孤独な貴族の少年が性奴隷のお姉さんにご奉仕される話

 

ジャンル:リクエスト作品 / 公開日:2022/09/09 /

       

窓辺の外には、なだらかな晴れ晴れとした丘が広がる。郊外にある大きな屋敷の一室。

1人で寝転ぶには大きすぎるベッドに、大の字で仰向けになり退屈そうに天井を眺める少年。

産まれながらにして貴族であるその少年の名はエムロという。身長は141cm。よく手入れされた金色の髪の毛に、切れ長の目元が映える肌色の顔。細身で端正な出で立ちから、自他ともに認める美少年と言っても過言ではなかった。

壮大な屋敷の主である父親は、仕事柄家を離れることが多く、父と会話を交わした記憶は少なかった。

母親は幼い頃に病気で亡くなった。
優しく慈愛に満ち溢れた母を失って以来、失意のままエムロは他人に対して心を閉ざし、部屋に引きこもる生活を送っていた。

他に兄弟や姉妹はおらず、一人っ子であるため、他に精神的に頼れるような身内はいなかった。

叱ってくれる父親や、愛情を注いでくれる母親の居ない屋敷の中で、次第にエムロは周りに対して高慢な態度を取るようになった。

身の周りの世話や料理洗濯などの家事は、屋敷に仕える数名のメイドが担当していたが、エムロは少しでも気に入らないようなことがあると癇癪を起こし、荒々しい言葉で罵倒することもあった。

そんなエムロに対して、メイド達は叱ることも怒ることもせず、なるべく怒らせないよう恐々とした様子で働いていた。

_まるで、腫れ物を扱うみたいだ。

メイド達の自分への接し方に、エムロは物悲しさと寂しさを感じていた。

誰にも相手にされない。
誰も自分を分かってくれない。
誰も、愛してくれない。

柔らかいベッドの感触も、湖の底に沈むように深い。
虚ろ気な目で寝転んでいる姿は、まるで病人のようだった。

…ふと耳を澄ますと、窓の外から物音がする。
ガタガタゴトゴトという馬車の音。

辺鄙な場所にある屋敷に来客など滅多に来ないため、恐らく父上が帰って来たのであろう。

暫くベッドに横たわっていると、コンコンコン、と扉がノックされる音が響いた。

「エムロ様、失礼いたします。ご主人様がお帰りになりました。エムロ様にお話があるようで、1階の応接間にてお待ちしております。」

「…うむ。分かった。…下がれ。」

「…失礼いたします。」

予想通り、父の帰宅を告げるメイド。
仕事が片付いたのであろう。
…しかし、家に帰っても普段自分に話かけてくることは滅多に無い父が、一体何の用だというのだろう。

僕は、ようやくベッドから立ち上がり、鏡の前で服を整える。金の髪の毛は、肩まで伸びていた。

扉を開き、ふかふかな絨毯の敷き詰められた廊下へと出る。
1階の応接間まで歩く数十秒間、これから何の話が待っているのかぼんやりと思案していた。

ふっと深呼吸をして、応接間へと入る。

「おおエムロ。2ヶ月ぶりだな。元気だったか?」

「…別に。変わらないよ。それで話ってなに?」

父はソファーに深く腰かけ生意気な口調を咎めることなく、メイドが淹れたばかりの紅茶を静かに口つけている。

仕事から帰ったばかりで疲れているのか、眼や声に張りが無かった。

「…………。」

仕方なく僕は、父の前にある椅子に腰かけ、話を切り出すのを待つことにした。

グッとマグカップに淹れられた紅茶を飲み干した父。
落ち着いたのか、「ふぅ」とため息をつき、精悍な目で僕の目を見る。

「すまんな…こうして改まって息子と話をするのも久しぶりだな…。エムロ、11歳の誕生日おめでとう。仕事で祝うのが1ヶ月遅くなってしまったがな…済まなかった。どうだエムロ、誕生日プレゼントに何か欲しいものはないか?何かあれば言ってみなさい。」

父が自分の誕生日を祝ってくれることに、いや、それ以前にちゃんと覚えていてくれたことに驚いた。先月迎えた11歳の誕生日の時は、メイドから何も祝われず、自分の誕生日など誰からも忘れ去られていたものだと思っていた。

父の言葉に甘えて、自分が欲しいものについて思案してみる。正直、物欲はさほど無いエムロにとって改めて「欲しいものは何か」という問いは難問のように聞こえた。

暫く考え込んでいると、一つだけ、欲しいものが浮かんだ。

__お姉ちゃんが欲しい。

一人っ子のエムロにとって、昔から兄や姉の存在について憧れがあった。どうせ叶わぬ夢だろう。
父を困らせるつもりで、伝えてみるのも悪くない。

「…欲しいもの、一つだけある。」

「おぉ、なにかね!言ってみなさい。」

何故か目をキラキラさせて食いぎみに返事をする父に、一呼吸間をあけて、「お姉ちゃんが欲しい。」と答えてみる。

予想していなかった物なのか、ポカンと口を開けて驚いたあと、「ふふっ…はははっ」と楽しそうに笑う父。
馬鹿にされたと感じ、思わず抗議する。

「な、何が可笑しい!!」

「いやっ、すまんすまん。別に可笑しくは無いが…そうか、お姉ちゃんが欲しいのか。エムロもそういう年頃だよなぁ。…よし分かった!今から奴隷市に行こうか。支度はできているな?」

___________________________________________________________________________________
思い立ったが吉日というように、父の行動は早かった。
すぐに荷馬車を手配させ、街に向かって進んでいく。

平坦な道を真っ直ぐ駆け抜けていけば、街までは小一時間で着く。馬車に揺られている間、父とはお互いに無言であった。

仕方無しに、ぼんやりと外の風景を眺めることにした。
金色に輝く稲穂が涼しい風に揺らされる。

_お姉ちゃんが欲しい。

それはエムロにとって、長年夢見てきた願いであった。
そして、どうせ叶わぬものだとばかり考えていたのに、まさかそれが実現するのだろうか。

奴隷市、と父は言っていた。
身分の低い女性や子供を、商品として扱う。

もちろん、この国に身分制度が存在しており、そのような市場も市井にはあることはエムロも聞き及んでいた。

だけど、長年屋敷に引きこもっていたため、実際に奴隷市に行くのは初めてである気がした。

「もう間も無く街に到着します!」

馬車の手綱を握る御者の若い男性からこちらに声をかけられる。数メートル先を見ると、街に入る大門が開かれていた。

荷馬車から降りて、小一時間ぶりに大地を踏みしめる。

「さて、行こうかエムロ。」

「……うん。」

父の隣に並んで街を歩いていく。
この日はバザールが行われているのであろう。瑞々しい果物や野菜を売り込む店、珍しい宝石や服を扱う商店、書物の市場。食べ物から日用品まで何でも揃う。

