたブラやパンツをゆっくりと脱がされていく。
「ぁっ…な、なにひて……恥ずかしいってばぁ…」
“恥ずかしい?じゃあもっともっと、恥ずかしくてくすぐったくて、気持ち良くなっておかしくなっちゃうまで調教してあげましょうね~♪”
“こらっ♪さっき抵抗しないって約束したばかりでしょう。大人しくしてないとまたこちょこちょ地獄の刑にしちゃうぞ~♪”
まるで小さな子供を着替えさせるかのような口調で、あっという間に最後の砦を脱がされて全裸にされてしまう。
両手は万歳させられて、腕の上に馬乗りされて押さえつけられる。もう1人の巫女は太ももの上に乗って押さえつけ、上半身も下半身もしっかりと体重をかけて人力拘束される。
親の教育もあり、幼い頃からくすぐるのもくすぐられるのも大好きだけれど、縄で縛られたり全裸にされて2人がかりで押さえつけられるのは初めてで少し恐怖がよぎる。
“今あなたの幼馴染みも頑張って禊を受けているのだから、同じように頑張らないとね~?”
“幼馴染みを助けたいって最初言ってたけど、今もその気は変わらないのかしら?諦めて私たちの教えを受け入れるのなら、さっきみたいに気持ちいいこともしてあげる。さぁ、どうする?”
無防備に開かされた腋の下の窪みに、ピタッと指を添えられる。脇腹にも同様に指を置かれ、断るのであれば容赦なくこちょこちょしてやるぞという意思を感じる…。
だけど、ここで私は折れるつもりはなかった。
何をされても、どんなにくすぐられても、幼馴染みやみんなを助けたい気持ちは変わらない…!!
「わ、私は絶対…諦め…きゃぁぁぁっ!?ぁぁぁぁっぎゃぁぁぁぁぁっぁぁぁっあははははははははは!!!!ぁぁぁぁっくひゅぐっだぃぃぃっあぁぁっぁぁっあははははははははははははははははははははははははははははは!!!!」
「諦めない」と最後まで口にすることすら許されず、腋の窪みを思いっきり容赦なくこちょこちょと指先でくすぐられる。これまでのくすぐりが本当にお遊びと感じるくらい、本気のくすぐったさに一瞬白眼を剥いて笑い狂ってしまう。
脇腹のくすぐったいツボも、決して痛みは無く純粋で暴力的なくすぐったさだけを感じさせるような力加減でもみもみと刺激されて肺の中の空気をありったけ吐き出させられる。
腹筋がつりそうなくらい笑わされながらも、私の意思は曲げるつもりはない…!!
「きゃぁぁぁっあはっ!!ぁぁぁぁっあははははは!!ぜ、ぜったぃぃぃっぁぁぁっわ、わたしが助けるからぁぁぁぁぁぁっきゃぁぁぁっあはっぁぁぁっははははは!!!!」
“この状況でまだ強気なこと言えるなんて。大したものね。沙夜様がお褒めになるわけだわ”
“くすぐったいよね~苦しいよね?ごめんね。私は優しくしてあげたいんだけど…そこまで強気なら諦めてくれるまで本気でくすぐってあげる”
腋の下をこちょこちょと動く指先が、また一段と速度を上げていく。まるでピアノを弾いているみたいに、指先がそれぞれ意思を持った独立した生き物であるかのようにしてバラバラに動きながら、くすぐったいところを的確に容赦なくくすぐり尽くしていく。
脇腹を責めていた指先は、お腹やおへそ、胸やあばらなど、腋の下以外の箇所を素早くこちょこちょと這いまわる。
あまりのくすぐったさに息ができない…!!
