受刑者の一日(前編)

ジャンル:f/m至上主義の社会 / 公開日:2022/12/17 / 販売価格:500円
f/m至上主義の政府が誕生してから、反対派の議員や、反乱を企てる者など、大多数の男性が秘密警察により逮捕されることとなった。
逮捕された者は裁判により十中八九が有罪となり、ある者は特別刑務所に収監され、中でも特に罪の重い者は”見せしめ”として「くすぐり公開処刑」となる。
それでは、懲役として刑務所に収監された者はどのような懲罰を受けることになるのであろうか。
今回私は、特別に政府から許可を頂いて刑務所の様子を一日密着取材させてもらうことになった。
受刑者達はどのような生活を送っているのか、また、刑務官や政府公認の国家資格者である『くすぐり執行官』のお仕事についても、詳細に取材していきたいと思う。
***
早朝5時。都内某所のコンビニで待ち合わせの約束。
まだ陽が登り始める前だ。
この日のために前日はしっかりと早く寝たので、眠気は無いが緊張でドキドキと胸が高鳴る。
約束の時刻ピッタリに、一台の車が駐車場に入ってきた。
そして、後部座席からスーツ姿の背の高い女性が降りる。
あの人が待ち合わせの相手だろうか…
どこかで、顔を見たことがあるような……?
一目散にこちらに歩いてくる女性に、私も歩み寄って挨拶をしに行く。
「あ、あの!本日お世話になります記者の宮原美沙希です!」
「はじめまして。所長兼くすぐり執行官の黒川麗奈です。今日はよろしくね?」
「は、はい!よろしくお願いします!」
クールな見た目とは裏腹に、優しそうな表情で挨拶をしてくれる麗奈さん。…でもやっぱり、テレビで見たことがある気がする。
「あら?何か聞きたいことでもあるの?」
表情に現れてしまっていたのだろうか。まるで心を読まれているかのように問いかけられる。
「あの~…もしかして黒川さんって、この前テレビに出ていましたか?あの、『くすぐり公開処刑』の中継で…」
「ええ、出ていたわ。あの時のリーダーは私よ。」
「やっぱり!見たことあるな~と思ってたんです!本日はくすぐり執行官のお仕事についても取材させて頂きたいと思いますので、改めてよろしくお願いします!」
「ふふっ♪元気な子ね。移動しながらお話しましょうか。じゃあ車に乗って?…その前に、お手洗い大丈夫?ここから約1時間移動になるけど」
「はい、大丈夫です!」
黒川さんに促され、私は黒塗りのワンボックスカーの後部座席に乗り込む。
私の横に黒川さんが座り、すーっと車が発信する。
運転席は仕切られていて、景色は見れない。
…まるで、犯罪者になって移送される気分だ。
「まるで犯罪者みたいな気分かしら?」
「え!?あ、はい…何となく、そわそわしちゃいますね…!」
黒川さんにピタリと心情を見抜かれてしまいドキドキする。これがプロのくすぐり執行官の力なのだろうか…?
「この車は受刑者を護送する時に使う特別製の車なの。シートの足元と、側面、上部に拘束具を備え付けているのよ。移動中にくすぐり執行官2名が目隠しした受刑者を1時間ノンストップでくすぐって、反抗する気力と体力を根こそぎ奪うってわけ♪」
「な、なるほど…1時間ノンストップでくすぐられるのはキツそうですね…」
私はすかさず、メモ帳に今の話を記載する。
「どう?せっかくだから美沙希ちゃんも少しだけくすぐられる体験、してみる?手加減してあげるから♪」
目の前で怪しく指をワキワキと動かす黒川さん。
その動きを見ているだけでもくすぐったい…
「ふえっ!?え、遠慮しておきます…すみません…」
「あらそう…くすぐられたくなったらいつでも言ってね♪」
「あはは…く、黒川さんはどうしてくすぐり執行官になりたいと思ったんですか?」
話を変えて、黒川さん本人の事を聞いてみる。
「そうねぇ…昔から、人をくすぐるのが好きだったからかな。自分の好きなくすぐりで、悪を裁く仕事が格好いいって思ったから。」
「昔からくすぐるのがお好きだったんですね!確かに、くすぐり公開処刑の時にテレビで犯罪者をくすぐっている姿は格好良かったです!くすぐり執行官の仕事は、純粋にくすぐりが好きな人が向いているのでしょうか?」
「…くすぐり執行官になるには、ただ純粋にくすぐりが好きなだけでは駄目で、技術力や精神力、体力も必要になる。それに加えて、国民を代表して刑を執行するという強い責任感が無ければならない。質問の答えに戻ると、純粋なくすぐり好きは拷問師や調教師に向いているのではないかな。」
「なるほど……くすぐり執行官は大変なお仕事なんですね…」
この後も車の中で黒川さんへインタビューを行う時間が続き、貴重なお話を聞きながらメモを取り続けていた。
そして、いつの間にかあっという間に1時間程経ち、車は目的地へと到着した。
**時刻は朝の6時頃。
車を降りると、目の前に大きな塀で囲われた施設が待っていた。
黒川さんに続いて、敷地の中へと入っていく。
暫く舗道を歩いていると、目の前に大きな四角い造りの無機質な建物が現れた。
「うわ~すごい…!もしかして、ここが刑務所ですか?」
「ええ、そうよ。この建物の地下に受刑者が収容されている部屋があるの。とりあえず、中に入りましょうか」
「はいっ!!」
エントランスから建物の中に入ると、意外にも綺麗で明るい、まるで病院のような通路が続いていた。
黒川さんは受付にいる女性と話をしている。
「黒川主任!お疲れ様です!…あの、あちらの方は…?」
「お疲れ様。彼女は今日この刑務所を取材しに来た宮原美沙希さん。政府からの許可も得ているから、入館証を渡してあげて?」
「かしこまりました!宮原さん、こちらの入館証を首から提げていてください!」
「は、はい!ありがとうございます!」