大通りには大勢の買い物客で賑わいを見せていた。

「エムロ、お前がまだ幼い頃に、父さんと母さんでこの街に来たことを覚えているか?」

「……え…?」

父にぽつりと話しかけられる。
昔…幼い頃、父と母と二人で出掛けたことなどあったのだろうか。薄ぼんやりとした記憶の糸を辿るも、鮮明には思い出せなかった。

「覚えていないか…あの頃は母さんも元気でな、お前の服やおもちゃ、絵本もこの街で買ったものなんだ。…すまん、つい懐かしくなってしまってな、歳を取ると涙脆くなるものだな。」

チラリと父の横顔を見上げると、うっすらと水滴が光っていた。僕は、何も見なかった、聞かなかったかのようにまた前を見つめる。

遠くの方に、何やら裸の人が並んで座らされているのが見える。もしかして、あれが”奴隷市”と言う場所なのだろうか。

「おっ、見えてきたぞエムロ。まぁ子供には少々、刺激が強いかもしれんがな。さて…父さんは何も言わないから、自分で好きな娘を選びなさい。」

先ほどまで見てきた青果市等のバザールとは異なり、奴隷市場の区画は妖しい大人の雰囲気を醸し出していた。

別の国から連れられてきたのだろうか。
自分達とは肌の色や髪色が異なる人。

まだ幼い女性から、成人した女性。
服を着ていない女性達が、後ろ手に縄で縛られ、地面に並べて座らされている。皆生気の無い眼をしており、首から値段が書かれたプラカードを下げている。

怯えたような表情で見つめる女児と目が会う。
腕や脚には、鞭で打たれたかのような痣が見える。
口をパクパクとして、何かを伝えている。
まるで、”たすけて”と叫んでいるかのようで、僕は目を思わず目を背けてしまう。

それは、11歳の多感な少年には、あまりに強すぎる光景であった。

「…悪趣味だ。」

思わず、ぽつりと感情が漏れてしまう。
周りに聞こえていないかハッとしたが、エムロの声は奴隷商人達の客引き声や喧騒に流されていた。

さらに奴隷市の奥へと歩を進めるエムロ。
ふと、誰かの強い視線を感じて、思わず立ち止まってしまう。

横を向くと、一人の女性が真っ直ぐに、僕の眼を見つめていた。他の奴隷達と同じように、手を後ろで縛られて座らされている。豊満な胸。身長も…かなり高そうなお姉さん。

褐色の肌に綺麗な黒い髪の毛が珍しい。

「どうしたエムロ?あの娘が気になるのか?」

「…うん。見てくる。」

僕は、その女性の方へと近づいてみることにした。
黙ったまま、僕の眼をじっと捉え続ける女性。
他の奴隷の女の子とは違うような、魅力を感じさせる目。

先ほどの少女のように、その視線からは恐怖も、絶望も、羨望も、嫉妬も感じない。ただ、あるがままに目の前にいる僕という存在を見つめている気がした。

「…ねぇお姉さん、名前は何て言うの?」

「……………」

僕はその女性に話しかけてみるが、返事は沈黙であった。
すると、その様子を見ていた奴隷商の店主らしき男が近づいてきた。

「なんだお坊ちゃん、この娘に用か?」

冷やかしで来ていると思われたのだろう。
高圧的な物言いであった。

すかさず、父が助け船に入ってくれた。

「いやすみませんね、息子と買い物に来たんです。」

「そうかい。その坊っちゃんが話しかけた娘はもう18になるのに誰も書い手が見つからなくてね。寡黙で何考えてるのか分からないがおっぱいはデカイし床上手だよ。どうだい?買うかい?」

「買います。」

父に向けて話していた店主に短く購入を告げる。
少し驚いた店主に、父がお金を握らせる。

「そちらの娘、頂けますか?」

「あ…お、まいど!!」

こうして、その日から僕に”お姉さん”ができた。

___________________________________________________________________________________

薄い布で肌を隠させ、父と僕とお姉さんの三人で再び荷馬車に乗り込む。2列になっている席の前に父が座り、後ろの席に僕とお姉さんが座ることになった。

ガタゴトと蹄を鳴らし、賑やかな街が遠のいていく。

ちらりとお姉さんの顔を見上げる。
僕よりも、恐らく30cmくらいは背の高い。

僕の視線に気づいたお姉さんは、また静かに、ほんのりとした視線で見つめ返してきた。

「……………?」

あまり喋らないタイプなのだろうか。
“何か御用ですか?”というような控えめな眼をしている。

「あ、あの…お姉さん…?」

「……はい。何でしょうか?」

思い切って自分から話しかけてみると、お姉さんは静かに、だけど少し怯えたような声で返事をしてくれた。
もしかしたら、言葉が通じないのかと思ったが、どうやらその心配は杞憂だったようだ。

「えっと、名前は何て言うの?」

「…名前はありません。”奴隷”でも、”女”でも、”お姉さん”でも、ご主人様の呼びやすい呼び方で構いません。」

僕は、一瞬お姉さんが何を言っているのか理解できなかった。やがて、”全ての人に名前が存在している訳ではない”という現実に気がついてしまった。

「エムロ、せっかくだからお前が名前をつけてあげたらどうだ?」

前の席に座っている父から提案を受ける。
名前…名前を、僕が付ける…。

「じゃあ、”アハティア”。お姉さんの名前は、今日からアハティアだよ。」

「…アハティア。ありがとうございます。ご主人様。」

名前を告げた時に、クールなアハティアの顔が、少しだけ嬉しそうになったような気がした。

それから館に戻るまでの間、僕とアハティアとの会話は無かった。話題が見つからないというより、前に父がいる前で歳上の女性と会話をするのは、思春期のエムロにとって気恥ずかしいものがあった。