目から涙が次々と垂れ落ち、本気で泣いて笑い狂う。
「ぅぁぁぁぁっ__ぎゃぁぁぁっっぁぁぁっあは、ははははははははははははははは!!!!!ぎゃぁぁっひゃめっぁぁぁぁぁぁぁぉっぁぁぁぁぁっあはっぎゃぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁっあははははははははははひぃぃっ!!!!」
段々と自分の笑い声も遠くに聞こえてくる…
頭の中がくすぐったいしか考えられない…
これ以上こちょこちょされたら本気で死んでしまう……
今にも気絶しそうな時、ピタッと指が離れていった。
「っはぁっ……っはぁっ……はぁっ……」
“もうじき沙夜様が来ます。…ねぇ、幼馴染みを助けたい?”
少し仮面をずらし、耳に唇を近付けてこそこそと小さな声で話す巫女に、必死に頷いて肯定する。
“分かった__あなたはこれから___フリをして__”
________________________________________________________________________________________
調儀(ffffffff/m)
「し…栞…お、おいっ…!!な、何して…やめっ……」
一体…あの巫女達に何をされたのだろう。
半ば蕩けたような眼をしてニヤニヤと妖しい笑みを浮かべながら近付いてくる幼馴染み。
全裸に剥かれた綺麗な肌から視線を反らすことができず、こんな状況なのに情けなくぺニスが大きくなってしまう。
どれだけ呼び掛けてみても、全く自分の言葉に耳を傾けてくれるような気配はない。
拘束している台に乗り、縛られた両脚の上に馬乗りされてしまう。女の子のアソコの感触に、またドキドキとして震えてしまう。
他の巫女達は足裏に2人、脇腹の辺りに2人、両腋に2人。
そして、沙夜という巫女が顔の近くに。栞が太ももの上に跨がって指をワキワキと見せつけるように動かしている。
幼馴染みを含む合計8人の女性に取り囲まれ、まるで獲物を捕食するかのようにじわじわと指を近付けて待機させる。
『__準備が済んだ。では、”調儀”を始めようか。』
「…や、やめっ……ひっ!?__ぁぁっ!!!!!ぎゃぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁっあははははははははは!!!いひゃぁぁぁぁぁっぎゃぁぁぁぁぁぁっぁぁんぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっやめっ!!!!ひゃめでぇぇぇぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁっじぬぅぅぁぁぁぁぁぁっあはははははははははぎゃぁぁぁっあははははははははは!!!」
沙夜の一声。
その声を待ちわびていたというように、一斉に巫女達の指先が容赦なくこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょと身体をくすぐり犯す。
首筋を沙夜に触れられた瞬間、あまりのくすぐったさに身体が悲鳴を上げて警告する。
そして、10本の指先がこちょこちょと首を包み込み、気が狂いそうなくすぐったさが身体を支配する。
腋の窪みは、それぞれ10本の指がこちょこちょカリカリと左右から手加減無しにくすぐっていく。拷問…いや、それをはるかに越えるレベルのくすぐったさを絶え間なく腋の下へと送り込まれ、笑い狂うことしか許されない。
脇腹も両側に立った巫女がそれぞれ揉み込むようにして指先で刺激し、お腹やおへそもこしょこしょとくすぐり尽くす。腹筋や横隔膜が痙攣するくらい笑わされ、あまりのくすぐったさの暴力に涙や涎を撒き散らしてイヤイヤと笑い狂う。
足の裏もそれぞれ敏感な土踏まずをこちょこちょガリガリと引っ掻くようにして責められ、電流が走ったかのような激しいくすぐったさが足先から頭の上まで駆け上る。
そして、自分があれほど助けたいと願っていた幼馴染みに馬乗りをされ、優しく温かい手でぺニスを握られる。大事なところを触られているという恥ずかしさと気持ちよさで感情がぐちゃぐちゃに溶かされていく。
「ねぇ、私が助けてあげる♡ほぉら、こちょこちょこちょこちょ~♪イッて?ほら、我慢しないで早くイッちゃえ♡」
もう片方の手で玉袋をこしょこしょと撫でられながら、シゴく手の動きが徐々に速くなっていく…!