私は受付の女性からゲスト用の入館証を受け取り、首からぶら提げる。
よしっ、これから仕事が始まる。
ふぅっ…と深呼吸をして、気合いを入れ直す。
「あら、緊張してるの?大丈夫?」
「はいっ!大丈夫です!本日は1日、よろしくお願いします!」
「ふふっ♪元気が良くてよろしい。何だか新人のくすぐり執行官を見ているみたいね♪…あ、そうだ。よかったらあなたもくすぐり執行官の制服着てみる?確か…新人用に取っておいた服が余っているはずだから、どうかしら?」
「え、いいんですか!?着てみたいです!」
くすぐり執行官と言えば、今や子供たちの将来なりたい職業ランキングでベスト10に入る憧れの仕事だ。
貴重な機会だとばかりに、私は黒川さんのお誘いを受けることにした。
「そう、よかった♪じゃあ更衣室に案内するね」
1階の通路を進んだ先、職員の休憩室のような部屋に入る。さらにその奥に行くと、ロッカールームが備えられていた。
黒川さんは戸棚にある段ボールを開けてガサゴソと何かを探していた。
「美沙希ちゃん服のサイズどれくらいかな?」
「Sでお願いします!」
「了解♪じゃあこの服に着替えて、荷物はこの空いてるロッカー使ってね。私は外の部屋で待ってるわ。」
「はいっ!黒川さんありがとうございます!」
新品の制服を受け取る。
本当に私が着用しても問題ないのだろうか…一瞬不安になったが、ここはご厚意を素直に受けとることにした。
上に着ていた服を脱ぎ、着心地の良い紺色の長袖の制服を身にまとう。下は紺のパンツスーツ。何だか本当に自分までくすぐり執行官になったような気分になれる。
荷物をまとめてロッカーに入れる。
愛用の手帳とペンを片手に、黒川さんの元へ向かった。
「お待たせしました~!」
「あら、よく似合ってるじゃない♪…そろそろいい時間だし、まず最初の仕事場に行きましょうか。」
「はいっ!よろしくお願いします!」
時刻は6時30を少し過ぎたところ。
私は黒川さんに連れられて、エスカレーターで地下1階に降りる。鍵がかけられた通路の横に、受付のような部屋がある。
「黒川主任、お疲れ様です!あの、そちらの方は新人でしょうか?」
私の着ている制服と同じものを身にまとった若い女性二人組に話しかけられる。
「この子は今日ここの刑務所を見学するライターさん。私服だと目立つだろうし、制服を着せているの。朝の仕事をしている様子を見せてあげてくれるかな?」
「承知しました。…お名前は?」
「記者の宮原美沙希と言います!よろしくお願いします!」
つい大きな声が出てしまい、黒川さんに「シーッ」と口に指を立てて静かにさせられる。
「地下一階は受刑者の独房になっているの。まだ寝ている人もいるから静にね?まあ、今からやるのはその受刑者を起こす仕事なんだけど。」
「ご、ごめんなさい…!失礼しました…」
「じゃあ中に入るから、私の後ろを着いてきてね?」
「はいっ!」
鍵を開けて、受刑者のいる独房へと続く通路へ足を踏み入れる。私と黒川さんの前を、”本物の”くすぐり執行官の女性二人が前を歩く。
後で話を聞いたところ、新人はまず朝の仕事を担当するらしい。
_6時40分。受刑者が起床する時間。
何やらクラシックのような音楽が流れている。
独房の中を覗いてみると、若い男性が多く、布団から飛び起きて急いで着替え等を行っている。
約10分後、各部屋を順番に点呼していくくすぐり執行官。
受刑者達はハキハキと自分の番号を応えている。
前を歩いていたくすぐり執行官の二人が、ある部屋の前でピタリと立ち止まった。
「はぁ~…また寝坊か…。おいっ!起きろ!!」
私も部屋を覗いてみると、男性が布団の中ですやすや気持ち良さそうに眠っていた。
「仕方ない。くすぐり起こしてやれ。」
黒川さんの指示で、ガチャりと扉を開錠して部屋の中に入っていく女性達。
そして、布団を無理やり引き剥がして一人が両腕を万歳させて上に座り込み、もう一人が腰の辺りに馬乗りして男性を押さえつける。
「ほら、こちょこちょこちょ」
「ん~…ぅぁっ!?ひゃぁぁっぎゃぁぁぁっははははははははははははははははははははは!!ぁぁぁっひゃめっぎゃぁぁぁぁっっひゃぁぁぁくしゅぐっだぃっ!!ぁぁぁっははははははは!な、何してっぁぁぁぁっはははははははははははははははははや、ひゃめでぇぇぇっははははははははははははははははははははははははは!!」
薄いシャツの中に指を滑り込ませて無防備な腋の下を容赦なくこちょこちょ。
しっかりと体重をかけて馬乗りしながら、脇腹のツボをもみもみと責め、お腹を爪の先でこちょこちょと撫で回すようにくすぐっている。
新人とはいえ、初めて生で見るくすぐり執行官達の指さばきについ見とれてしまい、メモを取ることすら一瞬忘れてしまう。
「私言ったよね?次寝坊したら容赦しないって?言わなかったっけ~?どうして言うこと聞けないのかな~?」
男性の顔を太ももで挟み込んで、上から見下ろしながら首筋をねちねちとくすぐり、まるで子供をお仕置きするかのように話しかけているポニーテールのお姉さん。
「ひぃぃぁぁぁっきゃぁぁっご、ごめんなさぃぃぁぁぁっははははははははははは!!やぁぁぁっひゃぁぁっはははははくしゅぐっだぃぃぃぁぁぁぁゆるじてぇぇぇぇっははははははははははははは!!ひゃだぁぁぁぁじぬぅっぅぅぁぁっはははははははははははははははきついってばぁぁぁっはは、はははははは!!」
地下に男性のけたましい笑い声が響き渡っている。
足をバタバタとさせて何とかくすぐったさから逃れようとしているが、二人がかりでしっかりと押さえつけられていて無駄な抵抗のようだ。
「言うこと聞けない悪い子はた~っぷりお仕置きしてやるからな~?ほら、脇腹もみもみ~こちょこちょ~♪」