アハティアの方も、あまり積極的に自分から話すタイプではなく、エムロに合わせて自然と沈黙する空気になっていた。

沈黙をもて余すように、憧れていたお姉さんができたことの照れ隠しのような、エムロはじっと、寝たフリをしていた。

暫く荷馬車は走り続け、「もうすぐ館に着きます!」との声が聞こえた。起きて目を覚ます。見慣れた風景の奥に、自分の屋敷が見えた。

門の前で、ゆっくりと荷馬車が停止する。
久々の外出であり、長い時間座っていたため少し疲れた。

部屋に戻ったら少し昼寝をしよう。
父に続き、その後ろを僕とアハティアが歩く。

玄関では、既にメイドが出迎えてくれていた。

「お帰りなさいませご主人様、エムロ様。…そちらの女性の方はどなたでしょうか?」

見知らぬ女性の姿にやや警戒するメイドに、父が紹介をする。

「あぁ、今日からこの屋敷でエムロに仕える、アハティアだ。世話をしてやってくれ。」

「…アハティアと申します。よろしくお願いします。」

か細い声でアハティアが挨拶をする。
メイドに対し少し怯えているようだ。

「…承知いたしました。屋敷の案内を致します。アハティアさん、ついて来なさい。」

「…はい。」

アハティアはメイドの後に付いて、1階にあるメイド部屋の廊下へと去っていった。

父は僕の肩をぽんっと叩き、2階にある書斎へと入っていく。まだ仕事があるのだという。

自室に帰ってきたエムロは、服を着替えてゴロンとベッドに横になる。遠出の疲れからか、目を閉じるとすぐに、眠りに落ちてしまった。

「……ぅぅ……ん…」

どのくらい眠っていたのであろうか。
目が覚めて窓の外を見ると、すっかり暗くなっており自室には月灯りが射し込んでいた。

気力も体力も回復したエムロ。
不意に、昼間奴隷市で見たアハティアの裸体を思い出す。

女性を知らない思春期の少年には強い光景。
快感を求めるように、自慰を行いかけたところで、ふと手が止まる。

(アハティアにお願いすれば…今まで妄想していた夢が叶うのではないか!)

他のメイドの前では気丈に振る舞うエムロであったが、実は、誰にも打ち明けられない性癖があった。

それは、女性にくすぐられること_。

子供の遊びのように、女性の細長い指で「こちょこちょ」と身体をくすぐられたい。

苦しくても限界までこちょこちょされながら、性器を刺激されて思いっきり射精したらどんなに気持ちよいのだろう。

エムロは物心つく前から夜な夜な自分がくすぐられる妄想をし、寝床で一人遊びに更けることがあった。

エムロは何かを決心したように、一旦心を落ち着かせ、自室から出る。そう言えば、あれからアハティアはどうなったのだろう。どこにいるのだろう…。

薄暗い廊下を歩き、1階へと向かう。

「アハティア~!アハティアはいるか?」

アハティアの名前を叫ぶと、遠くからガチャっと扉の開く音が聞こえた。

どうやら1階の奥の部屋をあてがわれたようだ。

メイドと同じ服を着て、とことこと僕の方に歩いてくるアハティア。

「…お呼びでしょうか、エムロ様。」

「う、うん、頼みがあるから僕の部屋に来い!」

「…承知しました。」

背の高いアハティアに見下ろされると、ついつい照れ隠しに口調も強くなる。

今日から僕が主人なんだ!
胸を張ってとことこ前を歩く僕の後ろを、アハティアが静かに付いてくる。

「ここが僕の部屋だ!入れ!」

「…はい。」

2階にある自室にアハティアを招き入れ、念のため外から誰も入れないように扉の鍵を締める。

それから僕は、ベッドに腰をかけてアハティアを見上げる。
相変わらず口数は少なく、無表情な様子。

「あ、アハティアもベッドに来て。」

「はい、では、失礼いたします。」

大きなベッドの真ん中で、僕とアハティアは向かい合う形になる。いざこうしてベッドの上で女性と対面するのは初めてで、少し緊張している…。

一方のアハティアはと言うと、先ほどから自分の胸にチラチラと視線を送ったり、目が合うとすぐに視線を反らせてしまうエムロの様子を見て、少年らしくて分かりやすいと思っていた。

もじもじとして中々次の指示を出せないエムロと、その様子をじっと見つめるアハティア。

そして、ようやく決意したように、

「ふ、服を脱いで裸になれ。」

「…承知しました。」

ゆっくりと服に手をかけ、恥ずかしがる様子も無くメイド服を脱いでいくアハティア。衣服の下に隠れていた綺麗な肌や、豊満なバストが露になっていく様子にエムロは目が離せない…!

膝立ちになってスカートも脱ぎ捨て、健康的でむっちりとした太ももと、初めて見る女性の秘部をさらけ出すアハティア。

ハッと見惚れていたことに気付き、エムロも着ていたバスローブのような部屋着を脱ぎ捨てる。
そして、ゆっくりとパンツを脱いで、産まれたままの姿になる。

ベッドの上で男女が裸で座って向かい合う形になる。

「あ、アハティア…」

「…はい。何でしょうか。」

ドキドキとした声のエムロ。
傍目に見ても緊張して心臓の音がバクバクと高鳴っているのが聞こえるようだ。

そんなエムロに対して、アハティアは静かに、優しく見守っている。

「ぼ、僕の身体の側面を指で刺激しろ!」

「………?……はい。承知しました。」

予想していなかった命令だったのか、アハティアは初めて少し困惑したような表情を見せる。

アハティアが手を伸ばし、ゆっくりとエムロの脇腹を優しく撫でるような手付きで触っていく。

「ひゃっっ…!!くっ…ふふっ…」

敏感なエムロは、まだソフトに触られているだけで口から笑い声が漏れてしまう。

その様子を見たアハティアは、思わず指を引っ込めてしまった。

アハティアが愛撫を止めると、思わずエムロは強く叱責してしまう。

「そ、そのままくすぐるように指を動かせ!」

「…分かりました。」

再び、エムロの脇腹をアハティアの指がさわさわと、優しく撫でるように這い回る。

「ひゃぅっ…ふっ…くくっ…はぅっ…っっ!!」

エムロに言われたように、指をくすぐるようにしてゆっくりと撫でるようにくすぐるアハティア。

ゾクゾクとした刺激にまた声を漏らしてしまうが、期待していたような、くすぐったい刺激とは程遠い…。

もっと…心の底から笑い出すような、我慢できない程のくすぐったさが欲しい。

アハティアのくすぐり方は、どちらかと言えば主を苦しめないようにした、愛撫に近しいものであった。

そのアハティアの心遣いが、もどかしく感じてしまう。
また、初めて人からくすぐられるような体験に恥ずかしさを感じて、赤面しながら照れ隠しのように怒鳴ってしまった。

「っっ…ち、違うって!!もっと…くすぐって欲しいってことだ!!」

「も、申し訳ございません。どのようにすれば…」

また気まずそうに指を離してしまうアハティア。
仕切り直したように、エムロはおもむろにベッドに大の字でごろんと寝転がる。

「ぼ、僕の腰のあたりに馬乗りになれ!」

「…はい。」

アハティアは、ゆっくりとエムロの太もものやや上の辺りに言われた通り馬乗りする。

丁度、エムロの逸物をアハティアのむっちりとしたお尻で踏み潰すような位置で、体重をかけすぎず、かと言ってエムロが力ずくで脱け出せ無いような力加減で馬乗りして押さえつける。