「ぁぁっ!?ぁぁっそんなぁぁぁっひゃめっ!!んぁぁぁぁぁぁぁっ!!!あはっんぁぁぁぁっやめっんぁんぁぁぁぁぁっぎゃぁぁぅぁぁぁぁぁっあははははははははは!!!ぁぁぁぁっだめぇぇぇぇっぁぁぁっ!!!!!も、もう無理ぃぃぃぃぃっぁぁぁぁっ!!!イクぅぅぅぅぅぅっ!!!」
ビュルルルルル…ピュルッッ…ピュッ…♡
全身から襲いかかるくすぐったさと幼馴染みによる性器への刺激に耐えられず、ガクガクと腰を跳ね上げて勢い良く射精してしまった。
射精している途中もシゴく手や玉袋をこしょこしょとくすぐる動きは止めず、最後まで出しきるまでに二度、三度と続けてイッてしまう。
強烈な快感の後、猛烈な眠気と脱力感に襲われたが、まだまだ気絶させまいとする巫女達による指先がこちょこちょこちょこちょと全身を容赦なく責め立てる。
そして、幼馴染みもイッたばかりの敏感なぺニスをシゴき続けてまた無理やり勃起させ、さっき巫女に散々やられたのと同じように手のひらを亀頭へと近付け…ぐちゅぐちゅぐちゃぐちゃと精液やオイルでドロドロに濡れた先端を撫でていく。
「__ぁぁぁぁっ!!?ぁぁぁぁぁぁっぎゃぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっあははははははははは!!!!いひゃぁぁぁぁぉぁぁぁっじぬぅぅぅぁぁぁぁぁぁぁっひゃめでぇぇぇぇぇっぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっぁぁぁっあはははははははははゆるっゆるじでぇぇぇぇぇっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁやめでぇぇぇぇぇぇぇっぁぁぁぁっおねがいだからぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁっ!!」
さっき水を飲まされたおかげか、喉が枯れることなく絶叫して悲痛な声で哭いて許しを乞う。
イッたばかりの敏感な亀頭を意地悪に、執拗にニヤニヤとした妖しい表情で撫で続けている幼馴染みが視界に入る。
怖い…怖い怖い怖い……恐い。
巫女達のくすぐる指先も加速して、息をできなくなると感じるくらいに責められて死を覚悟してしまう。
幼馴染みは完全に洗脳されてしまったのだろうか。
お姉ちゃんや茜さんは……。
周りを気にする余裕もすぐさま消え失せて、まるで”処刑”のようなくすぐったさに翻弄されていく。
これ以上くすぐられたら意識を手放す……その絶妙なタイミングで、くすぐっている指がゆっくりと這い全身を愛撫する。
ようやく亀頭責めからも解放され、再び優しくシゴくような手付きになり絶頂感が込み上げてくる。
「ぁぁっ…あひゃっ…ぁぁんぁぁっ…お、お願い…ひゃめっ………ひゃめてっ……もう無理……ぁぁぁっ…!!!ぁぁっ…!!あっぁぁぁぁっ!!!」
ビクビクと全身を震わせながら、ビュルルッ♡と精液が溢れ出る。射精が終わってまた気絶しそうになると、優しく這うように全身をくすぐっている巫女の指が激しくなっていく。
どれだけ泣いても暴れてもごめんなさいしても、決して止めてくれずにくすぐられながら無理やり射精させられる。
幼馴染みの手で散々搾り取られて、玉袋を優しく揉み込まれてこしょこしょと指でいじられ強制的に精子を作らせてまた勃起させられる。
また亀頭を責められると身構えていたけれど、今度は手のひらではなく幼馴染みはゆっくりと唇を近付けて…
「んっ♡じゅっ…じゅるっ…♡れろれろ…」
「んぁぁぁぁっ!!?な、なにひてっ…!!ぁぁっだめぇぇっだめぇぇぇっぁぁぁぁっんぁぁぁぁっそんなぁぁぁっひゃめぇぇぇぇっぁぁぁぁっ!!!!ぁぁぁっんぁぁっぎゃぁぁっぁぁぁっぁぁっあはははははは!!!ひゃめっぁぁぁぁぁっんぁぁぁぁっ!!!!!」