意地悪な笑みを浮かべながら、執拗に脇腹のツボをもみもみとくすぐっているショートカットの女性。
しっかりと太ももで胴体を挟み込んで動きを封じながら徹底的にくすぐっている姿は、まるで獲物を狩りをして獲物を捕まえた肉食獣のようだった。
その後も15分程くすぐりのお仕置きは続き、男性は息も絶え絶えで抵抗する力も無く伸びている。
「ひっ…ひひっ…ぁぁっ…ひひっ…」
だらりと白眼を剥いて、顔は涙や涎でぐしゃぐしゃになりひきつったような渇いた笑い声を繰り返している。
「黒川さん、どうしますか?」
「懲罰室に運んでおけ。午後に私も見に行く。」
「承知しました。」
手早く台車の上に男性を乗せてベルトで拘束し、くすぐり執行官の女性達はどこかに去ってしまった。
「あ、あの~黒川さん、あの男性はこの後どうなるのでしょうか…?」
「規律を破った罰として、懲罰室でたっぷりとお仕置きだな。午後から見せてあげるよ。どんな風にくすぐられるのか、記者として気になるだろ?」
「は、はいっ!気になります…!!」
暫くすると、先ほど男性をくすぐっていた執行官の二人が戻ってきた。残りの点呼を終わらせて、今度は朝食を配る準備をしている。
質素ながらも、栄養を考えているであろう和食のご飯が乗ったトレーは、まるで給食の様子を思い出した。
「朝食は7時から40分の間。その後は8時から12時まで受刑者は刑務作業を行うんだ。」
「なるほど…!規則正し…」
黒川さんに返事をするタイミングで、あろうことか「ぐぅ~~」とお腹がすいた音が聞こえてしまった。
「ふふっ♪よかったら美沙希ちゃんも朝ごはん食べる?」
「えっ!?いいんですか?何だかすみません…」
「せっかく取材に来てくれたんだから、刑務所についても書いてもらわないとね♪じゃあ、上の休憩室に戻りましょうか。」
優しい黒川さんのお言葉に甘えて、刑務所の朝食まで頂くことになった。貴重な経験に感謝しながら、ご飯を噛みしめた。
**時刻は8時。
作業の開始を告げるような音楽が流れ、受刑者達が一斉に作業を開始する。
「おらっ!きびきび働け!!」
見張りであろう怖そうな女性が受刑者達に渇を飛ばす。
…朝食を終えて、黒川さんと私は施設の2階にある「刑務作業場」へとやって来た。
作業内容によりいくつか部屋が別れているが、最初に一番広い部屋を見学してみる。
「あの~黒川さん、ここでは何を行っているのでしょうか?」
「ここでは手製の拘束具を作っているんだ。完成した物は刑務所内で使ったり、あとは一般向けにネット販売している。」
「へぇ~…知らなかったです!」
刑務所の中で拘束具を作っているとは思わなかったので、私は素直に感動してしまう。
受刑者の人達は、みんな真剣な表情をして一心不乱に作業に取り組んでいた。
部屋を後にして、別の作業場へと向かう。
先ほどの部屋よりもやや手狭な空間には、大量の段ボールが山積みになっており、中央にあるテーブルで3人の男性が何やら作業を行っていた。
「黒川さん!この部屋では何をしているのですか?」
「ここでは受刑者に差し入れされる荷物の検閲を行っているんだ。例えば、本に怪しい書き込みが無いかとかね。受刑者の中でも模範囚がこの仕事を行っているんだ。」
「なるほど…大事なお仕事ですね」
作業の邪魔をしないよう、部屋を後にしようか思案していると、何やら見張りの刑務官の女性が静かに若い男性の後ろに移動する。
ポンッと男性の肩に手を置き…
「ねぇ、今何を隠した?」
「ひっ!?な、何も隠してなっひゃっはははははは!!ぁぁっひゃめっぁぁぁっくひゅぐっだぃぃぃっははははははは!!?ぎゃぁぁぁっはははははは!!ひゃめでぇぇっはははははそこひゃめっぁぉぁぁっははははははは!!」
後ろから首筋を10本の指でこしょこしょとくすぐり、抵抗しようと男性が腕を上げた瞬間両腋の下に素早く手を入れて薄い囚人服の上から容赦なくこちょこちょと責める刑務官。
そして、無理やり男性を椅子から引きずり降ろし、こちょこちょもみもみと脇腹を責めながら床にうつ伏せに組み伏せてしまった。
「すごい……」
くすぐりながら流れるように一瞬で男性を制圧してしまう刑務官の姿に、思わず感動してしまう。
「こちょこちょこちょ~。ほら、何を隠した?さっさと出せ!」
少し近づいて男性をくすぐっている様子を見学する。
馬乗りしながら服の中に手を入れて容赦なく指先が這い回り、的確にこちょこちょと責め立てながら何かを探しているようだ。
「ひぃぃきゃぁぁぁっひゃはははははは!!ゆるっ!!ゆるじでぇぇぇぇっははははははははは!!!ひゃめっぁぁぁぁっははははははははごめんなざぃぃぃぃくひゅぐっだぃっぁぁぁっははははははじぬぅぅぅおかじくなるぅぅぁぁぁっははははははははぎゃぁぁっぅぅぁぁぁっはははははは!」
「ごめんなさい?ということはやはり何か隠しているな?」
男性の足の方を向いて座り直し、脚で両腕と胴体を挟み込んで馬乗りしたまま今度はお尻や太もも、脚の付け根をズボンの上からこしょこしょとくすぐる刑務官。
「ひぃぃぃっ!!あひゃぁぁぅっははははそ、そこはぁぁぁっぎゃぁぁぁっひゃぁぁんぁぁぁっひゃめでぇぇおねがいじますからぁぁぁっはははははははははは!!」
先ほどよりも恥ずかしいような、気持ちいいような笑い声を上げる男性。くすぐりはさらにエスカレートして、ズボンの中に手を入れて直接男性のお尻や鼠径部、蟻の門渡りなどをくすぐっているのだろうか。
男性は足をじたばたとさせながら、涎を垂らして情けなく笑い狂っている。
「ん?何か紙があるな…1万円札か。おい、これはどういうことか説明してもらおうか?」
男性を仰向けにひっくり返し、胸の辺りに馬乗りして顔の前に1万円札を見せつける刑務官。
何かの賄賂…であろうか?