「うぐっ…そ、それでいい。その状態で、僕を思いっきりくすぐれ!今度は命令するまで絶対に手を止めるな!!」

「承知しました。こちょこちょこちょ…」

「ひゃぅっっ!?っっくっ…っぁぁっはははははははははは!!ひゃはっぁっ!!ひっぁぁっはははははははは!!あへへへへぁぁっ!!ぎゃぁっはははははははくしゅぐっだぃぃぁぁっはははははははははははは!!」

アハティアはエムロの脇腹を命令通り思いっきりもみもみと、くすぐったいツボを両側から指で指圧するかのようにくすぐる。

さらに、今度は10本の指を細かく早くバラバラに動かしてお腹やおへその周りをこちょこちょとくすぐり責め立てる。

先ほどまでのアハティアのくすぐり方を見て正直余裕だと油断していたエムロだが、容赦の無い本気のこちょこちょに一瞬も我慢できず笑い声が溢れ出る。

くすぐったいくすぐったいくすぐったい…!

頭の中が真っ白になる程の強烈なくすぐったさに、思わず身体を捻って逃げようとするが、アハティアがしっかりと馬乗りして抑え込んでいるためびくともしない。

足をバタバタとさせて抵抗するが、両手はまだ、気合いで万歳したままシーツがぐしゃりとなる程握りしめて耐えていた。

その様子を見たアハティアは、そのままエムロをくすぐり続ける。次第に、脇腹やお腹へのくすぐりだけでなく、ゆっくりゆっくりと指が身体の上の方へと伸びていく。

華奢なエムロの肋をさわさわとくすぐる。
身体の側面をこちょこちょこちょ~♪と素早く刺激しながら、段々とエムロの腋の下へと指が伸び……

「ぁぁぁっはははははははそ、そこはぁぁぁっはははだっ、だめっ!!ぁっ…ぎゃぁぁぁぁぁぁっははははははははははははははは!!いひゃぁぁぁぁぁっひぃぃぃぁぁぁっはははははははははははははぁぁっだめぇぇぇぇぁぁっはははははひぃぃぃぁぁぁっくしゅぐっだぃぃぁぁぁっはははははははははははははははひぃぃぃじぬぅぅぁぁぁぁおかじくなるぅぁぁぁぁっはははははははははははははははい、息できないからぁぁぁぁっはははははははは!!」

アハティアの指が敏感な腋の下に触れた瞬間、まるでエムロの身体全体に電流が貫いたようにピクリ!と反応し、直後に屋敷全体に響き渡ってしまうかのような大声で笑い狂う。

腋の下の窪みをそれぞれ5本の指でカリカリと爪を立ててくすぐる。また、腋の下のツボを揺らすように刺激したり、指の腹で撫で回すように器用にくすぐり尽くすアハティア。

あまりのくすぐったさにエムロは万歳していた腕を下げてしまうが、既に両指は腋の下を捕らえて離さない。

「こちょこちょこちょ…エムロ様が「止めて」とご命令するまで指は止まりませんよ。」

無慈悲に淡々とした表情で、エムロの上半身をくすぐり尽くすアハティア。

次第に腋の下だけではなく、首筋にも指を這わせてゾクゾクとした刺激を送り込んだり、脇腹から腋の下にかけて何度も何度も往復するようにこちょこちょと指をバラバラに動かして本気でくすぐっていく。

(くすぐったすぎて息ができない…!!)

初めてのくすぐったい刺激により興奮したのか、それとも生命の危機を感じて子種を残そうとする本能からか、エムロのペニスはアハティアのお尻の下で大きくなっていた。

また、アハティアもエムロがペニスを勃起させていることに気がつき、裏筋をお尻でぎゅーっと体重をかけて踏みつけるように座り直す。

そのままエムロの腋の下や首筋をこちょこちょこちょ…
脇腹をもみもみさわさわつんつん…

「ひぃぃぁぁぁっくしゅぐっだっぃぃぁぁぁっぅぅっはははははははははははひぃぃも、もうだめぇぇぇぁぁぁっははははははははぁぁっ……!!」

ピュッッッ♡ピュルルルル…ドピュッ…ドクドク…♡

エムロの身体が大きくビクン、ビクン!と跳ね、くすぐりの刺激とアハティアのお尻による圧力で思いっきり射精してしまった。

しかし、イッた後も無慈悲にくすぐり続けるアハティアに、エムロはついに「止める」ように懇願する。

「ぁぁっはははははや、やめてぇぇもうひゃめてぇぇぁぁっははははい、今イッたばっかだからぁぁっはははははは!
……はぁっ…はぁっ…ひっ…ひひっ……」

エムロの命令を受けて、ようやく手を止めるアハティア。
くすぐりが終わった頃には、エムロはすっかり汗だくで力無くピクピクと痙攣しており、顔は涙や涎でぐしゃぐしゃになってくすぐりの余韻で口元から笑い声が漏れていた。

アハティアが腰を上げると、エムロのペニスが大量の精液にまみれ小さくひくひくとしていた。

「申し訳ございません、エムロ様。今綺麗に致しますね。…んっ、れろれろ…んっ……♡」

パクり♡とエムロのおちんちんを口に咥えてお掃除フェラをするアハティア。まだ少年には強すぎる快感に、アハティアの舌が裏筋や亀頭をれろれろと舐め回す度に身体がピクピクと痙攣している。