幼馴染みの口の中で、レロレロと舌先で亀頭をくすぐられて裏筋をすーっと舐められる。あまりの気持ちよさとくすぐったさと恥ずかしさで、また一段とぺニスが固くなって反応してしまう。
巫女達に首筋も腋の下も乳首も脇腹もお腹も足の裏も、感じるところを全部全部触られてねちねちと執拗にくすぐられながら、天にも昇るような快感を与えられ続けて身体が蕩けそうになる…
あっという間に絶頂感が込み上げてきて、「やめて」という間も無く口の中に精液を漏らしてしまった。
「んっ…♡じゅるっ……♡」
イッてる時もさらに激しく吸い尽くすかのように、最後の一滴までじゅるじゅると搾り取られていく……
「っはぁっ…ひっ……あへっ……へへっ……♡」
全身ぐちゃぐちゃのドロドロになるまでたっぷりとくすぐられ、散々イカされて…目は虚ろであへあへと涎を垂らせて小刻みにビクビクと身体を震わす。
頭の中がくすぐったくて気持ちいいしか考えられない…。あれ……他に何を考えていたのだっけ……
「ふふっ♡どぉ?私に無理やりイカされて嬉しい?幸せだよね?ほぉら答えてよ~こちょこちょこちょ♪」
太ももから滑るように胸の辺りに馬乗りした幼馴染みに顔を覗き込まれる。無防備な腋の下をこちょこちょと、”いつもの”くすぐったさが襲いかかりハッっとしたように笑い悶えてしまう。
「ぁぁっ…!!ひゃはっ!?ぁぁっっあはっひゃめっごめんなさぃぃっっぁぁっう、うれひぃからぁぁっもうゆるひてぇぇぇっぁぁぁんぁぁぁっははははははははは!!!」
他の巫女達はくすぐる手を止めて、じっくり2人の様子を観察しているようだ。
頭を横に向けさせられ、耳に口を近付けて優しく「ふ~~っ♪」と息を吹きかけられる。
「んぁぁぁぁっ!!ぁぁっあひゃっんぁぁっ!!ひゃめっ…ひゃめてぇぇっんぁぁっ…!!」
ゾクゾクとするようなくすぐったくて気持ちいい快感に、涎を垂らして情けない喘ぎ声で鳴いてしまう。
そのままじゅるじゅると、エッチな音を立てながら舌を耳穴にゆっくりと侵入させて、脳の奥までぐちゅぐちゅにとろけさせて支配する。
「あひぃぃっんぁぁぁぁっらめぇぇぇっんぁぁぁぉぁっ!!!ぁぁっおかひくなるぅぅぅぁぁぉぅっぁぁぁぁぁっひぃぃぃっんぁぁぁぁぁっんぁぁぁっ!!!!」
耳を責められているだけなのに、まるで全身をこちょこちょされているかのようなくすぐったさが駆け巡る。
ゾクゾクとしたくすぐったさと気持ちよさで、頭が真っ白になって何も考えられない…おかひくなる……
時間にしてほんの数秒、数十秒の出来事なのに、永遠に責められ続けたかのような感覚にぐったりと全身の力が抜ける。
ようやく舌が耳から離れる際、ぼそぼそと小さな声で話しかけられる。
(………ったい…から…)
頭がぼーっとしてほとんど聞き取ることができなかった…きっと…何か大切なことを伝えてくれたのだろうか……
『__そろそろいいか。”浄め”てあげなさい。』
「はぁい、沙夜様♡」
栞はまた、下の方へと移動していく。
他の巫女達も持ち場に戻り、追加でオイルを垂らして全身にヌルヌルと塗り広げていく。
またキュッっとぺニスを掴まれて、ぐちゅぐちゃと激しくシゴかれながら脚の付け根や蟻の門渡りをこしょこしょとくすぐられる。
「ひゃぅぅっ!?ぁぁぁぁっあはははっ!!そ、そこはぁぁぁぁっんぁぁぁっひゃめぇぇっも、もうひゃめてよぉぉっぁぁぁぁっぅぅぁぁぁぁっほ、ほんとにもう限界だからぁぁんぁぁぁっんぁぁぁっ!!!!」
「ほぉらこちょこちょこちょ~♡大丈夫だよ~、もっとも~っと、気持ちいいことしてあげるからね~♡」