「ぐっ…そ、それは………い、言えない!!」
「…そうか。黒川主任、どうしますか?」
ここまで静かに見守っていた黒川さんが指示を出す。
「地下に連れていけ。くすぐり執行官数名で白状させろ。時間がかかるようなら、”くすぐり拷問師”を要請する。」
「承知しました。おらっ、暴れるな!大人しくしろ!」
力づくで逃げようとする男性を、逃がさないように上からしっかり体重をかけて取り押さえる刑務官。
しばらくすると、くすぐり執行官数名が部屋に入り、男性の両手首、両足を拘束して台車でどこかに連れ去っていった。
「美沙希ちゃんすまない。慌ただしいところを見せてしまったね。」
「い、いえ!あの…さっきの男性はどうなるのでしょう…?」
「少しくすぐって拷問だな。あの様子だと恐らく拷問師を呼ばなくとも午前中には吐くだろう。午後に様子を見に行ってみようか?」
「はい…!ぜ、ぜひお願いします!」
くすぐり拷問…あの男性が一体どんな風に拷問されているのか少し見てみたかったが、さすがに”企業秘密”らしい。
それから、私は黒川さんに連れられて別の作業場の見学をさせてもらった。
話を聞いてみると、受刑者の中にもランクがあるようで、上に行けばいくほどラクな作業を割り当てられるらしい。
反対に、ランクが低く日々の生活態度が悪ければ比較的重労働の作業を担当させられ、少しでも手を抜こうものなら刑務官の女性に複数人で羽交い締めにされ、見せしめとして容赦の無いくすぐりをされるとか…
一通り作業場の見学が終わり、黒川さんとベンチで一休み。
「美沙希ちゃんどう?作業場の見学をしてみて?」
「凄かったです…!作業の内容よりも、刑務官の方のくすぐり技術に目を奪われてしまいました!」
「ふふっ♪そっか、美沙希ちゃんはくすぐる事に興味はあるの?」
「興味はあります!だけど…刑務官の皆さんや、黒川さんのように上手ではないので、くすぐっているところを観察していると凄く勉強になります!」
それに…刑務所で強くて格好いい女性が、受刑者の男性を易々と組み伏せてくすぐっている姿を見ると、何だか自分まで強くなったような気分になり楽しかった。
「…美沙希ちゃん。」
急にジッと真剣な眼で私の顔を見つめる黒川さん。
「はいっ!…?」
思わず私も姿勢を正して見つめ返してしまう。
何を言われるのだろう……?何か怒らせてしまっただろうか?
「…くすぐってみる?受刑者を。」
「……へ?お、お願いします!?」
予想外の問いかけに、間抜けな返答をしてしまったのだった。
**時刻は午前10時。
黒川さんによると、どうやら今日から新しい受刑者が1人入ってくるらしい。
建物の外に出て黒川さんや、数名のくすぐり執行官の女性と待機していると、門が仰々しく開き1台の護送車がやって来た。
一体どんな受刑者が来るのだろうと、何だか私までドキドキとしてしまう。
車が入口の前で停止し、後部座席が開けられる。
「ほら、着いたぞ、さっさと降りろ!」
「ぅぅっ…くそっ、は、離せよ!」
女性二人がかりで目隠しされている男性を無理やり引き摺り降ろしている。
声の特徴からして、10代半ばくらいだろうか…?