エムロの太ももや、脚の付け根にまで飛び散っている精液を、丁寧に丁寧に、舌でお掃除していく。

それが終わる頃には、エムロの目は完全に快感に浸りきっており、蕩けるような幼い表情になっていた。

仕事を終え、エムロの元から離れようとするアハティアに向かって声をかける。

「ま…待っていかないで……」

「はい、何でしょうか?」

「アハティア…僕と添い寝して…寝かしつけて…」

「ふふっ♪承知しました。エムロ様。」

まるで幼い子供のように、弟のように自分に甘えるような”おねだり”をするエムロの様子を見て、アハティアは笑みを浮かべる。

エムロの横に寝そべり、自分のおっぱいに顔を埋めさせるようにして、優しく頭を撫でながら寝かしつける。

すると、数分もしない内にすぅすぅと寝息が聞こえた。
エムロの顔を覗き込むと、幸せそうな表情で眠っていた。

主を寝かしつけ、自室に戻ろうかと再びベッドから離れようとした時、エムロから寝言が聞こえた。

「…お姉ちゃん……お姉ちゃん……あはてぃあ……」

…もう少しだけ、優しく頭を撫でてあげよう。

___________________________________________________________________________________

「…んっ…ん~…朝か…」

よく眠っていたのだろう。エムロが目を覚ますと、窓の外から気持ちの良い朝日が差し込んでいた。

昨日の夜、いつの間に眠っていたのだろう。
アハティアにくすぐられながら、気持ち良くなって…

微睡まどろんでいた意識をゆっくりと起こしていく。
アハティアは、既にエムロのベッドには居なかった。

身体を拭かれたような形跡があり、アハティアが着せてくれたのだろう。脱ぎ捨てた寝間着を身にまとっていた。

ベッドから足を出し、立ち上がろうとした瞬間、脇腹に微かな痛みを感じた。

「うっ…痛い……?」

身体がゾクゾクとするような痛み。恐らく、昨日の夜思いっきり脇腹をこちょこちょされて、激しく笑ったことによる筋肉痛だろうか。

だけど、これまでずっと女性にくすぐられることを夢見てきたエムロにとっては、幸せの痛みであった。

また、アハティアにくすぐられたい。
また、思いっきりくすぐられて、気持ち良くなりたい。
_お姉ちゃん…アハティアに、会いたい。

昨夜のことを思い出していると、また興奮してペニスが大きくなってきた…。

長いローブで、股間の膨らみを隠すようにして自室を出る。
アハティアはどこに行ったのだろう。
また、1階にあるアハティアの部屋の前で呼び掛けるが返事は無かった。

調理場や、リビングルームにも誰もいない…。

もしかしたらと思い庭に出てみると、アハティアとメイドが一緒に洗濯物を干していた。

「あ、アハティア!!」

ようやくアハティアに出会えた安堵を隠し、怒ったように叫んでしまう。

「おはようございます。エムロ様。」

「…おはようございます。」

「何でアハティアまで洗濯物を干しているんだ!メイドの仕事だろ!」

「…申し訳ございません。お手伝いをした方が早く終わると思いましたので…」

申し訳無さそうに俯くアハティアと、ばつが悪そうなメイド。

「と、とにかく!洗濯物はメイドに任せてアハティアは僕の部屋に来い!」

「…承知しました。」

アハティアを引き連れて、屋敷の中に戻る。
2階への自室まで、お互いに無言のまま歩く。

そして、アハティアを自室へ入らせる。

無意識の内に、僕は
_アハティアから離れたくない。
_アハティアに離れて欲しくない。
と、そう感じていたのかもしれない。

ベッドに腰をかけながら、アハティアに懇願するように叱責してしまっていた。

「アハティア…!これからは黙って僕の傍から離れないと約束しろ!!」

「…はい。約束いたします。エムロ様。」

アハティアの表情は、先ほど庭で僕が怒ってしまったことを気にしているのか、申し訳なさそうな顔をしていた。

「えっと…あと…アハティア…!」

「…はい…?」

「僕の部屋にいる時は、僕のことを親しみを込めて”エムロ”と呼ぶように…!へ、返事は!!」

「は、はい…エムロさ……エムロ♪」

エムロはアハティアの”返事”を聞いて、ニコニコとした笑みを浮かべる。これまで、貴族として無条件に敬称されてきたエムロにとって、お姉さんのような女性から名を呼ばれることは初めての経験であり、むず痒いようなくすぐったい気持ちであった。

その一方で、アハティアにとってもエムロに対して驚きを隠せないでいた。

これまで、奴隷として産まれ育ってきた身分のアハティアにとって、主である少年を呼び捨てにするなど考えにも及ばなかった。また、貴族であるエムロ自信が、そのような命令を出すとは思わなかった。

昨日エムロに買われた瞬間から、これまで出会ってきた人とはまるで180度異なるような待遇を受けた。

“奴隷”である自分を、一人の”人間”として接してくれている。
また、時々自分のことを”姉”のように慕うような表情や言動を見せる少年の姿に、愛おしさすら感じていた。

アハティアは次第に、
_エムロに、精一杯尽くして、愛情を与えたい。
という想いを抱いていたのかもしれない。

数分程、エムロとアハティアの間には静かで、平和な時間が流れていた。

その静寂を破るように、

ぐぅ~~…!というお腹が空いた音がエムロから聞こえた。

「あっ…いやっ、これはその……」

思わず赤面して、あたふたとするエムロ。
その様子を見たアハティアは、優しい笑い声を上げる。

「ふふっ…♪朝ごはんにしましょうか、エムロ♪」

アハティアは僕の部屋から出て、調理場へと向かってしまった。ベッドに腰をかけたまま、足をブラブラとさせて戻ってくるのを待つ。

優しい笑みを浮かべて、僕の名前を呼んでくれたアハティアの顔を思い出してしまい、恥ずかしくて嬉しくて思わず自分もニコニコとしてしまう。

暫く待っていると、コンコンコン♪と扉がノックされ、アハティアが戻ってきた。

「…失礼します。エムロ、朝ごはんを持ってきました。」

「あ、ありがとう…アハティア。」

丸テーブルの上には、温かい紅茶とサンドイッチが用意されていた。

「アハティアは…食べないの?」

「私は先程頂きましたので…。お気遣いありがとうございます。」

「そう…えっと…いただきます」

椅子に腰をかけ、紅茶を一口飲んでみる。
苦くは無い。ほのかな甘味を感じるような紅茶は、ゆっくりと心まで温かくなるような味だった。

アハティアは僕の向かいに座って、エムロの様子をニコニコと見守っていた。

綺麗に盛り付けられたサンドイッチに手を伸ばす。
あれ…何でだろう。いつも食べ慣れているサンドイッチと変わらない筈なのに、美味しく感じる。

アハティアが、目の前にいてくれているからだろうか。

ゆっくりと、噛みしめるようにして朝食を平らげた。

それから、僕とアハティアはまた、昨日と同じようにベッドの上でお互い裸になっていた。

数刻前、僕はアハティアにまた”おねだり”をしていた。

「アハティア…昨日の続きがしたい。」

「昨日の…と仰いますと…?」

「だ、だから…く、くすぐりの続きだ!服を脱いで裸になれ!」

「承知しました、エムロ♪」

僕は、ベッドの上でゴロンと仰向けに寝転ぶ。
両手は上に真っ直ぐ万歳した状態になる。

「僕の両腕の上に馬乗りして動けないように押さえつけろ!」

「承知しました。」

アハティアは僕の頭上に移動し、大きなお尻とむっちりとした太ももで、万歳している両腕の上に座り込みしっかりと押さえつける。

試しに腕を動かしてみるも、ピクリとも脱け出せそうになかった。

「そ、それでいい。また昨日みたいに僕を思いっきりくすぐれ!僕が『止めろ』と言うまで絶対に手を止めるな!」

「分かりました。手加減無しでいきますよ。こちょこちょこちょ♪」

「うぐっ!?ひゃぁぁっははははははは!!い、いきなりやっ、!ぁっっはははははははははひゃぁぁっくひゅぐっだぃぃぁぁぁっははははははひぃぃぁぁっはははははははは!」