愉しそうに慈しむかのように、優しく敏感なところを幼馴染みにこしょこしょとくすぐられる。
またゾクゾクとするようなくすぐったさと快感が込み上げてきて、ぺニスはまた元の固さを取り戻していく。
そして…片手で竿を掴んだまま、膝立ちになってゆっくりと自分の股に近付けていく幼馴染み…
月明かりの影で、恍惚とした表情で涎を垂らしているその顔は__精を奪い取るサキュバスのように見えた。
「ぁぁっ…ま、待って……だめっ……だめぇぇっ……!!」
亀頭が、アソコの割れ目に軽く触れてキスをする。
そうして、幼馴染みの中に呑み込まれていくかと思ったけれど……むにゅっとした性器の感触が裏スジに触れ、ゆっくりと体重をかけられる。
その瞬間、待機していた巫女達の指先も一斉に蠢くように動き始め、全身を容赦なくこちょこちょとくすぐり尽くしてしまう。
「ぁぁっ…!!ぎゃぁぁぁぁぁぁっんぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっあはははははははははははは!!!いひゃぁぁぁぁぁぁぁっぎゃぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっあはははははははははははははははははは!!!!!ひぃぃぃぃっぃぃぃっぁぁぁぁぁぁぁぁぁっひゃめっぁぁぁぁいっひゃぅぅぅぁぁぁぁぁぁぁっいっひゃぅからぁぁぁぁぁんぁぁっ!!」
ビュルルルルル♡ビュッッビュルルル♡
「んっ♡もうイッちゃったんだぁ~?でもまだまだ止めてあーげないっ♡空っぽになって、死ぬまで搾り取ってあげるんだから♡」
裏筋に体重をかけて前後に動き、擦りながらぐちゅぐちゅと鼠径部を揉み込むようにしてくすぐる幼馴染み。
中に入っていない、素股の状態で容赦なくイカされてしまうが、他の巫女達も気付いていないのか手を緩めることなくこちょこちょと夢中でくすぐり続けている。
「んっ♡はっ、はっ♡ぁんっあんっ…ほぉら、またおちんちん固くなったね?またイッちゃえっ♡早くイッちゃえっ♡こちょこちょこちょこちょ~♪」
艶っぽい初めて聞くような幼馴染みの声。
エッチをしている演技の声。
もうとっくに体力は0でいつ気絶してもおかしくないけれど、巫女達の容赦ないくすぐりと永遠に続くぺニスへの快感によって意識を失うことすら許されない。
くすぐったくて、くすぐったすぎておかしくなる…笑いすぎて息が苦しい…イッたばかりの敏感な身体をこちょこちょと責められ続け、益々くすぐったさと快感に敏感になっていく…。
下手すればこのまま無限に射精させられて、このお寺で永遠にくすぐられ続けてしまうのではないかと嫌な想像が頭をよぎる。
「あへへへへっんぁぁぁっぁぁぁぁっお願いひゃからんぁぁぁぁっも、もうひゃめてぇぇぇっんぁぁぁぁっんぁぁぁっごめんなしゃぁぃぃっんぁぁぁぁっ何でも言うこと聞くからぁぁっんぁぁぁっいひゃだぁぁぁ死にたくなぃぃっぁぁぁぁっおかひくなっちゃぅうぁぁぁぁっやめてぇぇぇんぁぁっ!」
『__どうやらまだ調教が足りていないのか。大好きな幼馴染みにくすぐり犯されて、本望であろう?』
沙夜に顔を覗き込まれ、反抗の意志を示すようにイヤイヤと首を横に振って否定する。
しつこく首筋を撫でられながら、それでも最後の抵抗とばかりに必死に沙夜と眼を合わせまいと目や口を閉じて我慢しようとする。
だけど、全身をくすぐり尽くしている他の巫女達がそれを許さない。人間が絶対に我慢できないようなくすぐったさを最大限に引き出し、機械みたいに正確無慈悲に弱いところをねちねちと執拗に責め続ける。
幼馴染みの”下”でぐちゃぐちゃに犯されているぺニスからも、ゾクゾクとするくすぐったさと快感が込み上げ、また絶頂が高まっていく。