両手は後ろで拘束されており、何とか逃げだそうと抵抗しているところを両脇からガッツリと固められている。
「何だ?まだ暴れる体力があるのか?」
黒川さんが男性を押さえている女性に声をかける。
「も、申し訳ございません!車内で1時間みっちりとくすぐったのですが、まだ体力があるようで…」
「まあいい。この後思いっきりくすぐってやれ。」
「承知しました。」
まだ暴れようとしている男性を4,5人で取り囲みながら、首の後ろをさわさわと撫で、脇腹やお腹をソフトにくすぐって抵抗する力を抜かせて、無理やり建物へと連行する。
地下一階へと向かい、「身体検査室」と書かれた部屋にやって来た。
「目隠しを外してやれ」
「はぁっ…はぁっ…くそっ、何だよここ…!」
ようやく目隠しを外されて視覚がぼやけるのか、目をパチパチとさせて戸惑いを隠せない男性に対して、黒川さんが淡々と説明を行っていく。
「私はこの刑務所の所長兼くすぐり執行官の黒川だ。いいか?これから貴様に人権は無い。貴様の名前はNo.56だ。おい、分かったら返事をしろ?」
黒川さんの先ほどまでの優しい雰囲気は無くなり、部屋の中にピリリとした緊張が走る。
しかし、あろうことかNo.56と呼ばれた男性は、まだ反抗的な態度を取ってしまう。
「…う、うるさい!何が56だよ!俺は無実だ!さっさと解放しろよ!!この、クソババア!!!!」
地下に男性の声が大きく反響する。
周りのくすぐり執行官達の緊張が伝わってくる。
恐る恐る黒川さんの顔を見ると、鬼のように冷たい表情をしていた…
「…おい、誰かオイルを持ってこい。そいつの服を脱がせて床に取り押さえろ。」
「は、はいっ!!」
暴れる男性を多勢に無勢で押さえつけながら、無理やり衣服を脱がせていく。上だけでなく、ズボンやパンツまで無慈悲に降ろしていき、思わず目を背けてしまうが、黒川さんに「しっかりと観察しておけ」と命令され従うしかない…。
「くそっ、は、離せ!!」
拘束は外され、床に両手両足を大の字で広げた状態で1本ずつ上に座って力ずくで押さえつけている。
「所長、オイル持ってきました。」
「ありがとう。…おい、No.56。今すぐ、先程の発言を謝罪し心を悔い改めるなら手加減してやる。しないのであれば…どうなるか、分かるよな?」
男性の頭を両手で挟み、上から顔を近づけて目を覗き込みながら最後のチャンスを与える黒川さん。
男性の表情はよく見えないが、微かに手足の指が震えているような気がする。
「…ぐっ、だ、誰がお前なんかに…!!」
「そうか。愚かだな。」
男性の意地というやつなのだろうか。
この状況でも反抗的な態度を取っているのは、ある意味さすがというべきだろうか、それとも命知らずなだけだろうか。
サテン手袋をはめて、透明な液体が入った瓶の蓋を開ける。そして、それを男性の身体にびちゃびちゃとふりかけていく黒川さん。
「ひぃぃっ!?ぁぁっ…!?な、なんだ…ひゃぁぁっ!!?」
「これはな、プロの拷問にも使われている特製オイルだ。身体に塗ると感度が倍増する成分がある。どうだ?こうして優しく塗り込んでいるだけでもくすぐったいだろう?…この状態で思いっきりくすぐったら…どうなると思う?」
首筋、腋の下、乳首の周り、お腹、脇腹にたっぷりとオイルを垂らして手のひらでぬりぬりと身体に広げていく黒川さん。
男性の顔を見てみると、歯を食い縛って必死にくすぐったい感覚を耐えているようだ。
「美沙希ちゃん、こっちに来て?」
「え、は、はいっ…!!」
黒川さんに不意に話しかけられ、近くに歩み寄る。
「暴れないように顔を脚で挟んで押さえててもらえる?」
「わ、わかりました!」
私は男性の頭上に座り、真っ直ぐ上を向くように太ももで顔を挟んで固定する。
上から男性の顔を見下ろして目が合うような形になり、少しドキドキした視線を感じる。
「こんな感じでしょうか…?」
「ええ、ありがとう。万が一頭を打って怪我させないように、しっかり押さえててね?」
「わかりました!」
これで男性は全裸の状態で両手両足を1本ずつ押さえつけられ、腰の辺りに馬乗りされ、頭も私に固定されて全く抵抗できないようにされてしまった。
さっきまで抵抗して生意気なこと言っていたのに、女の子に力ずくで押さえつけられて見下ろされるのはどんな気持ちかな?
「ぅぅっ…くそぉぉ…や、やめろよ…は、離せぇぇっ…ひゃはっ!?ひぎゃぁぁぅっははははははははははは!!ぁぁぁっぎゃぁぁぁっひゃめっひゃぁぁぁっぁぁぁっくしゅぐっだぃぃぃぃぁぁぁぁっはははははははははやめっ、やめでくれぇぇぇぇっははははははははははは!!!」
「ほら、さっきまでの強気な態度はどうした?まさかもう耐えられないのか?」
黒川さんが腋の下の窪みを10本の指で素早くカリカリとくすぐり、次の瞬間には脇腹を撫でてもみもみとマッサージし、お腹やおへそを爪を立ててこちょこちょとくすぐりまわす。
オイルで滑りの良くなった身体の上を、まるでスケートのように滑らかに縦横無尽に器用な指先がくすぐり尽くしていく。
男性はくすぐられた瞬間、全く我慢できずに思いっきり笑い狂い始め、頭を振ってくすぐったさから逃れようとしているのが脚に伝わるが、しっかりと力を込めて抵抗できないよう必死に押さえつける。
「ひやぁぁぁぁっははははこれヤバいってばぁぁぁっぎゃぁぁっはははははひゃめでぇぇくしゅぐっだぃぃぃぁぁぁぁっはははははは!!頭おかじくなるぅぅぅしぬぅぅぁぁぁぁっははははははははははひゃめでぇぇぇっははははだすけてぇぇぇぇっはははははははははは!!!」
「ふふっ♪苦しいか?この刑務所で私に逆らったらどうなるのか、たっぷり身体に刻み込んであげる。…ほら、みんなもくすぐってやれ。美沙希ちゃんは首筋をお願いね?」
「は、はいっ!こ、こちょこちょこちょ~♪」
黒川さんの指示で、手足を押さえつけている女性達が一斉にくすぐり始める。腋の下や乳首を両側からそれぞれ容赦なくこちょこちょと責め立て、膝の上に座り足を押さえている女性は足の裏に手を伸ばして土踏まずをガリガリとくすぐっている。
私も、くすぐり執行官になったような気持ちで、男性の頭を上に向けて喉仏が出るようにしっかりと太ももで押さえつけながら、10本の指でこちょこちょと首筋をくすぐってみる。
「ひぎゃぁぁぁぁっぅぁぁぁぁぁっぎゃぁぁっっははははははははははははは!!ぁぁぁっっぎゃぁぁめひゃめでぇぇぇぁぁぁぁぅぅぅははははははじぬぅぅぅっはははははははひゃめでぇぇぇぇぇぇっははははははははははははっぎゃぁっははははははははははははははははは!!」
まるで獣の雄叫びのような笑い声が地下に響き渡る。
抵抗できないように押さえつけられて、敏感な身体を女性に複数人でこちょこちょとくすぐられるのはきっと辛くて苦しいのだろうなあと他人事のように観察する。
でも、罪を犯した上に、黒川さんに暴言を吐いた男性が悪いんだよね?