アハティアは、無防備に開かれたエムロの腋の下をこちょこちょと容赦なく爪を立ててくすぐる。

昨日散々くすぐられたおかげだろうか。
アハティアにくすぐられる度、身体がどんどん敏感になってよわよわになっている気がする。

エムロがふと視線を上に向けると、アハティアが顔を覗き込むようにして「こちょこちょ」と囁きながらくすぐっているのが見えた。

思わず赤面して顔を横に反らそうとするも、その前にアハティアの太ももで顔を挟まれてしまい、真っ直ぐ上を向く形で固定されてしまった。

「こちょこちょこちょ…くすぐったい?エムロ?」

「ひゃぁぁっははははく、くしゅぐっだぃぃっははははははははぁぁっはははははわ、腋だめぇぇぇっははははははははははははそこやめてぇぇぇっ!!」

「腋の下止めて欲しいのですか?では今度は首筋を…こちょこちょこちょ。」

あまりのくすぐったさに我慢できず、止めてという言葉を発してしまったが、アハティアはくすぐり自体を辞めることは無く、今度は無防備に晒された首筋を器用な指先でこしょこしょとくすぐっていく。

喉仏のあたりをさわさわと撫でられる度、エムロの口から甘いくすぐったい声が漏れてしまう。

「ひぃぃぁひゃぁぁっ!!ぁぁっははははく、首くしゅぐっだぃってばぁぁぁぁっはははははひゃぁぁひゃだぁぁぁっはははははは!!ひぃぃがまんできないからぁぁぁっははは!」

頭を振って首筋に襲いかかるくすぐったさを和らげることすら許されず、アハティアのムチムチとした健康的な太ももの感触を頬で感じながら悶えさせられる。

ひぃひぃと笑うエムロの口元から、まるで幼い子供のように情けなく涎が垂れ落ちてしまう。

アハティアはエムロを見下ろしながら、自分のくすぐりでエムロが笑い悶えている姿に愛おしさと、微かな興奮を覚えていた。

ふとアハティア視線を上げると、まだ皮の被ったエムロのペニスが大きく興奮しているのが見えた。

_もっと、気持ち良くさせてあげたい♡

初めてアハティアは、幼い主に対して少しだけ「意地悪」をしてみたくなった。

「ひゃぁぁっはははは、あ、アハティアぁぁっはははや、ひゃめぇぇっえへへへへへ!!ぁぁぁぁっはははははははは!!や、ひゃめぇぇっでぇぇっはははははははははは!!」

「こちょこちょ…今何か言いましたか?エムロ♪」

エムロが「止めて」という言葉を発しそうになると、腋の下の窪みを激しくこちょこちょと引っ掻いて邪魔をしたり、脇腹にまで手を伸ばしてもみもみとツボを刺激して言わせないようにする。

これまでとは明らかに異なるアハティアのくすぐり責めの変化にエムロも気づいており、泣いて悦びながら悶えさせられていた。

ひぃひぃと苦しそうに笑うエムロを見て、やり過ぎてしまったと思ったのか、アハティアも少しくすぐりの手を緩める。

「ひぃぃっ…はぁっ…ひゃぁっはは…も、もうひゃめ…ぅぅっ!?うぷっ!!うぅっ!!!」

アハティアは、エムロの顔全体に自分のおっぱいを押し付けるようにして圧迫してしまった。

「…大きな声で笑っているとお屋敷の方に聞こえてしまいますし、喉を痛めてしまいますよ、エムロ♪お口を塞がせてくすぐらせて頂きますね。」

アハティアは、エムロの鼻や口をしっかりと塞ぎつつ、窒息してしまわないように今度はソフトに優しくこちょこちょとくすぐっていく。

首筋をゆっくりと指で撫で回し、腋の下をさわさわとあくまでもソフトにくすぐる。

エムロが気持ち良くなれるように、時折乳首や胸周りを人差し指ですーっと愛撫していく。

その度にエムロのおちんちんが、今にもイッてしまいそうにビクン、ピクンと痙攣している。

(あ、アハティアぁぁっ!!く、くしゅぐったぃっっ!!ぁぁそこ撫でないでぇぇっひゃぁっ、気持ちぃぃからぁ…)