まだ抵抗しようとしたことを本気で震えて後悔するくらい、簡単に意志が折れていく……
「ぎゃぁぁぁぁぁっごめんなざぃぃぃっぁぁぁぁぁっ幸せだからぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっほ、本望ですからぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっいひゃぁぁぁぁぁぁっんぁぁぁぁっま、またイッひゃぅぅぅぁぁぁぁぁぁぁぁっひゃめてぇぇぇぇぇぇぇぁぁぁぁぁっ!!!!!んぁぁぁぁっぁぁあっ!!!」
ビュルッ…ピュッ…♡
腰がガクガクと震え続け、また射精させれてしまった……。
段々精液の量も勢いも少なくなってきた。
このままだと、本当に空っぽになって一滴も出なくなって…それでも搾り取られ続けて命まで取られてしまうのではないかと本気で恐怖する。
「んっ♡ほぉら、まだまだ止めてあげないよ?がんばれがんばれ♡もっともっと愉しませてよ♪」
こちょこちょこちょ~♪と、後ろ手に玉袋をさわさわくすぐられる。その刺激にまた、身体がビクビクと震えて情けなく興奮してしまう…。
「ぁぁぁぅ…ぁぁぁっあひゃっ…ぁぁぁぁぅ…ひぃぃっ…ひぃぃぃっ…あひひひっ…あへっ…ひゃめっ…ひゃめてぇぇ……」
休みなくこちょこちょされて笑い狂わされ、散々イカされて流石に息も絶え絶えになってきた…
笑いすぎてお腹が筋肉痛になりそうなくらいピクピクと痙攣し、あへあへ力なく笑い悶える。
巫女達のくすぐりは相変わらず容赦が無い。
弱いところをこちょこちょカリカリさわさわと責め続けている。
幼馴染みも疲れてきたのか、最初は腰を前後に動かして裏筋を刺激していたが今は”馬乗り”して程よい力加減で体重をかけながら脚の付け根や鼠径部をこしょこしょとくすぐっている。
ピュッッ…♡ビュルッ…
恐らくもう限界…本当に最後の一滴かもしれない精液が亀頭から力なく溢れ出る。
その時、ようやく事の異変に気付いた沙夜が静かに怒ったような声を放つ。
『__ふふっ、そうか。そういうことか…通りで様子がおかしいわけだ。その娘を捕らえよ。一から調教してやらねばな。』
「くっ…や…やだっ!!!離してっ!!!やめてっ!!!やめてよぉぉっ!!!!ぁぁぁっきゃぁぁっ!!きゃぁぁっぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっあはははははははははは!!!」
一体何が起こったのだろう…。くすぐりが止まった今のうちに、はぁはぁと精一杯酸素を取り込んで脳を起こす。
幼馴染みが4人の巫女達に手足を掴まれ、床に組伏せられてくすぐられている…
沙夜は…お腹や太ももに垂れ落ちている精液を指で撫で、こしょこしょと散々イカされたぺニスをくすぐり始める。
『やってくれたね。まぁいい。どのみち__つもりは無かった。”調儀”は中止だ。君達の記憶も消させてもらうよ。ゆっくりと眠って、素敵な夢でも見るといい。ほら、おやすみなさい__』
「__ぁぁっぎゃぁぁぁっぁぁぁっあはははははっ!!____ぁぁっ…ぁぁぁぁっ__あがっ___ぁぁっ………ぅぁ……」
たった数秒。
沙夜に”本気”でくすぐられただけであっという間に呼吸困難となり…じわじわと意識が遠退いていった。
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遠い記憶の中で、何だか怖い夢を見た気がする。
お姉ちゃんや、大事な幼馴染みがどこか遠くに連れ去られていく夢。
無数の白い手に全身を包まれ、ぐちゅぐちゅと貪るようにくすぐり尽くしている様を見せつけられる。
助けたい。助けよう…助けて…誰か…助けて!!!!