お仕置きとばかりに、私も全力で指を素早く動かして首筋を余すところなくくすぐり尽くしていく。
「あら、美沙希ちゃんくすぐるの上手ね♪経験があるの?」
「ありがとうございます!昔ピアノ習ってたので、指先は器用な方だと思います!」
「さすがね~♪その調子でくすぐってあげてね?」
「はいっ!がんばります!こちょこちょこちょ~♪」
黒川さんに褒められ、調子に乗って男性の顔を覗き込むようにして「こちょこちょ」囁きながらくすぐってみる。
すっかり顔は涙や涎でぐしゃぐしゃになって、情けない顔で笑い狂っている男性。
「ひゃぁぁぁっははははははきつぃぃってばぁぁぁっひゃめでぇぇこちょこちょやめでぇぇぇっはははご、ごめんなざぃぃぃぃぁぁぁぁっはははは俺が悪かったですからぁぁぁっはははははははははははははひゃめでぇぇもうゆるじてぇぇぇぇっはははははははじぬぅぅぅぁぁぁぁっげほっ、ごほっ、い、息ができないからぁぁぁぁぁぁっははははははははひゃめでぇぇぇぇっはははははははははははははははは!」
「話せる余裕があるってことは、まだくすぐられ足りないようだな。安心しろ、たっぷり調教してやるからな?…そうだ、美沙希ちゃん。」
「は、はい!何でしょうか…?」
男性をくすぐりながら、顔を上げて黒川さんの方を見る。
「顔の上に座り込んで、口と鼻を塞いであげて?」
「え!?だ、大丈夫なんでしょうか…?」
「時々呼吸させてあげれば問題ないわ。恥ずかしいかもしれないけど、更正させるためだと思って、ね?お願い。」
「わ、わかりました!えっと、それじゃあ、失礼します!」
一旦男性の顔の上で膝立ちになり、手で顔を固定しながらゆっくりと腰を降ろしていく。
「ひゃぁぁっな、なにをっ、や、ひゃめっっんんんっ!?んんっー!!んぐっっっぅぅぅぅぶぶっんんんっー!!」
口を塞がれて、くぐもったような笑い声を上げる男性。
全身をこちょこちょくすぐられて、呼吸も制限されて苦しくて可哀想な気もするが、私も心を鬼にして全力で首筋をくすぐりまわす。
「美沙希ちゃん本当に容赦なくくすぐるね~♪くすぐり執行官向いてるんじゃない?」
「ほ、ほんとですか!?ありがとうございます!」
本職の方に褒められてさらにやる気が増した私は、もっともっと男性を苦しませるためのくすぐり責めに没頭する。
「は~い息継ぎしましょうね~♪はい、終わり~♪こちょこちょこちょ~♪くしゅぐったいね~?」
「んんんっひゃぁぁもうひゃめぇぇっへへへ!!んんぐっ!!?んんっーーー!!!んぁぁぁぁぁっっぁぁぁぁっっっっっ!!!」
時々腰を浮かせて3秒程呼吸をさせて、またすぐに口や鼻を塞いで子供をあやすような口調でこちょこちょ躾をする。
時間にして、約1時間ほど徹底的にくすぐり、ごめんなさいすることも許さずに責め続けた。
「ひっ……あひひっ…へへっ…ぁぁっ…ひひっ……はひっ…」
男性は白眼を剥いてだらりと舌を出して、まるで壊れたラジオのようにひきつった笑い声を繰り返す。
全身ピクピクと痙攣して身体から湯気が立ち上るほどくすぐられ、抵抗する力も喋ることもできなさそうだった。
「あの~…黒川さん、私…やり過ぎちゃいました?」
「いや、生意気な受刑者にはこれくらいが丁度いいよ。美沙希ちゃんありがとうね。…おい、いつまで寝ているんだ?起きろ!!」
黒川さんは男性の頬をベチベチとビンタをして無理やり意識を呼び起こさせる。
「ひっ…ひひっ…はぁっ…っっ!?ひっ!?ひゃめっ、も、もう許してぇぇごめんなさいごめんなさい…」
男性は黒川さんの顔を見た途端、物凄く怯えた表情で何度もごめんなさいをしていた。
「どうだ?反省したか?」
「に、二度と逆らいませんからぁぁ許してくださぃぃ」
「まぁいいだろう。許してやる。さて、身体検査の続きだな。おい、早く立て。それとも、まだくすぐって欲しいのか?」
「ひぃぃぃっ!?」
散々くすぐられて、すっかり体力を使い果たしているのだろう。力を振り絞るようにフラフラと立ち上がる男性。
それから、万歳の状態で立たせて写真を撮ったり、両手を頭の後ろで組ませて股を開かせた状態で前後左右から「検査」という名のくすぐりが行われていた。
「あひゃぁぁっひゃっそ、そこひゃめてくださぃぃっぁぁぁんっぁぁぁっひゃぁぁぁぁっんぁぁっはははは!」
「うるさい。動くなじっとしてろ!」
お尻の穴や、何故か勃起しているぺニスの周りを指先でこちょこちょとくすぐっている執行官の女性。
身体を隅々までこちょこちょと検査をされ、気づけばチャイムの音が鳴り響いていた。
「12時だ。美沙希ちゃん、休憩にしようか。…ズボンが汚れてしまっているね、着替えを用意させるよ。」
「えっ!?あ…ほんとだ…」
男性をくすぐっていた時に付着したであろう涙や涎で、パンツスーツが濡れて汚れてしまっていた…汚い…。
「美沙希さん、では行きましょうか。」
刑務官の女性に声をかけられる。
「は、はい!…あれ、黒川さんは…?」
「私はまだ少し仕事があるから、また休憩が終わる頃に迎いに行くよ。」
「分かりました!お先失礼します!」
黒川さんと一旦別れ、1階にある休憩室へと戻ってきた。先にパンツスーツを履き替え、更衣室を出ると昼食が用意されていた。どうやら刑務所では12時から40分間の休憩があるらしい。
「いただきまーす!」
昼食に用意されていたのは仕出し弁当だった。
そう言えば、午後からは懲罰室の見学をさせてもらえるらしい。午前中に連れていかれた男性達はどうなったのだろうか。楽しみにしておこう♪
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おまけ: ローションくすぐり亀頭責め拷問(ffff/m)