エムロの方は、アハティアの大胆な行動に驚きと、くすぐったさと気持ちよさと息苦しさで頭がおかしくなっちゃいそうだった。

自分の顔を柔らかいおっぱいの感触に包まれている…。
それに、胸元から女性のエッチな匂いがして、今にも射精してしまいそうになる…。

くすぐったくて、気持ち良くて…
エムロのペニスが限界を迎える直前、アハティアはくすぐりの手を止め、おっぱいで塞いでいた口を自由にする。

「はぁっ…ぇっ……ぁぅ…そんなぁ……はぁっ…あ、アハティアぁぁっ……な、何で止めるのぉ……ぅぅっ…」

「も、申し訳ございません。その…呼吸が苦しそうでしたので、これ以上は危険かと判断しました。」

エムロの顔は、涎を垂らして涙目になって、今にも泣き出してしまいそうな程声が震えていた。

とても可愛そうで、可愛い表情のエムロを見て、アハティアは思わず優しく頭を撫で撫でする。

「可愛いですね、エムロ♪少し意地悪してしまいましたので、お詫びに気持ちよくさせてあげますね。」

エムロの力無く開かれた脚の間に移動するアハティア。
そして、エムロの今にも射精してしまいそうなおちんちんを、おっぱいの谷間でぎゅーっと挟み込む。

「ひゃぅっ!?ぁっ、ぁぁっだっ、だめぇ出るっ!!」

ピュルルルル♡ピュルル…ドピュッ♡

柔らかいおっぱいの感触に包まれた途端、腰が抜けそうになるほどの快楽に耐えきれず、あっという間に胸の中で射精してしまうエムロ。

アハティアの胸から、大量の白い精液が垂れ落ちる。

「んっ…もうイッてしまったのですか?まだまだ、これからですよ?こちょこちょこちょ♡」

「ふぁぁぁぁっ!?ぁぁっ、ひゃぅぅぁっ、ぁぁっらめてぇぇっぁぁっははははそこひゃめぇぇっぁぁぁっ!!」

エムロの肉棒をおっぱいで挟みこんだまま、玉袋や蟻の門渡り、脚の付け根に指を這わせてこちょこちょと指でくすぐっていくアハティア。

思春期の少年にとって敏感な性器周りのくすぐりに耐えられる筈もなく、先程イッたばっかりのおちんちんはあっという間に固くなってしまった。

それを見たアハティアは、自分の胸で挟み込みながら、亀頭の部分を「パクリ♪」と口に含んでフェラしてしまう。

「いっひゃぁぁぁっ!?ぁぁぁっあ、アハティアぁぁぁっぁぁっひぃぃぃぃそれひゃぁぁきつぃぃぁぁぁっはははさっきイッたばっかだからぁぁぁっははは!!」

「じゅる……じゅる♡れろれろ……♡」

亀頭を舌で丁寧に優しく撫で撫でとくすぐられ、あっという間に2回目の射精をしてしまうエムロ。

「んっ……♡んむっ♪……♡」

少年の精液を、全部口の中で受け止めて、最後まで飲み干すようにご奉仕するアハティア。

ようやくパイずりフェラが終わり、全てを出しきった時には、腰をビクン、ビクンと痙攣させて、白眼を剥いて涎を垂らしながら気持ちよさそうな表情で眠りに堕ちるエムロの姿があった。

……
夕刻となり、オレンジ色の日差しがエムロの自室に差し込む。

エムロが気を失った後、アハティアは彼の身体を優しく丁寧に拭き取り、布団をかけて寝かしつけていた。

30分、あるいは小1時間もすれば目が覚めるだろうと思っていたが、エムロはすぅすぅと気持ち良さそうな寝息を立てて眠り続けていた。

先程は調子に乗ってやり過ぎてしまったのだろうか。
あるいは、昨夜あまり寝つけず疲労が貯まっていたのだろうか。

せめて、エムロが目を覚ました時に安心できるよう、側にいてあげよう。_寂しくないように。

ぽんぽんとエムロの頭を撫でて、自分も布団に入り添い寝をしていると、何だか急に眠気に誘われるようにして、ゆっくりとアハティアも眠りに堕ちたのだった。

「…んん~…あれ…今何時だろう…ん…?アハティア……アハティア!」

エムロは驚いていた。
一つは、自分が夕刻まで眠っていたことに。
もう一つは、自分の隣でアハティアが添い寝をしていたことに。そっと、アハティアの頬に手を添えて呼び掛けていると、ようやく彼女は目を覚ました。

「……ぁっ、んっ…エムロ…?はっ、も、申し訳ございません。添い寝をしている内に眠ってしまいました…」

慌てて飛び起きるアハティアに、エムロは叱責したりせず、優しく声を掛けた。

「おはよう、アハティア。よく眠れた?」

「…おはようございます、エムロ。夕刻までゆっくり休めましたよ。」

お互いにまだ、服を着ていない姿でベッドの上に横並びで会話をしている。

エムロはアハティアに対して、ずっと、ずっと言いたくて、中々切り出せなかった”最後の命令”を伝えようとドキドキしていた。

アハティアの方も、エムロが何か自分に対して大事なことを伝えようとしている雰囲気を感じ取り、静かに、話してくれることを見守っていた。

深呼吸をして、改めて身体をアハティアに向けるエムロ。

「あ、アハティア……!」

「はい。…どうなさいましたか?」

アハティアの優しい眼を見つめながら、
ゆっくりと、言葉を紡ぎ出す。

「アハティア…、僕の、お姉ちゃんになってください…!これから屋敷の中でも、外でも、僕に敬語を使わなくていい。僕のことを主だと意識しなくてもいい。だから、僕のことを、弟だと思って接して欲しい……お願い…」

エムロの告白は、アハティアにとって概ね想定していたものであった。

初めて、エムロと奴隷市で出会った時から、自分のことを”姉”として見ているのではないか、という疑問が、くすぐられて楽しそうに、幸せそうに笑っている姿を見て確信に変わった。