「っはぁっ……はぁっ………はぁっ……………」
勢い良くガバッっと布団をめくり上げて背中を起こす。
あれ……ここは…どこだっけ……。
ミーンミンミン…と、障子の外から蝉の鳴き声が聞こえる。それに、風も吹いているのかチリン、チリンと風林の音。
狭い畳の部屋に、布団が4つ。
時計周りに頭がくるようにして敷き詰められていた。
茜さんの寝顔…お姉ちゃんの足…そして、奥にはスヤスヤと寝ている幼馴染みが見えた。
段々と、ぼんやりした記憶が戻ってくる。
そうだ昨日…この部屋で百物語をしていたんだ…。
それで…その後……あれ………どうしたんだっけ……。
思い出せそうで思い出せない…頭の中に黒い靄がかかっている気持ち悪い感覚……。
それに、何だか腹筋が筋肉痛だ…昨日ここまで来るのに結構時間がかかったし、疲れが出たのかな。
次に目を覚ましたのはお姉ちゃんだった。
「…んっ…あれ…ここは……」
まだ少し寝ぼけた様子で目を擦るお姉ちゃん。
身体を起こして、さっきの自分と同じようにキョロキョロと状況を確認している。
「あっ…お姉ちゃんおは…よ…うわぁっ!!な、なに!?」
目が合った瞬間、まるで獲物を見つけたライオンのように飛びかかられて布団に押し倒される。
上に乗られて、ぎゅーっと頭を抱えられて顔に胸を押し付けられる。
「んんっー!!んんっ!!!!」
「よかった。何か…怖い夢見ちゃってさ。安心した。私が守ってあげるから…」
息が苦しくなり、本気でタップしてようやく解放される。
「っはぁぁっ…ね、姉ちゃんいきなりどうしたんだよ…」
「ん、何でも無いよ♪」
ニコニコと優しい笑顔のお姉ちゃんに頭を撫でられ、何だか恥ずかしいけどホッとしてしまう。
「香織~、あんたって本当ブラコンだよね~。もっとイチャイチャしてるとこ見せてよ♡ってごめん!!嘘っ!!冗談っ!!そ、そんなに怒らないでよっやめっ!!ぁぁぁっんぁぁぁっくひゅぐっだぃぃっ!!!!!」
いつの間にか起きてその様子を見守っていた茜さん。
お姉ちゃんが飛び掛かるようにして布団を剥ぎ取り、馬乗りしてこちょこちょとお仕置きしている。
「んん~っ…なあに騒がしいよ……ぁっ…おはよう!!!」
「お、おはよ…ってうわっ!!ま、またかよ!?ぁぁぁっひゃめてぇぇっぁぁぁっははははははははは!!!」
最後に起きてきた栞も、何故か知らないけどお姉ちゃんと同じく一目散に飛び掛かるようにして僕を組伏せ、うつ伏せにしてこちょこちょとくすぐってくる。
しばらくひぃひぃと笑い続けていると、突然パタッっと障子が開いた。
『皆様お早うございます。朝から元気なことで何よりです♪昨夜はよく眠れましたか?』
くすぐりが止まり、4人一斉に声のする方へと顔を向ける。
お寺の巫女さんだろうか。
凄く美人で、背も高い。
何だか…どこかで聞いたことのあるような声だけれど、思い出せない……身体がビクビクて震えてしまう…
ふとお姉ちゃんを見ると、横顔が恐怖で凍り付いているように見えた。
「あ、あの~…えっと…どちら様でしたっけ…」
代表して、自分が恐る恐る質問してみる。
ニッコリとこちらに優しい笑みを浮かべる巫女。
『あら、申し遅れましたね。私は沙夜と申します。このお寺の主をしております。昨夜は留守中の対応をして頂きありがとうございました。…今日お帰りになるのでしょう?朝ごはんをご用意しますので、ぜひ食べていってくださいね♪』
「わーい!ありがとうございます沙夜さん!」
栞が元気よく返事をする。
ニッコリと微笑み、沙夜さんは部屋を後にしていった。
「お、お姉ちゃん…大丈夫?」