「ぅぅや、やめろよぉぉは、離せぇぇ!!」
「暴れるな!大人しくしてろ。」
地下二階にある懲罰室の一室。
くすぐり執行官の女性4人がかりで両脇を抱えられて引き摺られるように連れられてきた男性。
必死に逃げようと抵抗しているが、耳に息を吹きかけられ背中をさわさわとくすぐられ、多勢に無勢で押さえつけながら無理やり男性の衣服を全て脱がせていく。
全裸にした男性を、部屋の中央にある拘束台へと力ずくで乗せて両腕、両足を押さえつけて真っ直ぐ棒の字になるように拘束していく。
手首、肘、膝、足首をしっかりとベルトで固定。
拘束が終わると、男性がいくら暴れようとも脱け出せないようだった。
一仕事終えたくすぐり執行官達は、少しリラックスした表情で情報の共有を始める。
「さてと…で、コイツ何やらかしたの?」
「何か作業中に怪しい動きしてて、調べたら1万円札隠し持ってたんだって。」
「ふ~ん、それが何かを白状させればいいのね。」
「黒川さんから、『午後までに拷問して吐かせろ』だって。できなかったら私達が懲罰受けることになる…ってさ。」
「え~それは絶対やだ…!とりあえず時間も無いし、始めよっか。最初から飛ばしていいよね?」
「いいと思う。じゃあ決まりね。」
執行官達の会話を、恐々としながら聞いていた男性。
今から何をされるのか想像して、少し震えている。
ローションの入った透明のボトルをそれぞれ手に取り、おもむろに男性の身体へと垂らしていく。
「ひゃぅっ!!…っっぐっ…ふふっ、やっ、やめっ…」
男性の首筋、腋の下、乳首、お腹、脇腹、太もも、足の裏と全身のくすぐったいところを余すところなく優しくぬりぬりと広げていく。
「あ、そうだ。一応聞いておくけど、白状するなら今のうちだよ?」
男性の乳首から腋の下にかけて、人差し指ですーっと意地悪に撫でて顔を覗き込みながら尋問する女性。
「くっっふふっ、ひゃっぅぅ、い…言わない!!ぜ、絶対に話さない!」
笑い声を口元から漏らしながら、決してくすぐり拷問には屈しないという強い決意を表す男性に、ニヤニヤと、哀れみの表情で返す執行官達。
我慢できるわけがない、この男性が耐えられず全てを白状してしまうのは時間の問題だと、ローションを塗り込んでいる段階でお見通しだった。
「腰周りの準備は終わったわ」
「足の裏も準備できたよ~」
「了解。じゃあ始めましょうか。」
くすぐり拷問の準備が終わり、指を身体に添えて…
一斉にこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!!
「ひぐっ!?いひゃぁぁっぎゃぁぁっひゃぁぁっあはははははははははは!!ぁぁっっっははははははははははひゃぁぁっひゃめろぉぉぉぉっぁぁぁっぁぁぁっはははははははははははははははだめぇぇぇひゃめでぇぇぁぁっっははははははははははははそこひゃめでぇぇぇっぅっはははははは!」
ローションで滑りが良くなった男性の身体を、4人がかりで思いっきり容赦なくこちょこちょとくすぐっていく。
「こちょこちょ~。ほらほら、さっさと白状しろ~?」
顔の横に立つ女性は、首筋を10本の指で左右からこしょこしょとくすぐり、いくら首をすぼめてもぬるぬるの指先がしつこく這い回るように責め立てる。
ピンと伸ばされて無防備な腋の下にも容赦なく思いっきりカリカリこちょこちょと指でくすぐり、時々乳首を指の腹でなでなでと可愛がって甘い刺激を送り込む。
「言わないならくすぐり殺してあげよっか~♪」
腰の辺りに立つ女性は、脇腹のツボを左右から指で揉みこむようにしてくすぐっている。ローションで痛みは緩和され、暴力的なくすぐったさのみを男性に送り込む。
太ももや、鼠径部は優しくこちょこちょとくすぐったり、もみもみと責めながら、時折男性のくすぐったい急所であるおちんちんの裏筋や、蟻の門渡り、玉袋、肛門にまで指を這わせて厭らしく器用な指先で執拗にこちょこちょと責める。
「足の裏もこちょばいよね~?もっとしてあげるね~」
左右の足の裏は二人がかりで片足ずつこちょこちょガリガリと容赦なく責める。土踏まずを爪で引っ掻くようにカリカリこちょこちょと上下に往復し、足の指の付け根に指先でねちねちとくすぐり、足の甲や脛、ふくらはぎにまで手を伸ばして徹底的に弱いところを探り当て責めていく。
「いひぃぃひゃぁぁっだぁぁぁっんぁぁぁっにゃぁぁんひゃぎゃぁぁっひゃぁぁっひゃめでぇぇぇぇっっぁぁっはははははははは!!ひぃぃっくしゅぐっだぃぃぃぁぁぁっきゃぁぁっぎゃはははははははははは!!ひぃぃひゃめでぇぇぇっっぁぁぁぁっははははははもうひゃめでぇぇぇゆるじてぇぇぇぇっぁぁぁっははははははははははははじぬぅぅぅおかひくなるぅぅぅぁぁぁぁぁっはははははははははは!!ごめんなさぃぃぃぃぃもうひゃめでよぉぉぉぉ!!」
まだ男性がくすぐられ始めてから5分足らずで、目には涙を溜めて情けなく許しを乞いはじめる。
絶対に白状しないと最初に強がっていた意志が、ゆっくりと瓦解していく。
「ごめんなさい?じゃあなんでおちんちん勃たせて悦んでるのかな~?ほれほれ、こちょこちょ~?」
くすぐられながら乳首や性器の周りを執拗にこちょこちょされていた為か、それとも笑い死にそうになり子種を残そうとする男性の本能からか、すっかりとぺニスが大きく興奮していた。
「よし、あれをしてやれ。」
「は~い了解しました~♪」
腋の下をぐちゅぐちゅとくすぐっている女性に命令されて、ガーゼを手に取りローションで濡らしていく。
もう一度亀頭からだらりとローションで濡らして、ゆっくりとガーゼを近づけて……
すりすり♡なでなで♡
ゴシゴシゴシゴシ!!!