_きっと、”くすぐられたい”というエムロの願いは、無意識の内に沢山我慢して、誰にも打ち明けられないものであるからこそ、私に伝えてくれたのだろう。

愛おしく、健気なエムロが、まるで本当の家族であり、”弟”であるようにアハティアは感じていた。

もちろん、エムロへの返事は決まっていた。

「いいよ、エムロ。お姉ちゃんになってあげる♪」

「ほ、本当に……?」

「えぇ♪私のことお姉ちゃんって呼んでみて?エムロ♪」

「…お姉ちゃん、お姉ちゃん!!」

気が付けばエムロは、アハティアの胸に顔を埋めるように、ぎゅーっと抱きついていた。

甘えるエムロを抱きしめて、優しく頭をよしよしと撫でるアハティア。

力を抜いてアハティアに身を委ねるエムロの姿は、貴族というベールを脱いだ年齢相応に甘えたがりな少年のようだった。

それに応えるように、アハティアはエムロの気が済むまでゆったりと甘えさせていた。

時々、からかうようにエムロの背中を人差し指でツーっと撫でたり、首の後ろをさわさわ♪とくすぐるアハティア。

「ひゃぅっ!ぁっ…っふふ、く、くしゅぐったいよお、お姉ちゃん…!」

「エムロはくすぐられるのが好きだもんね?どうする、もう止める?」

エムロの耳に「ふ~っ♪」と息をふきかけて囁くアハティア。吐息が耳にかかる度、ゾクゾクとしたくすぐったい刺激でさらに力が抜けてしまいそうになる…。

「ぁっ…ひゃぅっ…お、お姉ちゃん…」

「なあに?どうして欲しいのかちゃんとおねだりして?」

一旦くすぐるのを止めて、おっぱいに埋もれているエムロの顔を引き離す。

エムロはアハティアにほっぺたを両側から優しく手で掴まれて、目を見て話す形になる。

「その……く、くすぐられながら、エッチなこと…したい」

「エッチなこと?そっかぁ。エムロはお姉ちゃんとしたいんだ?ふふっ、いいよ♡」

「うわっ、んっ、んむっ、んんんっー!」

「んっ♡ちゅっ、れろれろ…♡」

アハティアに無理やりベッドに仰向けで押さえつけられ、顔を手で固定されたままキスをされる。

エムロより力も強くて体格の良いお姉ちゃんに馬乗りされると、ほとんど抵抗できずされるがままに口内を舌でくすぐり犯される。

くすぐったくて、気持ち良くて、段々頭がぼーっとしてくる…何か、イケナイ大人の行為をしているようで、性経験の乏しいエムロはそれだけでペニスを大きく興奮させていた。

長い長いディープキスが終わる頃には、エムロの顔は快感に浸ってすっかりとろとろになっていた。

「んぐっ、ぷはぁっ…はぁっ…はぁ…お、お姉ちゃん…はぁっ…ひゃうっ、!?ぁぁっ、そこはっ…ぁぁっ♡」

口にたまったアハティアの唾液を飲み込みながら、必死に呼吸を整えるエムロ。

その一方で、興奮したアハティアはもう我慢できないとばかりに、エムロのそそり立ったモノを優しく手で握っていた。

「エムロ、もっと凄いことしよっか♪」

エムロの腰のあたりに膝立ちになり、ゆっくりゆっくり、腰を下ろして女性の秘部に導いてく。

「ひゃぅっ、お、お姉ちゃん!!ぁぁっ、あっ、入っちゃう、ぁぁっ、ひゃぁぁぁぁっ、!!」

敏感な亀頭がぬぷぬぷと熱い肉壁に包まれていく度、これまで経験したことの無い快感がエムロの身体を駆け巡る。

ぎゅーっと、シーツをぐしゃぐしゃに掴んで何とか我慢しようとするエムロを嘲笑うように、アハティアはゆっくりと根元まで挿れていく…

完全にエムロのおちんちんが膣内に入り、アハティアはストンとエムロの腰に体重をかける。

そして……ゆっくりとエムロの目の前で見せつけるように、両手をワキワキさせながら腋の下へと近づけていく。

「ひぃっ、お、お姉ちゃん…い、今くすぐられたら…我慢できない…おかしくなっちゃう…!!」

「エムロ?…ふふっ、おかしくなっちゃえ♪こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~♪」

「ひぅぅっっひゃぁぁぁっぎゃぁぁっはははははあはっ、ひゃぁっはははははははひぃぃひゃぁぁっははははぁぁっ!!くしゅぐっだぃぁぁぁっはははだめぇぇぁぁっはははいっ、イッちゃぅぁぁぁぁぁっははははははははははははは!!」

ピュルルルル、ピュル…ピュル♡

「んっ、んっ、もうイッちゃったんだ…?でも、まだまだ止めてあげないよ?」

きゅーっと力強く膣を締め付けながら、パンパン♪とエッチな音を立てて腰を上下に動かすアハティア。

また、エムロの腋の下をこちょこちょとくすぐり、脇腹をもみもみさわさわと器用にくすぐり犯していく。

イッてる最中でも、こちょこちょと腰の動きは止めず、まるで精液を根こそぎ搾り取るかのように騎乗位で責め立てる。

萎える暇も与えられず、エムロの若いペニスはまた大きくなっていく…

「ひぃぃひゃぁぁっははははは!!こ、こちょこちょひゃめてぇぇぇっははははは!!い、今イッたぁぁぁっははははははははは!!イッたばっかだからぁぁぁっはははははだめぇぇぇおかひくなるぅぅぁぁぁっはははは!!」

「こちょこちょ♡こちょこちょ気持ち良いね?エムロはお姉ちゃんとエッチなことしたかったんだよね?じゃあ、もっと頑張れるよね、エムロ♪」

おちんちんも腋の下も脇腹も首筋も、全部全部こちょこちょされてくすぐったぃぃっ!!

ピュルル…♡ドピュッ…♡

アハティアの中で2回目の射精をしてしまうエムロ。
あまりのくすぐったさと快感で抵抗する力も無くなって、されるがままに全身をこちょこちょされてくすぐりイカされてしまう。

すっかりエムロの顔は涙や涎でぐしゃぐしゃになって、人に見せられないような恥ずかしい姿になっていた。

「あっ♡んっ、エムロ、お姉ちゃんと一緒に気持ち良くなろ?」

さらに一際ぎゅーっと力を入れて膣内でおちんちんをくすぐり犯していく。

エムロの上半身をこちょこちょと這う指も速くなり、容赦の無いくすぐったさが駆け巡る。

「ひゃぁぁっははははは♡ひぃぃっぁぁお、お姉ちゃんぁぁぁっはははははははひゃぁぅま、またイッちゃうぁぁぁっははははははははだ、だめぇぇっっ!!」

「んっ、んっ♡ぁぁっ、私もだめっ、イッちゃう♡ぁっ!」

エムロの3回目の射精と同時に、アハティアも絶頂を迎えた。暫くじっと快感の余韻に浸った後、エムロの身体の上に倒れこむように、ぎゅーっとハグをする。

「ひぃっ…ひぃっ…ひひ…はひぃっ♡」

体力の無いエムロは、すっかりと全身の力が抜けて白眼を剥いてアハティアの身体の下でピクピクと痙攣していた。

アハティアはすっかりぐしゃぐしゃになったエムロの顔を撫でながら、開かれた唇におやすみとキスをした。

____________________________________________________________________________________

エピローグ

エムロに”お姉ちゃん”ができた日から、まるでこれまでとは別人のように変化が目に見えていた。

屋敷の中でどこに行くにも、エムロがアハティアにべったりと付いて甘えている。

また、エムロはこれまでのように、他のメイド達に対して冷たく接することも罵倒することは無くなり、敬意を持って接するようになった。

もしかすると、エムロが他のメイドに強く当たっているのを見たアハティアが、しっかりと”躾”をしていたのかもしれない。

エムロの父親も、長い仕事から屋敷に帰った時にはまるで姉弟のように二人が接しているのを見て驚いていた。
しかし、以前と比べて明るい表情になったエムロの様子は、父にとっても嬉しいものであった。
アハティアに対しても、息子を変えてくれたことに対するお礼から、実の娘のように接するようになった。

エムロは、自室でのベッドの上でアハティアにこちょこちょをおねだりして過ごすことが多かったが、次第に、自室の外でもくすぐりを求めるようになった。

他のメイド達が見ている前で、「こちょこちょこちょ~♪」と楽しそうにくすぐられているエムロ。
すっかりと「くすぐられることが好きな性癖」はメイドにもバレてしまい、エムロが一人で過ごしている際にメイドからもこちょこちょとくすぐられからかわれていた。

アハティアは、エムロのお姉ちゃんとして愛情だけではなく、時には一人前の男の子になって欲しいという思いから、エムロが何か悪いことをしたら厳しくこちょこちょでお仕置きをするようになった。

複数人のメイドでエムロをベッドに大の字で押さえつけ、裸にしてこちょこちょこちょ…

「ひぃぃひゃぁぁっはははご、ごめんなさぃぃぃお姉ちゃんごめんなさぃぃぁぁっははははは許してくださぃぃっ!!」

アハティアは心を鬼にして、ちゃんとエムロが心から反省してごめんなさいを言えるまでくすぐって躾ていた。

もちろん、しっかりとエムロが反省した後は優しさと快楽を与えることは忘れなかった。

こうして、屋敷の中でエムロとアハティアは笑いが絶えない、幸せな日々を過ごすのであった。

~fin

閲覧はこちら

戻る