「…ぇっ…ぁっ…だ、大丈夫!ごめんね」
額の汗を手の甲で拭うお姉ちゃんの様子は、やっぱりいつもとどこか違うように思えた。
**
離れで顔を洗い、身体を拭いて服を着替える。
周りを林で囲まれているためか、外を歩いてもあまり暑さは感じない。ひんやりとした夏の涼やかな朝の風が頬を冷やしていく。
“あら、お早うございます♪”
「おはようございます…!」
途中、何人か巫女装束を着た人とすれ違って挨拶を交わした。みんなこのお寺で働いているのだろう。
部屋に戻ると布団はいつの間にかどこかに運ばれており、代わりに小机とお盆に乗った朝食が用意されていた。
「早く早く!みんなで食べようよ♪」
みんなもう席についており、急いで座布団に座る。
「いただきます!」
炊きたての白いご飯に、お味噌汁。
焼き魚に海苔、梅干しといった和食の朝ごはんだ。
何だか子供達だけで旅館に泊まっているみたいな感覚に、楽しくなって会話も弾む。
だけど、みんな空気を読んだかのように、昨日の「百物語」についての話題は避けていた。
食事の時間も終わり、お礼にとみんなでお寺の掃除を手伝おうと沙夜さんに提案したけれど、丁重にお断りされてしまった上に、『道中お腹が空くでしょう?』とお竹皮で包まれたむすびを持たせてくれた。
荷物を持って、沙夜さんがお見送り。
石段に向かう前に手招きをされる。
何だろう…と向かってみると、耳元に口を近付けられ
『ねぇ、”お母様”によろしくね?』
と囁くような声で言付けされる。
「…?わ、分かりました。お世話になりました!」
段を降りる前、もう一度後ろを振り向いてみる。
沙夜さんに小さく手を振って、帰り道へと足を進めた。
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『epilogue』
それから、電車や飛行機を乗り継いで無事にみんな家へと帰ることができた。
お姉ちゃんと家に入ると、ソワソワと待ちわびていたような母に出迎えられてぎゅーっと抱き締められる。
「おかえりっ!!!!大丈夫?無事だった?何かされた?」
やっぱり子供達だけで遠いお寺に行くのは不安だったのだろうか。心配したように矢継ぎ早に質問される。
「た、ただいまぁ何も無かったよ!」
そう伝えると、ホッっと胸を撫で下ろしたように母は安心していた。あっ…そうだ。沙夜さんのこと伝えないと…
「ねぇお母さん、沙夜さんがよろしくって言ってたよ?」
「…沙夜……?そのお寺の人……?」
てっきり、母の遠い親戚の人だと思って話したけれど、あまりピンと来ていないような反応を返された。
お盆も過ぎてからは、夏休みの宿題を幼馴染みの家で一緒に取り組んだり、みんなで花火をしたりと満喫したものになった。
あのお寺に行って依頼、幼馴染みにはべったりとくっつかれて前よりもこちょこちょとくすぐられ、茜さんからは電気あんまされたりお尻をくすぐられたり、際どいところを狙われるようになった。
一方、お姉ちゃんはというと、やっぱりどこか様子がおかしいような気がする。
何だか僕に対して、より厳しく躾ようとしているような…少しでも反抗したら厳しくお仕置きされるようになってしまった。
まだ、お姉ちゃんが中学生の頃の方がマシだったかも。
きっと、学校の勉強や習い事、「くすぐり拷問師」の事で忙しくて余裕が無いのかもしれない。
今度、サプライズで何かプレゼントでもあげてみよう。
こうして、あっという間に一夏が過ぎていき、お寺で「百物語」をした記憶も徐々に薄らいでいった。
~百物語編 完