「イっっギぃぃっっ!?ぅぁぁぁぁっひぎゃぁぁぁぁぁぁひゃぁぁぁぁんぁぁっぁぁぁっー!!はははははは!!ひゃべでぇぇぇぇぇぇぁぁぁぁぁぁぁっっはははははははははは!!!ぁぁぁぁぁぁじぬぅぅぅぅぁぁぁぁぁっひゃめっぇぇぇぁぅぁぁぁっ!!いぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁんぁぁぁぁっひぁぁぁぁぁっだめぇぇぇぇっぁぁぁぁぁっぎゃぁぁっはははははははははははははははははははははははは!!」
おちんちんを片手で押さえながら、ゆっくり、ゆっくり何度も何度も亀頭をローションで濡れたガーゼで優しく撫で上げていく女性。
敏感なところを執拗に責められ、男性が絶対に我慢できない暴力的なくすぐったさと強烈な快感を身に受けて声にならない声で泣き叫びながら必死に腰をバタンバタンと拘束台に打ち付け暴れる男性。
しかし、どれだけ男性が抵抗しようとも首筋や腋の下、脇腹をねちねちと容赦なく指先でくすぐられ、足の裏からも身体を貫くようなくすぐったさを送り込まれ、敏感なおちんちんの先っぽを徹底的によしよしと慰める女性達。
「どうだ?辛いだろう。あと30分は続けてやるからな~?」
すっかり涙や涎でぐしゃぐしゃになった男性の情けない顔を覗き込みながら話しかける女性。
その非情な宣告に、男性の心はポッキリと折れてしまった。
「いぎゃぁぁぁも、もうゆるじでぇぇぇぇなんでもはなじますからぁぁぁぁぁぁっぅぁぁぁぁぁぁっ!!白状じますからぁぁぁぁぁぁもうひゃめでぇぇぇぇおねがいだからぁぁぁぁぁぁっぅぁぁぁぁぁ!!勘弁じでぇぇぇぇぇぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっげんかいだからぁぁぁぁぁっっぁぁぁぁっはははははははごめんなざぃぃぃぃぃっっっ!!!!!」
ピタッと腋の下をくすぐっていた女性が手を止めて、他の執行官達も責めを中断する。
「よし、ならば白状してもらおうか。早くしないと…」
「ひっげほっ、ごほっ、はぁっ、はぁっ、ひぃぃっ、い、言いますからぁぁっ!!」
こうして、男性は隠していた1万円札についてゆっくりと白状を始めていく。
**時刻は午後12:00
地下二階にある懲罰室に、記者の見学のため付き添って行動していた執行官のリーダーである黒川が様子を見に来た。
「…なに、家族からの仕送りだと?」
部下からの報告を受け、怪訝な表情を見せる黒川。
「はい。どうやら男性の家族による計らいで、差し入れの本の中にこっそりと仕送りを挟んであり、それを見つからないように隠した…とのことです。」
「…その話は本当だな?」
「はい、男性の家族に連絡して裏は取ってあります。もしかしたら家族に迷惑がかかるのではと心配した為、不審に抵抗したようです。」
どうやら事が重大ではないことを知り、ややリラックスした表情を見せる黒川。
チラリと台の上で気絶している男性を見ると、汗やローションで肢体が濡れ、性器の周りには透明な液体が飛び散っていた。
「黒川主任、この後はどうしますか?」
「休憩が終わるまでに掃除しておけ。随分と派手にやったようだが、何してたんだ?」
「全身にローションを垂らしくすぐりながら、亀頭をガーゼで潮を吹くまでいじめていました。」
「そうか。まあいい…。今日は可愛い記者の女の子が来ているんだ。午後からコイツへの懲罰の様子を見せてやろう。」
白眼を剥いてピクピクと痙攣する男性の顔を見下ろし、楽しそうに思案する黒川。
「承知しました。懲罰の内容はいかがいたしましょうか?」
「そうだな…午前は亀頭責めを行ったのなら、午後は快楽責めにしてやろうか。事件性が無かったとはいえ、私達に隠し事をしようとしたんだ。全身をくすぐりながら何度も搾精して、二度と逆らえない身体に調教してやれ。」
気絶して束の間の休息を取る男性に、黒川は優しく頭を撫でた。
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【続きのお話】受刑者の一日(後編)
続きのお話をFANBOXに投稿しました。
午後から黒川さんと美沙希ちゃんは地下にある懲罰室の見学に行きます。
内容は主に以下の構成となっています。
『一人目: ローションくすぐり快楽搾精調教』
『二人目: 耳責め甘々くすぐり調教』
『あとがき』
ご検討の程よろしくお願いいたします!